ボトックス注射でしわ取りや小顔効果を実感！副作用や痛みは？

高い美容効果を期待できる方法として、ボトックス注射があります。
ボトックス注射は、しわや小顔に効果を発揮します。
ボトックス注射の施術は短時間で済むため、美容の悩みを手軽に解消できるのが魅力です。
周囲の人に気付かれずに美容効果を得たいという人でも、ボトックス注射なら問題なく利用できます。
ボトックス注射にはどのような効果や副作用があるのでしょうか。
今回は「ボトックス注射でしわ取りや小顔効果を実感！副作用や痛みは？」について解説します。

ボトックス注射とは？種類や安全性について解説！

ボトックス注射とはどのような治療法なのでしょうか。
ボトックス注射の施術を受けるなら、その働きについてもしっかりと理解しておいたほうが安心です。
ここでは、ボトックス注射の種類や安全性について解説します。

ボトックス注射とは

ボトックスは、ボツリヌス菌から生成したタンパク質を薬として加工した製品の名称です。
アメリカのメーカーが商標権をもっています。
ボツリヌス菌から生成したタンパク質は、ボツリヌス・トキシンとよばれています。
ボツリヌス菌は食中毒の原因となる菌です。
そのため、そのままでは人間に害のある存在ですが、正しく扱うことで薬として高い効果を発揮します。
ボトックスを注射すると筋肉が萎縮し、しわ取りやたるみの解消に役立ちます。
また、脚痩せや多汗症の治療などにも効果的です。

ボツリヌス・トキシン製品の種類

ボツリヌス・トキシン製品には、いくつか種類があります。
しわ取り治療で多く利用されているボトックスは、世界で最も大きなシェアを誇っています。
また、ボトックスは日本の厚生労働省の認可も受けている製品です。

ボツリヌス・トキシン製品は、ボトックス以外にも世界各国で作られています。
韓国やイギリスなどのメーカーは、ボトックスのジェネリック薬品を製造・販売しています。
これらの製品は、ボトックスに比べて安く施術を受けられるのが大きな利点です。

ボトックス注射の安全性

ボトックス注射は、安全性の高い薬としてたくさんの支持を得ています。
まれに副作用が出ることもありますが、正しく施術すればその心配もほとんどありません。
ボトックスは日本の厚生労働省の他にも、米国食品医療品局（FDA）から承認を得ています。
そのため、ボトックス注射は美容医療で広く利用されています。
ダウンタイムも少ないので、注射を受ける側も気軽です。
美容について少しでも気になる部分があるなら、ボトックス注射を利用すると安心して悩みを解消できます。

施術方法と流れを解説

ボトックス注射は、スムーズな流れでしっかりとした施術を受けられます。
時間をかけずに手軽におこなえるのも、ボトックス注射の魅力のひとつです。
ここでは、ボトックス注射の施術方法とともに施術の流れについて解説します。

施術方法

ボトックス注射の施術方法は、細い針を使ってボトックス製剤を患部に注入するというものです。
医師のカウンセリングや診察もありますが、施術そのものは5～10分程度で終わります。
麻酔テープをはってから施術するので、痛みを気にする必要もありません。

ボトックス注射は日帰りで受けられるため、クリニックの予約状況に空きがあればいつでも利用できます。
施術してから回復までの時間が短く、施術後も普通に日常生活を送れるので安心です。
家族や周囲の人にも気付かれずに、高い美容効果を得られます。

施術の流れ

ボトックス注射をするときに最初におこなわれるのがカウンセリングです。
施術したい部分や施術方法などについて相談できます。
その後、カウンセリングをもとにして医師が実際に筋肉の状態を確認します。
施術が可能かどうか、施術によって悩みを解消できるかどうかを詳しくチェックしてもらえるので、ボトックス注射が初めての場合でも安心です。

そして、ボトックス注射を打つ前に麻酔テープをはり、痛みを軽減するための処置をします。
十分に麻酔が効いてきたら、いよいよ施術です。
細い針を使ってボトックスを注射していきます。
ボトックス注射は、1つの部位なら5分程度で終了します。
施術後も腫れや痛みはほとんど出ないため、メイクをして帰ることも可能です。

ボトックス注射の副作用や痛みは？

ボトックス注射は安全性が高い施術方法であり、副作用や痛みは基本的にはありません。
ただし、なかにはまれに副作用や痛みの症状が出る場合もあります。
ここでは、ボトックス注射の副作用や痛みについて解説します。

副作用

ボトックス注射をおこなっても、副作用はほとんど出ません。
ただし、まれに副作用が出ることもあります。
たとえば、額にボトックス注射をしたときには眼瞼下垂の症状が出る場合があります。
眼瞼下垂は目が開けにくくなったり、まぶたが重く感じたりする症状です。
目が細く見えるようになり、顔の印象がきつくなるケースもあります。

また、以前に比べて表情が出しにくくなることもあります。
これは、ボトックス注射が筋肉に働きかけをおこなってしわを伸ばすためです。
表情が硬くなったり、無表情な印象になったりする可能性があります。

痛み

ボトックス注射は、麻酔をかけたうえで施術します。
施術に使用する麻酔テープは希望に合わせてはってもらえるので、治療中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
針によるチクッとした痛みがわずかにある程度です。

ボトックス注射の施術後は、患部の腫れや筋肉の痛みが出ることもまれにあります。
また、引きつった感じがする場合もあります。
ただ、いずれも1週間から1カ月程度で症状は改善するため心配はいりません。

ボトックス注射で期待できる美容効果や治療とは？

ボトックス注射は、美容や体のさまざまな悩みに対してアプローチできます。
自分の力ではなかなか改善しにくい問題も、ボトックス注射なら簡単に解決することが可能です。
ここでは、ボトックス注射に期待できる美容や治療の効果について紹介します。

しわ取り効果

ボトックス注射には、眉間や目尻などの気になるしわを目立たなくする効果があります。
いつの間にかできてしまう、ほうれい線にも高い効果を発揮するのがうれしいポイントです。
これらのしわの原因は、顔の表情筋を動かすことにあります。
ボトックス注射を利用すれば、顔の表情筋の働きを抑制することができるため、しわを効果的に軽減することが可能です。
ボトックス注射にはしわを予防する効果も期待できるので、定期的に利用すればしわのない肌を継続できます。

小顔効果

ボトックス注射を利用すれば、小顔効果も狙えます。
発達したエラにボトックス注射をすると、少しずつ筋肉を委縮させることが可能です。
一度で大きな効果を出すのは難しいですが、定期的にボトックス注射を受けていくと徐々にエラが目立たなくなります。
少しずつ小顔になっていくので、まわりの人にも変化を気付かれません。
ボトックス注射なら、理想的でシャープなフェイスラインをさりげなく実現できます。

足痩せ効果

ボトックス注射は顔だけでなく、脚痩せにも高い効果を発揮します。
発達した脚の筋肉にボトックス注射を施術すると、その働きを弱めることが可能です。
その結果、脚が細く引き締まるので、女性らしい華奢な脚のラインが出るようになります。
脚の筋肉は日常的に使われるため、落とすのがとても難しいです。
しかし、ボトックス注射を利用すれば、スポーツや立ち仕事など日常の中でついてしまった筋肉も簡単に目立たなくできます。

多汗症治療

ボトックス注射は、多汗症の治療にも効果的です。
手のひらや足の裏など、汗が気になる部分にボトックス注射をすると汗腺の働きを弱めることができます。
また、ワキの多汗症が気になる場合にも、ボトックス注射で症状を緩和できます。
ワキガの臭いの抑制も可能です。
ボトックス注射ならメスを使わず短時間で治療を済ませられるので、多汗症の悩みを簡単に解消できます。

メリットとデメリット

ボトックス注射にはたくさんのメリットがありますが、なかにはデメリットもあります。
実際に施術を受けるなら、ボトックス注射のデメリットまでしっかりと把握しておきましょう。
ここでは、ボトックス注射のメリットとデメリットについて説明します。

ボトックス注射のメリット

ボトックス注射は、施術時間が5～10分程度ととても短いです。
また、メスを使用しない施術方法なので、傷跡が残る心配がないという点も安心できます。
ボトックス注射は、手軽に受けられるところが大きな魅力です。
さらに、ボトックス注射には、施術をした後に少しずつ効果が出てくるという特徴もあります。
いきなり大きな変化が出るわけではないので、周囲の人に気付かれずに施術を受けられます。

デメリット

メリットが多いボトックス注射ですが、デメリットもないわけではありません。
ボトックス注射は、効果を実感できるまでに1～2週間程度の時間がかかります。
初めて施術を受けた後はほとんど効果が分からないので、不安を感じる可能性もあるでしょう。
また、ボトックス注射の効果が持続する期間は、4～６カ月程度です。
施術の効果を維持したいなら、定期的に施術を受け続けなければなりません。
そのため、金銭面の負担もかかります。

料金の目安

ボトックス注射の料金は、施術を受けるクリニックによって異なります。
また、使用する製剤の種類や施術を受ける部位によっても料金は変わります。
たとえば、顔のしわ取りなら、金額の相場は1～5万円程度です。
ボトックス注射による治療の中でも比較的安く施術が受けられます。
小顔治療であれば 5～10万円程度が相場です。
さらに、脚痩せの場合は10万円～20万円程度かかります。
なお、多汗症やワキガの治療をするためには、10～15万円程度が必要になるケースが多いです。