唇のヒアルロン酸注入!理想の唇になるために知っておきたい知識

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2020/12/23 更新日:2020/11/28

ぷっくりと適度に厚みのある美しい唇は女性が憧れとするものです。
ヒアルロン酸注入はそんな理想の唇に近づくために手軽にできる方法です。
この記事ではヒアルロン酸の基礎的な知識はもちろん、ヒアルロン酸注入がおすすめな人や、施術前に知っておきたいリスクと対処方法、施術の流れについてまとめました。
ぜひ参考にして下さい。

唇のヒアルロン酸注入について

唇のヒアルロン酸注入について
この段落では唇のヒアルロン酸注入がどんなものか、ヒアルロン酸注入を行うことで生まれるメリットや人気の唇の形についてまとめました。

唇のヒアルロン酸注入とは

唇のヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸を注入することによって唇のハリやツヤを向上させたり、ボリュームアップをしたりする方法です。
メリットの詳細は後述しますが、ヒアルロン酸の魅力は、何と言っても唇のシルエットを美しく見せることが可能になることでしょう。
唇は周囲の縁にあたる白唇と赤い部分の赤唇の二つに分かれています。
ヒアルロン酸をそれぞれの部分に注入することによって白唇と赤唇それぞれ理想の形に対応できます。
理想の唇は人それぞれですが、ヒアルロン酸注入は注入する方法やデザインがとても幅広いため、ひとりひとりの希望にぴったりの施術を行うことができます。

ヒアルロン酸注入のメリット

ヒアルロン酸注入はいわゆる「プチ整形」ですが、これを行うことでいくつかメリットがあります。
まず自分が理想とする、なりたい形の美しい唇を作ることができることが最大のメリットです。
ヒアルロン酸は手軽に行えるだけでなく、エイジングケアにも効果的な施術です。
なぜならヒアルロン酸注入を行うと唇の輪郭がくっきりとして立体感が出るからです。
唇の輪郭がはっきりすると、口角も上がってきます。
はっきりとした輪郭を形成して口角も上がるという相乗効果から、唇にハリが出て縦じわが目立たなくなるため若々しい印象を与えることができます。

ヒアルロン酸注入は注射で唇に注入する施術です。
そのためメスを入れずに自分が理想とする唇の形に仕上げられます。
注射を行った後は注射針の跡以外目立つ傷もできませんので、施術後すぐにメイクをすることができます。
ヒアルロン酸は元々人体にも存在する物質です。
水分を多く含み、皮膚や眼球、軟骨などを形成するために欠かすことはできない成分でもあります。
体にとっての異物ではありませんので安心して注入できますし、施術後に確実な効き目と即効性のある効果が期待できることも大きなメリットだと言えるでしょう。

人気の唇の形

実は唇には美しく見える黄金比率があります。
アジア人の場合、上唇1に対し下唇が1.1から1.6程度の厚みがあるとバランスがよく、美しく見せることができると言われています。
鼻と顎の先端を結ぶことでできるラインはEラインと呼ばれ、横顔の美しさの基準のひとつです。
このEラインの中に唇の先端がおさまった状態で、さらに上唇が下唇よりも1ミリから2ミリほど前方へ出ているとバランスのとれた美しい唇の状態になります。
唇の形は正面だけでなく横から見た印象も重視することでさらに美しくなるのです。

人気の唇の形はM字・アヒル口・セクシーなぽてっとした唇などです。
これらの形はそれぞれ異なりますが、どれも女性らしい印象を与えてくれると定評があります。
M字型の唇は若々しい印象の立体的な唇で、理想の形と言われています。
M字の唇にするためには上唇と下唇それぞれの下部分にヒアルロン酸を注入します。
上下の唇にヒアルロン酸をバランスよく注入することで、形を美しく整えることができます。
アヒル口は口角部分が上がった状態をキープできる唇で、左右の口角部分を中心にして、唇を縁取るようにして注入を行うことで作ることができます。

アヒル口にして口角が上げると、口元がいつも微笑んでいるような優しい印象を与えてくれます。
そのためこの唇は柔らかい雰囲気を持ちたい人におすすめです。
セクシーでぽてっとした唇は女性らしく魅力的な形です。
セクシーな唇はヒアルロン酸を唇に全体的に注入することで作ることができます。
ヒアルロン酸を唇全体に注入すると、ぷっくりとした立体感が出て口元が引き立ちます。
このようにすることでセクシーな印象だけではなく若々しい印象も与えてくれる唇です。

こんな人におすすめ

ヒアルロン酸は注射によって注入を行う方法です。
そのためメスを使いたくない人や、なるべく傷みを抑えて理想の唇を作りたい人、メリハリと立体感を持った唇にしたい人におすすめの施術です。
その他にもアヒル口の可愛らしい唇を形成したい、唇を厚くしたいなど、あらかじめ理想の形を持っている人にも適していると言えるでしょう。
もちろん唇を前に出したい、可愛くしたい、横顔のEラインを綺麗に整えたいと考えている人にもぴったりです。

ヒアルロン酸注入はこれから施術を検討している人だけでなく、すでに施術を行った人にもおすすめです。
詳細は後述しますが、実はヒアルロン酸は体内にある成分ですので、時間が経過すると体の中で分解・吸収されてしまいます。
一度施術を行ってもそれが永遠に持続するわけではありません。
そのためすでに施術をした人でも注入したヒアルロン酸を修正したい、などの希望があれば再度施術を行うことは可能です。

ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸は様々な種類がありますが、その中から個人と唇に適したものを選択して注入します。
唇用の施術に使用されるものとしてよく使用されるのはジュビダームです。
ジュビダームはアラガン社が販売しているヒアルロン酸で安全性がとても高く、数あるヒアルロン酸の中でも主に口元や唇の施術で使用されることが多いです。
ジュビダームの特徴は高分子と低分子のヒアルロン酸を配合していること。
異なる分子のヒアルロン酸を配合することにより、施術後の持続時間が他のヒアルロン酸よりも長くなっています。
例えばジュビダームを使用して施術を1回行うと、最大2年間は理想の唇の状態を持続することが可能になります。

レスチレインはレスチレンとも呼ばれ、ヒアルロン酸の老舗であるガルデルマ社が販売しています。
主にほうれい線や顔のしわを改善するための使用されることが多いです。
1996年に安全性の高いヒアルロン酸としてヨーロッパで世界初のCEを取得し、2003年にはアメリカのFDAを取得しています。
2017年には日本を含む世界90カ国で使用されているなど、実績がとても高いヒアルロン酸です。
レスチレインの持続期間は約9ヵ月から18ヵ月程度になります。
ヒアルロン酸は一度施術を行っても再施術することが可能です。
レスチレインは際施術を行うことで持続性が強化され、2回再施術することで最大3年の持続が期待できます。

イヴアールは韓国のLG生命科学が固有の技術で開発したヒアルロン酸です。
ヨーロッパEDQMの認証も受けるなど安全性の高いヒアルロン酸として世界20カ国で使用されています。
イヴアールの持続性は約半年ほどで、主に鼻の施術に使用されることが多いヒアルロン酸です。
ベルラストもイヴアールと同じく韓国で作られたヒアルロン酸で、韓国産ヒアルロン酸としては世界で初めてヨーロッパ認証を受けています。
こちらも主に鼻の施術に使用され持続期間は約半年から1年ほどです。

ダウンタイムと術後経過

ダウンタイムと術後経過
ダウンタイムとは施術後に施術した部位が元の状態に戻るまでの期間を指します。
術後経過は施術後の部位の状態を定期的にチェックすることです。
どちらも個人差がありますが、ここではそれぞれの期間の目安やその間の施術した部位の状態についてまとめました。

ダウンタイム

唇へのヒアルロン酸注入のダウンタイムは施術内容によっても異なりますが、ある程度目安があります。
施術後に唇の赤みや腫れがひくのは約2日から3日後です。
万が一施術した部分に内出血があったとしても約1週間から2週間ほどで消滅します。
ヒアルロン酸注入は注射器で施術を行いますが、針の先端が丸くなっている器具を使用すると内出血が起こりにくいです。
ヒアルロン酸注入は注射器を使用するため傷痕は注射針を指した針穴だけですので、施術が終わった後もすぐにメイクをすることができる場合がほとんどです。
内出血もそんなに目立つものではありませんのでメイクで隠すことができます。

ヒアルロン酸注入後のダウンタイムの間は、自分では唇の腫れや違和感が気になることもあるでしょう。
その一方で唇が大きく腫れることはないので、客観的に見ると唇の状態は目立たないためあまり指摘されることはないでしょう。
ダウンタイムからメイクなど通常のことが可能になるのがヒアルロン酸注入の魅力だと言えます。
しかしごくまれにヒアルロン酸アレルギーを発症する人はいます。
ヒアルロン酸アレルギーを持っている場合は、施術後にかゆみなどの症状が表れることがあります。
アレルギーが心配な場合は施術前に腕などでパッチテストを行い、状態を確認してから施術を行うかを判断することも可能です。

術後経過

術後経過の目安は注入後の約2日から3日後です。
ヒアルロン酸注入の魅力は施術直後から唇を自分の理想に近づけることができる手軽さにあります。
2日から3日経過することで注入した直後よりも唇が大きく、はっきりとした状態になってさらに美しく感じることができるでしょう。
持続期間は先に述べたように、ヒアルロン酸の種類によって半年から最大2年ほどとそれぞれ変わります。
持続状態はヒアルロン酸が体内に吸収されてしまうことで変化します。

ヒアルロン酸は元々体の中に存在する物質で水分を貯めこむ性質があるため、年月がたつにつれて体内で分解し吸収されて施術前の状態に戻ってしまいます。
そのためヒアルロン酸が少量であれば体内に早く吸収されるため持続期間が短くなるのです。
一度に多くの量を注入することでふっくらとした唇を保持できる期間が長くなります。
ヒアルロン酸施術の完成は数週間後で、目安としては唇に触れた時に硬さがなじんだ状態になり、違和感がないのであれば完了です。

ヒアルロン酸は人間の体にある成分なので、アレルギーなどのトラブルが少ない施術方法として重宝されています。
一方でまれにトラブルもあります。
例えばヒアルロン酸によるアレルギー、または施術した部分のしびれなどです。
また唇が希望通りの形になっていない場合や左右の厚みや大きさに差が出た状態になることがあります。
その他にもヒアルロン酸を注入した部分が不自然に凸凹した状態になったり、感染症を引き起こしたり、皮膚が壊死するなどの重傷になる場合も想定されます。

皮膚が壊死すると顔の血液の流れを止めてしまいますので、唇のトラブルだけにとどまらず、最悪の場合は目にも悪影響を及ぼすこともあります。
ヒアルロン酸によるトラブルは少ないと言われていますが、術後に違和感が消えない場合は早めに相談して下さい。

よくある質問を紹介!

よくある質問を紹介!
ここではヒアルロン酸注入の施術を考えている人からの質問を紹介します。
まず、施術した後に人から気付かれず、痛みも感じずに気軽に受けられるのか、という質問です。
ヒアルロン酸は注射器を使用して体内に注入しますので施術時間は短いです。
腫れはほとんどありませんので施術後他人に気づかれることもあまりないでしょう。
施術時の痛みが気になる人は麻酔を使用して施術を行うこともできます。
また、唇にヒアルロン酸を注入すると不自然になるか、という疑問ですが、ヒアルロン酸は必要な分だけ注入することができる施術方法です。
そのためもちろん仕上がりを自然にすることは可能です。

ヒアルロン酸の効果が持続する期間についてもよくある質問です。
先に述べたようにこれは選んだヒアルロン酸の種類によって半年から最大2年ほど効果が異なります。
ヒアルロン酸の種類は施術するそれぞれの部位と費用、また希望する持続時間などの好みに合わせて決定することがほとんどです。
副作用があるかどうかですが、ヒアルロン酸は人間の体が多く持っている成分ですので、副作用はほとんどありません。
施術後の2日から3日後までは唇に腫れがあったり、内出血が起こったりすることもありますが、これらはずっと残ったままになるわけではなく時間経過とともに自然に消えていきます。

ヒアルロン酸で理想の唇に!

ヒアルロン酸で理想の唇に!
この記事では唇へのヒアルロン酸注入についてご紹介しました。
ヒアルロン酸注入は手軽に試すことができるため、とても人気が高いです。
気になる人はまずはカウンセリングを受けてみましょう。
手軽な方法ですが、施術後のアフターケアをしっかりすることで美しい唇を保つことができます。
ぜひ信頼できるクリニックを選択して素敵な理想の唇を手に入れましょう。