唇のヒアルロン酸注射。料金から施術内容まで詳しく解説

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2021/01/04 更新日:2020/11/28

女性から人気を集めているのは、唇のヒアルロン酸注射です。
唇の縦ジワを消すことで、若々しい口元に生まれ変わります。
また、唇のバランスを整えたりボリューム感を出せば、顔の印象を変えることも可能です。
この記事では、唇のヒアルロン酸注射の料金目安から施術内容まで詳しく解説していきます。
唇のヒアルロン酸注入を検討している人は、ぜひ今後の参考にしてください。

ヒアルロン酸注入とは?

ヒアルロン酸注入とは?
しわやたるみなどの肌トラブルを改善する方法として、ヒアルロン酸注入が挙げられます。
唇のヒアルロン酸注入は、簡単に顔の印象を変えられるので、幅広い年代に人気があります。
ヒアルロン酸注入は多くの人に知られている方法ですが、詳細について知らない人が多いのではないでしょうか。
ここからは、ヒアルロン酸注入の特徴・メリット、施術可能な部位、種類について詳しく解説していきます。

特徴・メリット

ヒアルロン酸はもともと体内にある成分の一つで、人間の皮膚や関節に存在しています。
保湿やハリのある肌にしてくれる美容成分として、幅広く知られるようになりました。
ヒアルロン酸注入は、気になる箇所に直接ヒアルロン酸を注射することです。
肌がふっくらするので、シワが目立たなくなり若々しい印象になります。
ヒアルロン酸は時間が経つにつれ、徐々に体内に吸収されるのが特徴です。
そのため、持続時間は一定期間で終わります。
効果を継続させたい場合は、効果がなくなる前に再度施術を受ける必要があります。

ヒアルロン酸注入のメリットの一つは、安全性が高いということです。
もともと体内にある成分を使用するため、安全に施術することが可能です。
メスを使う必要がないので、比較的ダウンタイムは少ないです。
施術後からすぐに普段の生活に戻ることができます。
忙しい社会人や家を長時間空けられない主婦でも、気軽に施術を受けることができるでしょう。

使用するヒアルロン酸の量は少ないので、他の人に気づかれずに施術できるというメリットもあります。
施術するか迷っている人の中には、気づかれるリスクを懸念している人も少なくないでしょう。
しかしヒアルロン酸は、少量でボリューム感を出すことができます。
ふっくらとした自然な形に仕上がるので、人に気づかれることなく唇の印象を変えられるでしょう。

施術可能な部位と特徴

ヒアルロン酸は額や目元、眉間、鼻、口元、唇、あご、こめかみ、頬などの様々な部位に使用できます。
ゴツゴツとした男性型額が気になるなら、額にヒアルロン酸を注入して丸みのある女性らしい額を作ることが可能です。
眉間の縦ジワ消したり、こめかみをふっくらさせることもできます。
加齢による顔の変化が気になっている人には、目元の施術がおすすめです。
目の上のくぼみや目の下のたるみ、クマを消す効果があります。
若い世代に人気の涙袋も、ヒアルロン酸で簡単に作れます。
注入する量を調節することで好みのサイズに作ることが可能です。
柔らかい部分に使うイメージがあるヒアルロン酸ですが、鼻筋を通したり鼻を高くすることもできます。

また、口周りには様々な効果が期待できます。
ヒアルロン酸には、口元のシワやほうれい線を消したり、口角を上げるなどの効果があります。
鼻の下のくぼみを目立たなくさせることもできるでしょう。
あごや頬の形を変えたい人にも、ヒアルロン酸注入がおすすめです。
あご先を尖らせたり前に出すなど、好きな形に変えられます。
年齢とともにこけた頬が気になる場合は、頬をふっくらさせることで若々しい印象になるでしょう。
老け顔の原因となるゴルゴラインやたるみにも、ヒアルロン酸注入が効果的です。
顔のラインがリフトアップされると、一気に顔の印象が変わります。

種類の紹介

ヒアルロン酸注入には、ジュビダーム、リデンシティー、クレヴィルという種類があります。
ジュビダームは、ボトックスの製造で有名なアラガン社の製品です。
厚生労働省により製造販売承認を受けている製品なので、安心して使用できるというメリットがあります。
ジュビダームには複数の種類があるので、施術する部位や持続時間などを考慮しながら、医師と相談して使用する製品を選びましょう。
ヒアルロン酸を注入した時、皮膚が白っぽくなったり凸凹に見えることがあります。
しかしジュビダームには、そんな症状が出る心配はありません。
どの部分に注入しても、肌の仕上がりは自然です。
ジュビダームの特徴の一つは、治療効果が長持ちすることです。
約1年程効果が持続するため、頻繁に施術を受ける必要はないでしょう。

リデンシティーは、目元や唇などデリケートな皮膚専用に開発された製品です。
柔らかいヒアルロン酸なので、小ジワを改善しふっくらとした若々しい肌に仕上げてくれます。
アミノ酸やミネラル、ビタミンなどが配合されており、美容効果も期待できます。
持続性も高く、約9ヶ月〜12ヶ月程度効果が続きます。
クレヴィルは、高濃度・高密度のヒアルロン酸です。
形が崩れにくいのが特徴で、鼻を高くしたりあごやフェイスラインを変えるのに有効な製品です。
顔にメリハリをつけたい時は、クレヴィルを使うことをおすすめします。
持続期間は約12〜15ヶ月だと言われており、効果が長持ちするという点もメリットの一つです。

唇のヒアルロン酸注入の料金目安

唇のヒアルロン酸注入の料金目安
唇のヒアルロン酸注入の料金は、使用する製品やクリニックによって異なります。
例えばA社の場合、レスチレンを使った治療は、上唇または下唇で80,000円、上下唇で130,000円かかります。
この施術を受ければ、約6ヶ月間は効果が持続します。
ヴォルベラを使った治療は、上唇または下唇で95,000円、上下唇で150,000円かかり、持続時間は約12〜18ヶ月程度です。
B社の場合、ジュビダームビスタ ボルベラXCで施術をするなら、1ccあたり69,800円、2ccあたり124,000円、3ccあたり171,000円程かかります。
C社のヒアルロン酸注入は、0.1ccあたり12,000円です。
クレヴィルを使った施術は、1ccあたり98,000円です。

上記の料金は、あくまで参考価格です。
クリニックによって料金に幅があるので、通える範囲のクリニックを複数調べることをおすすめします。
料金や効果の違いが分かりづらい場合は、複数のクリニックで無料カウンセリングを予約すると良いでしょう。
専門医師が分かりやすく説明してくれ、疑問にもきちんと答えてくれるはずです。
唇のヒアルロン酸注入は、低価格で受けられるクリニックばかりではありません。
自分が出せる予算を決め、その範囲内で施術してくれるところを探しましょう。

アヒル口

アヒル口は、口角が上がっていつも笑顔を浮かべているように見えて好印象を与えます。
上唇の外側の下の白唇と呼ばれる部分にヒアルロン酸を注入すると、アヒル口が形成されます。
アヒル口には、柔らかめのヒアルロン酸が向いているでしょう。
アヒル口だけの施術であれば、唇の左右の白唇に2~3回ずつ注射針を刺すことになります。
ヒアルロン酸の注入量は左右とも0.5cc程度となるでしょう。
注射の所要時間は片方で約5分から10分で、両方併せて10分~20分ほどかかります。

こんなにある!タイプ別の唇形成

こんなにある!タイプ別の唇形成
唇にヒアルロン酸を注入する前は、どのような唇の形にするかを決めることが必要になります。
ヒアルロン酸を注入する部分によって、口元の印象が変わるからです。
ここからは、アヒル口系、可愛い系、メリハリ系、セクシー系のタイプ別の唇形成を解説します。
タイプごとの特徴や注入方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アヒル口系

口角が上がるアヒル口は、可愛らしい印象を与える唇です。
常に微笑んでいるような印象になるので、柔らかい雰囲気の顔に仕上がります。
アヒル口の特徴は、上向きの口角と上唇が薄めであることです。
もともと唇に厚みがある人には、アヒル口は向いていないと言えます。
アヒル口を作るには、上唇の外側の下部分にヒアルロン酸を注入します。
上唇の外側にヒアルロン酸を入れると、自然と口角が上がった印象になります。
全体的に唇が薄い場合は、下唇を少しふっくらさせるとより綺麗なアヒル口に仕上がります。
上唇と下唇のバランスを考えながら、ヒアルロン酸を注入しましょう。

可愛い系

可愛らしい唇にしたいなら、唇の中央部分に丸みを持たせると良いでしょう。
中央部分をぷっくりさせることで、唇をつぼめた形になり可愛らい唇になります。
可愛い系の唇にするには、中央部分にヒアルロン酸を注入しましょう。
唇の外側には、ヒアルロン酸を入れる必要はありません。
唇の真ん中に丸みを持たせることで、全体的に小さく可愛い雰囲気の唇に仕上がります。
また、上唇を少し前に出した形にしても、可愛らしい口元に仕上がるでしょう。
上唇を少し前に出すには、上唇の下中央部分にヒアルロン酸を注入します。
この部分に丸みが出ると、可愛い印象の口元になります。

メリハリ(立体)系

メリハリのある唇も、人気が高い形の一つです。
唇の山の部分が平たい場合、口元の印象が薄くなってしまいます。
しかし山の部分にヒアルロン酸を注入することで、メリハリがあり印象的な唇にすることができます。
唇の山の部分に少量のヒアルロン酸を注入するだけで、口元の印象を大きく変えることができるはずです。
上唇の中心部分は通常、鳥のくちばしのように盛り上がっています。
人によっては、この部分も平たくなっています。
唇の中心にヒアルロン酸を注入すれば、唇にメリハリが出て綺麗な印象に仕上がります。
しかしヒアルロン酸を注入しすぎると、突起部分が大きくなりすぎてしまうので注意が必要です。

セクシー系

セクシーな口元にしたい場合は、全体的に唇を厚くすることを意識してください。
ぼってりとした厚めの唇は、セクシーな印象を与えます。
唇を厚くする場合は、全体的にバランスよくヒアルロン酸を注入しましょう。
柔らかいヒアルロン酸を注入すれば、ぷっくりとしたセクシーな唇に仕上がります。
また、下唇や上唇のみを厚くするのも効果的です。
自分の唇の厚みを確認し、よりバランスよく見える唇を目指しましょう。
セクシーな唇になりたいなら、潤いある口元にできるグロス注射もおすすめです。
低分子のヒアルロン酸を注入するので、グロスを塗った時のようなツヤのある口元になります。
唇の色味も変わるので、よりセクシーな唇を目指している人にぴったりな方法だと言えます。

ダウンタイムと施術後の経過

ダウンタイムと施術後の経過
唇のヒアルロン酸注入を検討しているなら、ダウンタイムや施術後の経過について気になる人が多いのではないでしょうか。
ヒアルロン酸注入をすると、腫れや赤みが約2〜3日程度続きます。
メイクや入浴、運動は問題なくできますが、腫れや赤みがひどい場合はアルコールを控えることをおすすめします。
また人によっては、内出血が出ることがあります。
これは約1〜2週間で消えるものなので、特に心配する必要はありません。
内出血を起こりにくくする、針の先端が丸くなった器具もあります。
内出血になりやすい人は医師に相談し、このような器具を使ってもらうことも検討しましょう。

ヒアルロン酸を注入した直後は、やや腫れたような不自然な状態になることがあります。
次第にヒアルロン酸が吸収されるので、数日後には肌に馴染み自然な仕上がりになります。
数週間経てば、ほとんど気にならなくなるはずです。
持続時間はヒアルロン酸の種類によって異なるので、事前の確認が必要です。
ヒアルロン酸自体は、数ヶ月〜2年程度で分解され吸収されると言われています。

注意点としては、ごくまれにヒアルロン酸アレルギーや痺れ、感染、皮膚の壊死などのトラブルが起こる可能性があります。
また、希望通りの形にならない、左右に差がある、肌が凸凹になる、目袋が不自然に目立つなどの症状も考えられます。
気になるトラブルや症状が出た場合は、早めにクリニックに相談するようにしましょう。

ヒアルロン酸注射のよくあるお悩み一覧

ヒアルロン酸注射のよくあるお悩み一覧
ヒアルロン酸注射をする前は、ほとんどの人が同じような悩みを抱えています。
よくある悩みの一つは、ヒアルロン酸注射をしたことが他の人に気づかれてしまわないかという点です。
ヒアルロン酸注射は、メスを使わない施術です。
施術時間が短く腫れや赤みなどの症状が目立たないので、気づかれにくいはずです。
施術中の痛みを気にする人もいると思います。
注射をする時に少し痛みを感じますが、我慢できない痛みではありません。
痛みに弱いなら、医師に相談して麻酔を使うことも可能です。

また、副作用について気になる人も多いはずです。
上記で解説した通り、施術後約2〜3日間は、腫れや内出血などが起こる可能性があります。
そのままにしておくと、自然に消えるものです。
腫れたとしてもすぐに病院に行くのではなく、数日様子を見るだけで問題ありません。
ヒアルロン酸注射を検討している人の中には、どの種類の施術を受けるべきか悩んでいる人もいると思います。
それぞれの施術によって、特徴は異なります。
施術の種類に悩んだ場合は、希望する予算や持続時間などを検討し、自分に一番合うと思った施術を受けることをおすすめします。

信頼と実績あるクリニックで安全に施術を受けよう!

信頼と実績あるクリニックで安全に施術を受けよう!
ヒアルロン酸を用いた唇形成は、メスを使わない施術なので多くの病院が行っています。
しかし、実績が多く人気があるクリニックのほうが失敗が少なく、満足できる出来映えになりやすいでしょう。
ですから、前述したように施術は信頼と実績のあるクリニックで受けることが大切です。
値段や派手な宣伝をしているというだけで選ばないようにしましょう。