ダーマペン4のダウンタイムや施術後の注意点とは何でしょうか?

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2021/05/14 更新日:2020/12/03

ダーマペン4は肌トラブルを改善するための方法ですが、施術する時の注意点やダウンタイムなどを理解しておきたいと考える人は多いでしょう。
この記事ではダーマペン4を施術した後の注意点やダウンタイムの説明をはじめ、そのメカニズムや施術によってもたらされる効果などもまとめています。
この記事でダーマペン4について理解を深め、肌トラブルを抑えるために気をつけておきたいポイントがわかりますので参考にして下さい。

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ダーマペン4はどんな施術方法か?
ダーマペン4は肌に関する悩みを改善する施術方法です。
ここでは施術内容やメカニズム、効果についてそれぞれまとめました。

ダーマペン4のメカニズム

ダーマペン4は先端に極細の針がついた器具の名称です。
施術はこの器具を使用して肌に微細な穴を一時的に開けることで行われます。
肌に小さな傷をつけて穴をあけると、肌の自然治癒能力がそれを直すために働いて線維芽細胞が活発化します。
そうすることで肌本来が持っている回復力が高まり、線維芽細胞がコラーゲンやエラスチンを生成するようになるのです。
コラーゲンやエラスチンはハリのある美しい肌のために欠かせない成分。
これらがダーマペン4の刺激によって多く作られることで肌の若返りを促し、トラブル改善につながります。

ダーマペン4の効果

では具体的に、ダーマペン4の効果とは何なのでしょうか。
ダーマペン4はニキビ跡やクレーターをはじめ、毛穴の開きや小じわ、肌のたるみなど、様々な肌トラブルへの効果が期待できる施術方法です。
極細の針で肌表面に小さな傷をつけ、肌が本来持っている自然治癒能力を高めていきます。
治癒能力の活性化はコラーゲンやエラスチンなど健康な肌を整えるために必要な成分を増加させてくれます。
コラーゲンやエラスチンが肌に増えることで新陳代謝が促進され、それが肌トラブル改善につながるのです。

ダーマペン4の特徴

ここでは、ダーマペン4の特徴について説明します。
ダーマペン4は先端についた細かい針を肌の表面にあてて一時的に小さな傷を作ります。
針の太さは髪の毛よりも細い極細ですのでつけた傷が目立つことはほとんどありません。
小さな傷を一時的に作ると、肌が元々持っている回復力が向上します。
肌の自然治癒能力を利用して肌トラブル改善につなげるのがこの施術の目的です。
ダーマペン4についている針は常に改良され、最新型は従来機と比較しても痛みや腫れを軽減することができるのが特徴です。
さらにこれまでよりも細かい範囲まで施術することが可能になったので、それに比例して肌トラブル改善へのさらなる効果も期待できます。

ダーマペン4のダウンタイム・施術後の注意点

ダーマペン4のダウンタイム・施術後の注意点
ダーマペンは肌に負担の少ない施術方法ですが、効果を高めるためには施術後にダウンタイムや注意点をしっかり守ることが大切です。
ここではダウンタイムや施術後に注意したいポイントをまとめました。

ダウンタイム

施術を受ける前に、今一度ここでダウンタイムについてしっかりと確認しておきましょう。
ダーマペン4は、ダウンタイムの時間が少ないこともメリットの一つです。
施術した日は洗顔や入浴は控える必要がありますが、施術してから3時間後には酸を使用していない化粧水やクリームを塗布することができます。
施術した日からシャワーを浴びることも可能です。
ただし、肌に刺激を与えないよう当日のシャワーの際に洗顔はしないようにして下さい。
ダウンタイムの間は肌に赤みが出ることがありますが、数時間で引くことが多く、メイクは翌日から行うことができます。
翌日以降赤みが出てもメイクで隠すことができますので、目立つことはありません。
肌の赤みは施術した当日から翌日まで残る程度で、3日以降はあまり出てくることはないでしょう。
また内出血やかさぶたができたり、傷跡ができたりする心配もありません。

注意点

ダーマペン4の施術後はいくつか注意点があります。
まず施術後は日焼けをしないように気をつけて下さい。
日焼けをすると施術したシミになってしまいますので日差しの強い場所などは避けるようにしましょう。
洗顔は施術した翌日から行うことができますが、肌をごしごし洗ったり洗顔ブラシを使ったりするなど、刺激は与えないようにして下さい。
施術後の肌は軽い炎症を起こしている状態でとてもデリケートです。
そのため飲酒や入浴、サウナなどの体温が上がる行為は控えた方がベストでしょう。
首から下のシャワーに関しては問題ありませんが、顔に当てないように気をつけて下さい。
また、重症の糖尿病・膠原病の方、ケロイド・皮膚炎がある方、金属アレルギーの方は施術を控えてもらう場合がありますので注意してください。

冬から春にかけての施術がおすすめ

冬から春にかけての施術がおすすめ
ダーマペン4の施術をする場合は、冬から春にかわる時期を検討するのがおすすめです。
ダーマペン4を施術した直後は肌が軽く炎症して赤みが出た状態です。
そのため施術後は刺激を避けるためにもマスクを着用して帰宅します。
しかし夏は気温が高いため、顔全体に汗をかく上にマスクの中も蒸れて高温になってしまいます。
日差しが強いこともあり中には日焼け止めを使用する人もいるでしょう。
これらはすべて施術後の肌に刺激を与えますので夏はダーマペン4の施術に適していないと言えます。

一方冬から春にかけては気温が低いため汗をかくことがあまりありません。
ダーマペン4施術を行った日は洗顔とメイクを控える必要がありますが、この季節は日差しが弱いので日焼け止めが必要になることもほとんどなく、メイクをしなくても不便を感じることもないでしょう。
風邪予防や花粉症でマスクをしている人も多いので、赤みを隠すマスクも不自然にならず使用することができます。
施術後の環境を考えると季節を考慮して検討する必要があるでしょう。

ダーマペン4の効果をより発揮するヴェルベットスキン

ダーマペン4の効果をより発揮するヴェルベットスキン
ダーマペン4は肌トラブル改善効果が期待できる施術ですが、ヴェルベットスキンはその効果をより発揮するとして人気が高まっている施術方法です。
この段落ではヴェルベットスキンについて説明します。

ヴェルベットスキンとは

ヴェルベットスキンはダーマペン4にマッサージピールを組み合わせた施術です。
マッサージピールはコウジ酸・トリクロロ酢酸・過酸化水素水で組み合わせたもので、これらはそれぞれ肌に有効に働きかけます。
コウジ酸は美白と保湿の両方の効果を兼ね備えた成分。
トリクロロ酢酸はコラーゲンが肌で新たに生成されるのを促し、過酸化水素水はトリクロロ酢酸の剥離作用を抑制します。
過酸化水素水は同時に線維芽細胞の成長因子を増やし、トリクロロ酢酸のサポートとしても働きます。

ヴェルベットスキンの施術は最初にダーマペン4で肌に微細な穴を開け、そこにマッサージピールを塗っていきます。
こうすることで肌への浸透率が上がりますので、ダーマペン4だけで行うよりも肌の再生機能効果が高まります。
肌が再生されるとコラーゲンとエラスチンが生成されますが、ヴェルベットスキンはダーマペン4とマッサージピールの両方を使用しますので、生成が促進されてさらに美しい肌に導く効果が期待できるのです。

ヴェルベットスキンの施術の流れ

ヴェルベットスキンの施術の流れの詳細は以下の通りです。
まず肌の状態と治療方法の紹介、さらに治療を行う上でのメリット・デメリットについても細かく説明してから治療方法を決定します。
はじめに施術する場所に麻酔を塗布し30分ほど待ちます。
それからダーマペン4で肌の表面に微細で一時的な穴をあける施術をし、そこへマッサージピールを塗っていきます。
マッサージピール塗布後はフェイスマスクで肌に刺激を与えないよう沈静し、それから肌の状態を確認します。

肌トラブルの原因と対策

肌トラブルの原因と対策
肌トラブルには様々な要因がありますが、中でも大きなダメージを与えるのが乾燥と日焼けです。
乾燥は肌の免疫力を低下させるだけでなくシミやそばかすの原因になることもあります。
日焼けは乾燥を引き起こす原因となり、浴び続けると肌を老化させることもあります。
この段落では肌トラブルの原因とその対策方法についてそれぞれ紹介します。

乾燥

乾燥は肌トラブルを起こす原因のひとつです。
人間の肌はターンオーバーという仕組みがあり、それによって約6週間のサイクルで新しく生まれ変わることができます。
しかし肌の乾燥を放置したままにするとターンオーバーが難しくなってしまいます。
ターンオーバーができない肌は角層細胞が未熟な状態で生成されます。
角層細胞は乾燥から肌を守る保湿機能と刺激から守るバリア機能を持っていますが、未熟な状態だとこれらの機能性が乏しい状態ですので、さらに肌の乾燥が進むという悪循環に陥ってしまいます。

肌の乾燥はメイクの時にノリが悪くなるだけでなく、免疫力の低下、シミやそばかすなど他の肌トラブルを誘引することもあるのです。
肌を乾燥から守るためには洗顔から見直すことが大切です。
洗顔をする時は洗顔料をしっかり泡立てて泡をクッションにして優しく丁寧に洗いましょう。
泡立てにくい場合は洗顔ネットを使用するとしっかりとした泡を作ることができるのでおすすめです。
洗顔をする時に大切なのは、肌の表面をごしごしこすらないことです。
洗った後はぬるま湯ですすぎ、泡が残らないようにします。

タオルも顔をごしごしとふくのではなく、押し当てるようにして優しく水気を吸い取ってあげましょう。
洗顔後の肌はデリケートな状態ですのでタオルは柔らかいものを選ぶようにして下さい。
摩擦などで刺激を与えないように顔を拭き、乾燥を防ぐために化粧水や乳液を使用します。
これらを顔に塗る時にはコットンを使用せず、それぞれ手で温めてから顔に伸ばしていくのがおすすめです。
肌の乾燥に悩んでいる人は保湿を重視したタイプの化粧水や乳液を使用してもいいでしょう。

日焼け

紫外線による日焼けも肌トラブルを引き起こす原因のひとつです。
紫外線を浴び続けた肌は内部にあるバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると水分が蒸発しやすくなるため肌の乾燥が進み、先に述べたようにターンオーバーが難しくなるのです。
肌からバリア機能が失われると、紫外線を浴びた時にメラニン色素が過剰に生成されるような状態を引き起こします。
健康な肌はメラニンを外に排出しますが、ダメージのある肌は色素が沈着され、これがシミやそばかすの原因となります。

日焼けを防ぐためには日焼け止めを使用することも有効です。
日焼け止めに表示されているSPF値は、日焼け止めの効果がどれくらい持続できるかを表したもので、高いほど紫外線をカットする効果が期待できます。
PA分類は皮膚が老化する原因となる紫外線A波を防ぐための要素です。
PA分類は+で表示されていますが、効果の目安としてはプラスが多いほど強くなります。
また、日焼け後の肌は乾燥していますので保湿を徹底するようにしましょう。

日焼けした後の肌は軽くやけどをしたような状態です。
バリア機能が低下しているので石鹸でこすりすぎると肌を傷めてしまいます。
石鹸を泡立てて軽く洗うだけにとどめておきましょう。
化粧水をつける時はぱたぱたとはたくようなパッティングは避けて優しく浸透させるように丁寧に塗布します。
化粧水をたっぷり含ませたローションマスクを顔に使用するのも日焼けケアに有効です。

食生活

人間の体は食べ物から栄養を摂取しますので食生活は美容にも影響を与えます。
そのため食事も偏ったものではなく栄養バランスを考えながら取るようにしましょう。
肌のターンオーバーを手助けするのはビタミン類です。
ビタミンAはターンオーバーを促進し、ビタミンBはそれを整える働きがあります。
肌の調子が悪いと感じたら、ビタミンAとビタミンBが含まれた食物を積極的に取るようにしましょう。
ビタミンAは緑黄色野菜やチーズ、卵などに含まれています。
ビタミンBは玄米や魚介類に含まれていますが、水溶性ビタミンなので毎日これらの食材を継続して取ることがおすすめです。

またビタミンCは上質なコラーゲンを増加させ、メラニンを抑制するなどの働きをします。
ビタミンCを含む食物はピーマンやパプリカ、ゴーヤーなどの野菜やキウイ、柿などの果物です。
ビタミンEは体内の活性酸素を取り除き、バリア機能を高めるので紫外線から肌を守ってくれます。
ビタミンEはビタミンAと同じく緑黄色野菜やナッツ類に含まれています。
日焼けをした後は肌が大きなダメージを受けていますので、ビタミンCやビタミンEをとるのがおすすめです。
乾燥肌の人はセラミドが不足しがちです。
肌の乾燥は様々なトラブルを引き起こす原因になりますので、青魚やアマニオイルを食事に取り入れるようにしましょう。
これらはセラミドの材料となるオメガ3系脂肪酸を含んでいるので乾燥肌を改善する効果が期待できます。

ダーマペン4のダウンタイムについて理解は深まりましたか?

ダーマペン4のダウンタイムについて理解は深まりましたか?
ダーマペン4はダウンタイムが比較的短いため、施術も日常生活にあまり影響を及ぼさないで行うことができます。
施術後は赤みを隠すためにマスクを装着することが多いので、マスク着用が不自然ではなく、汗をかいたり蒸れたりすることが比較的少ない冬から春の間に施術を行うのがおすすめです。
美しい肌を保つためにダーマペン4を施術する時はあらかじめ注意点をしっかり押さえておきましょう。