多汗症・ワキガを治したい!ボトックス注射の効果は?

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日: 2020/10/14 更新日: 2022/02/03

ワキガは強い不快な臭いを発するので、周囲の人にも迷惑になるし、本人も辛い思いをします。
本人が気付かないうちにワキガになっていることもあり、自分がワキガでないか不安になることもあるかもしれません。
このように厄介なワキガにも、治療法や予防法があるので、解説しましょう。
これに加え、自分がワキガになりやすい体質や習慣を持っていないかチェックする方法も併せて紹介します。

ワキガとは

ワキガとは
ワキガは「腋臭症」や「アポクリン臭汗症」とも呼ばれ、その名の通り腋(わき)の下(が)から悪臭を発する症状を意味します。
誰でも腋の下に汗をかけば汗くさい臭いがしますが、ワキガはこれとは異なり、鼻をつまみたくなるような刺激臭を伴います。
アポクリン臭汗症は、アポクリン汗腺という腋の下にある汗腺から分泌される汗が悪臭を放つ症状を指すのです。
このアポクリン汗腺の数が多い人ほど、ワキガになりやすいと言われています。
アポクリン汗腺の数は腋毛の量に比例し、腋毛の多い人ほど重症のワキガになりやすいでしょう。

欧米人は8割程度とワキガの比率が高く、ワキガの人が1割か2割程度を占める日本人ほど目立たないと言えます。
同じアジア人でも、中国人のワキガの比率は5パーセント程と低くなっています。
ワキガは放置しても体調が悪化したり、ほかの症状を誘発したりすることはありません。
したがって、ほったらかしにしても健康な生活を維持できますが、体臭を気にして不安に陥ることもあるでしょう。
そこで、ワキガの治療や予防に関心を寄せる人は少なくありません。

ワキガの原因

ワキガの原因は、先述したアポクリン腺から分泌される汗です。
アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれるタンパク質や脂質などの有機酸が腋に常在する細菌により分解されると、ワキガの悪臭が発生するのです。
第2次成長期から活性化するアポクリン腺が分泌する汗は、ねっとりとして独特の刺激臭を発します。
アポクリン腺は陰部・耳の中・腋の下など特定の部位にしかありません。
これに対して、腋の下にはエクリン腺という汗腺もありますが、ここから発生する汗はワキガの強い悪臭を発することはないのです。
エクリン腺はアポクリン腺と異なり、体中の表皮に存在して、さらっとしたほぼ無臭の汗を分泌します。

ワキガの発症要因

こうしたアポクリン腺の特徴が出やすい原因としては、まず遺伝が考えられます。
片方の親がワキガだと、子どもにも遺伝することがあるのです。
特に、両親が共にワキガの子どもは、高い確率でワキガになると言われています。
また、性ホルモンの作用もアポクリン汗腺の働きに影響します。
生まれつきアポクリン汗腺がたくさんあっても、アポクリン汗腺が活性化しない限り、ワキガになることはありません。
思春期以降、性ホルモンが分泌されてアポクリン汗腺の働きが活発になると、ワキガの症状が現れることがあるのです。
これは男女共通の現象ですが、女性に限り、妊娠・出産・月経など性ホルモンが活性化する時期に、ワキガの症状が現れることもあります。
ただし、これは一時的なものに留まることが多いと言えるでしょう。

ワキガの原因として、生活習慣の乱れも挙げられます。
まず、バランスの悪い食生活は、ワキガを生ずる原因になります。
肉類や脂質の多いチョコレートなどの菓子類の摂取が多く、野菜や魚を食べないと、ワキガになりやすいと言えるでしょう。
飲酒や喫煙の習慣も、ワキガを誘発する要因となります。
ストレスの多い生活を送ることも、ホルモン分泌のバランスを崩す原因となり、ワキガの発生につながることがあります。

ワキガのセルフチェック方法

ワキガになっても自分では気付かないこともあるので、どうやったらセルフチェックできるか気になるところです。
皮膚科など医療機関に受診すれば確認できますが、自分でチェックする簡単な方法があるので紹介しましょう。
まず、アポクリン腺しかない耳に溜まる耳垢を調べる方法があります。
耳垢を取ってみて、もし湿っていたら、耳の中のアポクリン腺が多いことがわかるだけでなく、腋の下にもアポクリン腺が多いことが推定されます。
なぜなら、耳にはエクリン腺がないので、耳垢の湿りはアポクリン腺から出た汗によると考えられるからです。

また、耳毛が多い人もアポクリン腺が多いと考えられるでしょう。
というのも、アポクリン汗腺は毛包の中に存在することが多いからです。
それから、汗をかいた際に、衣服の脇の部分に黄ばみが残る場合も、ワキガの可能性があることを否定できません。
水と塩だけの透明な汗を分泌するエクリン腺と異なり、アポクリン腺から生じる汗はタンパク質・脂質・糖質をはじめ、鉄分やアンモニアなど悪臭の素となる物質を含み、黄ばみを衣類に付着させるのです。

それから、食生活をチェックすることによってもワキガの兆候を調べることができます。
皮下脂肪がつきやすい高カロリー・高脂肪の食品を必要以上に摂取すると、皮下に溜まった脂肪がアポクリン汗腺を活性化させてしまいます。
肉類の摂取量が多い欧米人がワキガを発症しやすいのもこのためと言えるでしょう。
思い切って身近な人に、自分がワキガかどうか質問してみることも有効な手段です。
自分ではワキガのような気がしていても、単なる勝手な思い込みで実際にはワキガでないことも少なくありません。

多汗症(ワキ汗)について

多汗症(ワキ汗)について
最初にワキ汗とはどんな原因で出てくるものなのか、多汗症とただのワキ汗はどのように違うのか見ていきましょう。

多汗症(ワキ汗)とは

元々ワキは他の部位と比べて汗腺が多いです。
したがって、ただでさえ他の部位と比べて汗をかきやすいと言えるでしょう。
また、汗は通常だと運動をして体温が上昇したり、外の気温が上がったりすることで体温を調節するためにかくものです。
これに関しては人間として生きていくうえで必要な生理現象と言えるでしょう。
それだけでなく、精神的なストレスや、緊張が原因となって汗をかいてしまう人もいます。
特にこのような精神的な原因で汗をかいてしまう人は、人前で汗をかいてしまうことに対する恐怖心を抱くことが多く、それが原因となってさらに汗をかいてしまうというケースも少なくありません。

汗は99%が水分、残りの1%がミネラルや電解質などの物質と言われています。
そして、通常だと汗は汗腺でろ過され、ほとんど水分となった状態で外に出ていきます。
この状態なら汗のほとんどが水分なので、特に臭いは感じません。
しかし、汗腺のろ過機能がしっかり働かない状態になってしまうと、残りの1%である水分以外の物質も汗に含まれた状態で排出されてしまいます。
しかも電解質・ミネラルを含んでいるのでさらっとした汗ではなくドロドロしているという特徴もあり、これが原因で汗をかくことに不快になってしまう人も多いでしょう。
それに加え、ろ過機能がしっかり働かない状態だと本来健康に過ごすために必要なミネラルも出て行ってしまうので、疲れやすくなってしまうなどといったデメリットもあります。

そして、このような悪い汗を放置すると、汗に含まれている物質や皮脂が脇の常在菌と反応して菌が繁殖し、さらに嫌な臭いになってしまいます。
汗が原因の不快な臭いが服などに残ってしまうのはこれが原因です。
これを改善するためには、普段から汗腺機能を鍛えることが大切と言えるでしょう。
そこで汗腺機能を鍛えるには、生活習慣を見直して健康的で規則正しい生活を送り、適度に運動することが良いとされています。
特に普段の生活の中でたくさん汗をかくことは、汗腺機能を鍛えることに繋がるので、運動をする時はたくさん水を飲んで汗をかくようにする、ショウガや玉ねぎなど発汗作用のある食べ物を多く食べるなどするのがおすすめです。

多汗症によるワキの臭い

多汗症によるワキの臭い
ワキガの正式名称は「腋臭症(えきしゅうしょう)」と言います。
汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺の2種類があります。
エクリン腺は全身に存在しており、体温調節のためにかく汗が分泌される部位なので、ここから出る汗は基本無臭です。
それに対して、アポクリン腺はワキの下など限られた部位に存在しており、脂質やたんぱく質なども含んでいて色も白いという特徴があります。
そしてワキガはアポクリン腺から分泌された汗に含まれている皮脂や老廃物が、先ほど解説したように脇にある常在菌と反応することによって嫌な臭いを放ってしまいます。

脇の下にはアポクリン腺とエクリン腺の両方が存在しているため、他の部位よりも汗をかきやすいです。
それ故に蒸れやすく、常在菌が繁殖しやすい環境であることから、ワキ汗は他の部位の汗よりも臭いやすいと言われています。
汗の臭いが気になってしまう症状が出る病気として、性器周りの汗の臭いが気になるスソワキガが挙げられますが、これの仕組みもワキガと同じです。

多汗症による汗じみ

特に夏場は暑くて汗の量が多くなってしまいます。
そこでワキの汗ジミが気になって濃い色の服が着られないなどして、汗のせいでオシャレが楽しめないという人もいるでしょう。
そこでこの段落では汗が気になる人におすすめの対策を紹介します。
まず簡単にできるのがワキ汗パッドでしょう。
洋服のワキの部分に貼るだけで汗を吸収してくれるので、手軽にワキ汗を目立たせなくすることができます。
カラー展開もサイズもさまざまであることから、洋服の色や形に合わせて選ぶことで汗を気にせずオシャレを楽しめます。
ドラッグストアなどで手軽に入手できる点も良いでしょう。

ただ、通常のワキ汗パッドだと洋服に貼り付けるだけなので、ズレることが気になるという人もいます。
そこで便利なのがワキ汗パッドとインナーが一体型になっているワキ汗パッド付インナーです。
これを着用する場合、着ることができる服は限られてしまうものの、ワキ汗パッドのずれを気にすることなく快適に過ごせます。

それに加え、制汗剤も活用することでより汗によるシミを防ぐことができるでしょう。
制汗剤には、汗を抑える成分を含んだ吸れん剤と、汗を吸着する成分を含んだ吸収剤の2種類があります。
ただ、大手のメーカーが販売している制汗剤は吸れん剤と吸収剤の両方の成分を含んでいることが多いので、この違いはそれほど気にする必要はないでしょう。
また、制汗剤にはスプレータイプやシートタイプ、ウォータータイプなど、様々な種類があることから、汗の量が特に多い時はシートタイプで一旦汗を拭いた後にウォータータイプを使うなど工夫するのがおすすめです。

制汗剤に似たものにデオドラント剤が挙げられます。
ただし、デオドラント剤は制汗剤と違って、消臭を目的としたものなので、汗の量を抑える効果は期待できません。
場合によってはデオドラント剤と汗の臭いが混ざってさらに不快な臭いになってしまうこともあり、汗の量だけでなく臭いも気になるなら使用する際は注意しましょう。

腋窩(えきか)多汗症とは

腋窩(えきか)多汗症とは
腋窩(えきか)とは、脇の下のくぼんでいる部位のことを言います。
この部位に汗をかいてしまうものの、原因はわからないことを腋窩多汗症と呼び、原因に関しては精神的なストレスなどが多いです。
人間は緊張状態になると汗をかきます。
この原因は交感神経が関係しており、交感神経が必要以上に過敏になってしまうと常に緊張しているような状態になり、汗が止まらなくなってしまいます。
精神的なストレスを感じていると、この交感神経が過敏になりやすく、腋窩多汗症はストレスの原因を解決することで改善することが多いです。
ただし、精神的なストレスが蓄積している状態だと、簡単に解決できないでしょう。

腋窩(えきか)多汗症は保険が適用される

重度の腋窩多汗症には保険が適用されます。
そのため、医療費が高額になってしまうと考えて治療を躊躇っている人も安心して治療が受けられるでしょう。
腋窩多汗症を改善したい場合は、一般的には心療内科を受診することとなります。
そして、医師から「半年以上症状が続いていること」に加え、「ワキ汗が生活に悪影響を及ぼしていること」「25歳になる前から症状が出ていること」「睡眠時は問題ないこと」「親なども同じ症状を抱えていること」「両脇から同じ量の汗が出ること」「大量の汗をかくのが週に1回以上であること」の6つの条件のうち2つ以上に当てはまれば、腋窩多汗症と診断される可能性が高いです。

また、腋窩多汗症は汗が気になって学校や職場など人がいる場所に行くのが苦痛になる、必要以上に服を着替える癖がつくなどといった精神的なストレスによる症状も出ます。
この場合は重度の腋窩多汗症と診断されるケースが多いです。

ボトックス注射とはどういう治療法?

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ボトックス注射とはどういう治療法?
ワキガになってしまった場合、アポクリン腺を除去する手術を受けるということも可能です。
しかし、体臭の悩みがあるからといって手術まで受けたくないという人も多いでしょう。
ワキガの治療方法には、ボトックス注射と言って手術を要しない方法もあります。
ワキガ治療法として注目されているボトックス注射について解説しましょう。

ボトックス注射とは

ボツリヌストキシンを含むボトックス注射をすると、神経終末のアセチルコリンという発汗物質の分泌が抑制され、アポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方の汗腺が不活性化する作用をもたらします。
汗腺だけでなく、皮脂腺の活性化も抑えられるため、脂肪酸も減り、悪臭の素を断つことができるのです。
手術のように汗腺を除去するわけではないので、効果に永続性が認められる訳ではありません。
しかし、一度ボトックス注射をすれば、4か月から半年ほどの長期にわたって効果が持続するでしょう。

繰り返し注射すれば、さらに効果を長期化することができます。
ただし、誰もが注射を繰り返す必要はなく、汗の多い夏場だけ注射するという選択も可能です。
注射にかかる時間は10分ほどで、事後観察のための入院なども必要ありません。
腋毛のレーザー脱毛と併せると、効果が倍増します。
ボトックス注射は、医療行為なので美容整形外科などのクリニックで受けられます。

ボトックス注射を受けると良い人

安全で手軽なボトックス注射は、ワキガが気になるすべての人におすすめと言えるでしょう。
しかし、特にお勧めしたい人として、以下のような人たちが挙げられます。
まず、脇汗が多くて困っている人にボトックス注射をおすすめします。
肉体労働や営業活動などで腋汗を大量にかく仕事の人もボトックス注射に満足できるでしょう。
満員電車で通勤するため他人の視線が気になるサラリーマンにもおすすめです。

また、活動的で多忙な生活を送る人やスポーツに汗を流す人も、短時間で傷を残すことなく治療でき、行動制限もないボトックス注射は適しています。
それから、人前で発表するビッグイベントや大事な会議などで、一時的でも汗や体臭を抑えたい人もボトックス注射が向いていると言えるでしょう。
ただし、ボトックス注射をしたら、2回の月経があるまで女性は避妊しなければなりません。
結婚式のためにボトックス注射をする際などは、避妊期間を考慮に入れるようにしましょう。

ボトックス注射の効果・副作用

ボトックス注射をすると、皮下注射独特の薬剤注入の痛みが生じます。
このため、注射しながら冷却して痛みを減らす試みなどを行っているクリニックも少なくありません。
血管を注射針が傷つけてしまい、内出血することもありますが、自然に消えていきます。
ボトックス注射をしてすぐ効果が現れるわけではなく、3日か4日経ってから汗が抑えられるようになり、効果を実感できるのは早くて1週間後くらいになるでしょう。
注射後の行動制限はなく、すぐに日常生活に戻れます。
副次的効果として、毛穴に目立つブツブツや粘着性の発汗も抑制されます。
ただし、ボトックス注射には、ワキガ抑制の効果とともに、副作用もあります。
注射後多少の頭痛に悩まされたり、患部が赤く腫れたりすることもあるのですが、これも1~2週間ほどで自然になくなるので心配ありません。

ボトックス注射の料金・検査方法

ボトックス注射の方法と料金について説明します。
検査の流れとしては、まず患部を消毒したうえで麻酔クリームを塗り、20~30分経ってから注射します。
注射針を刺したら、患部を冷却しながら10分ほどかけてボトックス注射します。
半年に1回注射するようにすれば、継続的効果が得られるでしょう。
両脇のボトックス注射で68000円ほどかかり、消費税を別途徴収されます。

ワキガの予防法

ワキガの予防法
ワキガになる前に予防することも可能です。
外出時には体臭のこもりやすい化学繊維の衣類を避け、コットンなど天然素材の衣類を着用するようにしましょう。
睡眠を十分取ることも重要です。
このほかにも、食生活の改善や、腋の下のケアなどワキガの予防法について紹介しましょう。

食生活を見直す

ワキガの予防と食生活は切り離すことができません。
ワキガの遺伝的要素のない人でも、食生活によりワキガになる可能性もあるのです。
先述した通り、肉食中心の欧米人にはワキガが多く、野菜や魚を多く摂るアジア人にはワキガがさほど多くありません。
肉類は動物性たんぱく質や脂質が多いので、アンモニアや硫化物など悪臭を放つ物質に変化したり、アポクリン汗腺の働きを活発にしたりするのです。
したがって、ワキガを予防するためには、肉類に加え乳製品や豚の背脂をたくさん使ったラーメンなどは避けた方が良いでしょう。

また、スナック菓子・チョコレート・クッキーなど脂質の多いお菓子の摂り過ぎも、ワキガの原因となります。
その代わりに、野菜・大豆・魚などが中心で、抗酸化作用のあるビタミンC・ポリフェノール・オレイン酸などの栄養素をたっぷりと含んだ食品を多く使った和食をおすすめします。
特に、動物性の食材を使わず、ニラやニンニクなど臭いの強い食品を避けて作られた精進料理は理想的と言えるでしょう。
皮膚の酸性化を防止し雑菌の増殖を防ぐアルカリ性食品も、ワキガ予防に役立ちます。
たとえば、バナナやリンゴなどの果物をはじめ、ニンジン・トマト・レンコンなどの野菜や、梅干しやそばが挙げられます。

海藻類やきのこ類も腋の下の雑菌増殖を抑えるうえでおすすめの食品です。
腸内環境を整えることもワキガ予防には大切で、上述のリンゴやバナナなどに含まれる食物繊維のほか、乳酸菌やオリゴ糖も腸内環境整備の効果を期待できるでしょう。
乳酸菌は、漬け物や納豆に加え、醬油や味噌など発酵食品に多く含有されています。
オリゴ糖は、大豆・キャベツのほか、ゴボウ・ジャガイモなどを食べれば摂取が可能です。
いずれも和食には豊富に使われている食材と言えるでしょう。
腸内の環境が整えば、体内の老廃物が減り、体臭が強まることはありません。

わきのケアをする

ワキガ防止には、身体を清潔に保つことが欠かせません。
こまめにシャワーを浴び、石鹸で入念に腋の下を洗うようにしましょう。
夏場は帰宅後の夜だけでなく、朝出勤・登校する前にもう一度シャワーを浴びることをおすすめします。
制汗剤を用いることも効果がありますが、汗をかいてから使用してもあまり意味がありません。
外出前に制汗剤を使うと効果的です。
外出中にシャワーを浴びることは難しいため、アルコールを含んだティッシュペーパーなどで拭くと、腋の下で雑菌が増殖するのを抑えられます。

ボディ用殺菌シートで腋の下をアルコール消毒すれば、12時間は効果が保持されるでしょう。
腋の下をこうしたシートでアルコール消毒してから制汗剤を使用すると、制汗剤の効果も再度期待できます。
ただし、このようなアイテムの過剰な使用は控えなければなりません。
制汗剤を使いすぎると、毛穴が塞がってしまい、汗が詰まって雑菌の増殖を促進してしまうおそれがあるからです。
アポクリン腺は毛根にあるため、腋毛の除去も効果があります。
医療レーザー脱毛をすれば、ほとんどの場合二度と生えてきません。

ストレスをためない

ストレスをためることも、ワキガの原因になります。
ストレスがたまると交感神経が活性化し、アポクリン腺から冷や汗や脂汗が分泌されるからです。
ストレスをためないためには、精神を安定させる効果を持つセロトニンやドーパミンなどの脳内物質の分泌を促進することが必要です。
まず、1日30分以上の運動を週3回ほどするように心がけましょう。
運動すれば上記の脳内物質が分泌されるほか、血行が良くなりアポクリン腺に含まれる老廃物の排出も促進されます。
1日30分以上の運動を週3回することが困難な場合には、朝の散歩をおすすめします。
日光を浴びて朝の散歩をすれば、セロトニンが分泌されて精神が安定します。
朝の散歩をするためには夜早く床に就くことが必要で、十分な睡眠をとることも意識されるでしょう。
睡眠不足を避けることも、ワキガ予防の上では重要なポイントなのです。

ボトックス注射による治療でわきの臭いの悩みを解消しよう

ボトックス注射による治療でわきの臭いの悩みを解消しよう
ワキガは社会生活を困難にすることもあるほど深刻な事態に陥ることもあり、決して軽視できません。
日頃から食生活や腋の下のケアを意識し改善するようにして、ワキガ予防に努めましょう。
ワキガの心配がある人は美容整形外科などの医療機関に相談して、ダウンタイムや行動制限のないボトックス注射による治療を利用することをおすすめします。