永久脱毛(医療脱毛)のメリットデメリットは?光脱毛と徹底比較!

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2021/03/02 更新日:2020/11/27

「永久脱毛を受けてみたいけど痛くないかな?」「永久脱毛すれば本当に二度と生えてこないの?」永久脱毛に関して、このような疑問を持ってはいませんか?また永久脱毛には興味を持っているけれど、痛みや効果が気になって躊躇してしまう、ということもあるでしょう。
そこで今回は、脱毛を受ける際の参考になるよう、永久脱毛(医療脱毛)のメリットや事前に注意しておきたいポイントを、光脱毛と比べながら詳しくご紹介します。

永久脱毛(医療脱毛)とサロン脱毛(光脱毛)の違い

永久脱毛(医療脱毛)とサロン脱毛(光脱毛)の違い
脱毛方法には永久脱毛やサロン脱毛、ニードル脱毛や除毛クリームによる脱毛、そしてブラジリアンワックスを使用したワックス脱毛など、様々な種類があります。
それらの中で主なものとして挙げられるのが永久脱毛とサロン脱毛の2つであり、それぞれの特徴と違いは次のようになっています。

永久脱毛とは

永久脱毛(医療脱毛)とは、一般的にレーザー脱毛のことを指します。
永久脱毛にはニードル脱毛というものもありますが、医療脱毛と言った場合はレーザー脱毛のことを意味するのがほとんどです。
医療脱毛という呼び方が示すとおり、医療行為として認められている脱毛方法です。
そのためサロンでは、この脱毛方法は行えません。
レーザー脱毛のレーザー光線には、毛のメラニン色素に反応して効果をだすという特徴があります。
永久脱毛で使用するレーザーは威力が強く、効果も高め。
そのため少ない回数と比較的短い期間で脱毛が終了するのがメリットです。

また、永久脱毛には別のメリットも存在します。
それは施術に対する安心感であり、医療の専門家が行うので信頼できるのがメリットです。
トラブルがあった場合も痛み止めを処方するなど、即対応することができますし、アフターケアは万全で、サポート体制もしっかりとしています。

サロン脱毛とは

サロン脱毛とは、光脱毛のこと。
光脱毛はサロンで行われるのがほとんどなため、サロン脱毛と呼ばれています。
光脱毛の原理は、基本的にレーザー脱毛と同じ。
メラニン色素に反応することで脱毛を促します。
ただし使用する光線はレーザーよりも出力が低く、効果も弱めとなっています。
この、効果が弱いというのが特徴となり、永久脱毛との様々な違いを生じさせていることは知っておかなければなりません。
効果が弱いため、痛みがあまりないのはメリットです。
その反面、効果が弱いことはいろいろなデメリットの要因となっているのです。

また、光脱毛は施術後、効果があまりすぐには表に出ない脱毛方法です。
効果が現れるのはだいたい1~2週刊後であることは、覚えておきましょう。

永久脱毛のデメリット

永久脱毛のデメリット
永久脱毛はメリットの多い脱毛方法ですが、多少のデメリットもあることは事実です。
ただし対処できるものがほとんどであり、それほど心配する必要はありません。
事前に知っておきたい点としては、次の3つが挙げられます。

多少時間がかかる

永久脱毛は高出力のレーザーを使うので、効果の高い脱毛方法です。
とはいっても、1回で脱毛が完了するというわけではありません。
毛周期に合わせ、何度か繰り返す必要があるのです。
毛周期とは、毛が抜けたり生え変わったりするサイクルのこと。
このサイクルを考慮してスケジュールを組んでいくため、想像よりも時間がかかるのがほとんどの脱毛の特徴です。
永久脱毛も同様であり、平均して半年から1年程度の時間がかかります。
1ヶ月に何度も通い、集中して施術することで早く終わらせる、ということは基本的にできません。
ただし脱毛する場所によって多少の違いはあるので、あらかじめ説明を受けておくのが肝心です。

さて、永久脱毛は時間がかかりますが、それは光脱毛も同じこと。
なりより高出力のレーザーを使う永久脱毛は、光脱毛よりも少ない回数で脱毛が完了するという特徴を備えています。
回数が少なくても済むということは、完了までの期間が短いことを意味します。
また、費用的にも受ける回数が少ない方が有利です。
相対的に見れば、永久脱毛はお得だと言えるでしょう。

痛みがある

永久脱毛は効果の高い脱毛方法ですが、それゆえ肌に対する刺激も大きくなってしまいます。
特に濃い毛の場合、レーザーの照射によって痛みが生じることがあるのは覚えておいてください。
というのは、事前に知っておけば心構えができますし、痛みに弱い人の場合には、事前に相談することで対処が可能となるからです。
痛みへの対処方法とは基本的に麻酔のこと。
麻酔が使えるのは、医療系クリニックの強みです。
脱毛する箇所や痛みによって麻酔も異なります。
そのため事前に、どういった麻酔が用意されているのか、確認しておくのが肝心です。

また永久脱毛は、違う痛みを引き起こす可能性もあることは知っておかなければなりません。
その痛みとは、脱毛による肌荒れからくるものです。
高出力のレーザーは肌に痛みを与えるだけではなく、肌自体を荒らしてしまうこともあるのです。
肌荒れの程度は、脱毛箇所や人により異なります。
肌荒れになりやすい人は、その旨担当者に伝えておきましょう。
とはいえ脱毛の技術は、日々進歩を続けています。
脱毛機器も同様で肌荒れ自体、減少してきているのが現状です。
また、痛みの場合と同じく肌荒れに対するアフターケアも、医療系クリニックはしっかりと行ってくれるので安心です。

完全に毛をなくす/戻すことができない

永久脱毛という呼び方から、脱毛が完了してしまえばもう毛が生えてくることはない、というイメージを持つ方もいることでしょう。
しかし永久脱毛とは言っても、脱毛後に毛が生えてくることはあり得ます。
永久脱毛には、「最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下である状態」と「3回照射後、6ヶ月経過した時点で67%(3分の2)以上の毛が減っている状態」という2つの定義(米国電気脱毛協会・食品医薬品局による)が存在します。
つまり、脱毛完了後にも毛が生えてくる可能性はゼロではない、ということです。
とはいえ永久脱毛をしてしまえば、ムダ毛に悩まされなくなるのがほとんど。
少なくとも、完全に前と同じ状態に戻ることはありません。

また、ほとんど毛が生えてこなくなる永久脱毛には、もう1つ知っておくべき注意点が存在します。
それは、後から毛が生えてきて欲しいと願っても、ほぼ無理だということ。
特に注意が必要なのが、眉の脱毛です。
眉はおしゃれに欠かせないポイントですし、年齢を重ねた後で違う形にしたくなることもあるでしょう。
人によってはVゾーンも同様です。
というのは、温泉などで恥ずかしい思いをすることもあるため。
こういった部位を永久脱毛する場合には、よく考えてから取り組むのが賢明です。

光脱毛のデメリット

光脱毛のデメリット
光脱毛には光脱毛の良さがありますが、デメリットも存在することは知っておくべきポイントです。
永久脱毛と比較した場合、次のような点がデメリットとなり得ます。

時間・手間がかなりかかる

光脱毛は、医療脱毛ではないので出力の高いレーザー光線を利用できません。
そのため痛みは少ないものの、永久脱毛と比較して1回の効果が薄いのは事実です。
効果が薄いことにより、脱毛が完了するまでには何度も通わなくてはなりません。
早くて1年ほどで終わることのある永久脱毛と比べた場合、2倍から3倍ほど長く通う必要があります。
できるだけ早く脱毛したいようなときには特に、光脱毛を受けるかどうかよく検討するのが大事です。

また、長い期間通うということは、それだけ通う回数も増えるということ。
何度もサロンまで通うのは手間がかかりますし、それが原因となって途中でやめてしまっては元も子もありません。
時間や費用が無駄になってしまいます。
費用の面では、違うデメリットにも考慮する必要があります。
それは、通う回数分の費用がかかるというところ。
1回ごとの費用は、サロンは比較的安い傾向にあります。
とはいえ回数がかさんでしまった場合には、トータル的に見て永久脱毛の費用を上回りかねないのです。
1回の費用が安いからと光脱毛を選んでも、結果的に高くつく可能性があることは覚えておかなければなりません。

効果が弱い

光脱毛は、脱毛の方向性が永久脱毛とは異なります。
永久脱毛が毛そのものを生えてこないようにする脱毛であるのに対し、光脱毛は毛の量を減らしていくというやり方の脱毛方法です。
毛の量が減るので一見ムダ毛が無くなったように感じますが、時間が経てばまた生えてきてしまうことが多いのが光脱毛です。
とはいえ毛の量を減らすというやり方にも、一定の効果があることは間違いありません。
毛自体が細くなる効果が期待できますし、毛を再生する機能が弱くなる効果も見られます。
それはそれとして、光脱毛は永久に毛が生えてこない脱毛方法ではない、という点は見逃せないポイントです。

また、光脱毛には産毛への効果が弱いというデメリットも存在します。
光脱毛の威力は永久脱毛よりも弱く、色素の薄い毛にはあまり効果がありません。
そのため色素が薄い産毛に対しては、効果が弱くなってしまうのです。
この色素の薄い毛には効果が弱くなるという特徴は、違う面にも影響を与えます。
それは何かというと、光脱毛に対する満足感の減少です。
というのは毛の量が減るにしたがい、ムダ毛自体が産毛のようになってしまうため、効果がだんだん少なくなってきたように感じることがあるからです。
産毛を含め、色素の薄い毛をしっかりと脱毛したいのであれば、永久脱毛を選ぶのが満足感の面からもおすすめとなります。

アフターケアが充実していない

トラブルがあった場合に処方箋を出せるのは、医師のいる医療系クリニックだけです。
光脱毛は医療系クリニックとは違い、痛み止めなどを処方することができません。
いくら痛みの少ない光脱毛とはいえ、トラブルに際し適切な対処ができないのでは安心して受けられない、という人もいることでしょう。
また、アフターケアも永久脱毛と比較すると見劣りしてしまいます。
ほとんどの場合、最低限のアフターケアしか受けられないということは意識しておく必要があります。
しかしアフターケアに重きを置かない分、費用を安くできるのは光脱毛のよい点です。

このことを踏まえると、光脱毛に向いている人物像が浮かび上がってきます。
それは、ムダ毛が気にならないレベルの脱毛で構わないという人たち。
本気で脱毛をするのではなく、ほどほどでよいのならアフターケアもさほど必要ではなくなります。
これは逆に言うと、しっかりと脱毛をしたいのならアフターケアも万全な、医療系クリニックによる永久脱毛がおすすめである、ということ。
また、肌荒れが気になる人にも医療系クリニックが向いています。

脱毛トラブルを避けるためにできること

脱毛トラブルを避けるためにできること
“永久脱毛にも光脱毛にも、それぞれデメリットはありますが、両方に共通して取り組んでおきたいポイントというものも存在します。
それは、脱毛トラブルをできるだけ自分で避けるようにする、ということ。
脱毛する際、脱毛トラブルが発生する場合がありますが、それはある程度自分で防ぐことが可能です。
また脱毛トラブルを避けるのには、脱毛効果自体を上げる効果も見込めます。
では、何をすれば脱毛トラブルを避けられるのでしょうか。
肝心なのが、スキンケアを丁寧に行うことです。
特に施術後は、肌に軽い炎症がおきてしまいがち。
というのは、レーザーや光は肌にダメージを与える場合があるからです。

施術後は肌が弱っているものと考え、普段よりも丁寧に扱うようにしてください。
肌には保湿が欠かせないので、保湿クリームなどを使用していたわるが大事です。
肌荒れが酷くなると人目が気になりますし、その状態では次回の施術を受けることのできません。
結果的に、脱毛に要する期間が長くなってしまいます。
また、術後は紫外線も要注意。
余計なダメージを防ぐ意味でもUVケアはしっかりと行いましょう。
そして意外に侮れないのが血行です。
普通、血行が良くなるのは歓迎したいものですが肌荒れの場合は違います。
なぜなら血行が良くなることによって、炎症の悪化を招きかねないからです。

施術後はお風呂を控えるのが、脱毛するときのセオリーとなっています。
できるだけ軽いシャワーで済ませましょう。
同じ理由で、施術後の運動も控えるのが賢明です。
脱毛した箇所に汚れが付着するのを防ぐ意味でも、施術後は運動せずに静かに過ごすことをおすすめします。
また普段からスキンケアをしっかりと行っていれば、トラブル自体を未然に防ぐ可能性が高まります。
日頃から肌に対して意識する習慣を身につけるのが、トラブルを避けるための近道になる、というわけです。

自分に合った脱毛施術を選ぼう!

自分に合った脱毛施術を選ぼう!
永久脱毛と光脱毛は、メラニン色素に反応する脱毛方法だという点が似ています。
しかしその他に関しては正反対な場合が多く、しっかりと脱毛したいのであれば、医療系クリニックの永久脱毛がおすすめ。
というのは、脱毛完了後にはほとんど毛が生えてきませんし、アフターケアも万全で安心だからです。
ともあれ自分に適した方を選ぶのが肝心なので、脱毛箇所や費用、体質や要する期間などを考慮して決めましょう。