鼻や顎へヒアルロン酸注射を打ち続けるとどうなる?副作用を徹底解説

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日: 2020/02/18 更新日: 2022/11/22

「鼻へのヒアルロン酸注射を打ち続けるとどうなるの?」
「ヒアルロン酸の副作用が心配」
このようなお悩みはありませんか?
ヒアルロン酸注射は顎を細くシャープにみせられる、鼻筋が通った美しい鼻になるなど、様々な効果が期待出来る施術法です。
メスを使わず注射1本で理想通りの容姿を手に入れられるとあって人気も高いですが、一方で副作用の心配をされている人も多いのではないでしょうか?
結論から申しますとヒアルロン酸を打ち続けること自体にはリスクはありません。
一度に打ちすぎたり、打つ感覚を誤ることで、副作用につながる可能性があります。
この記事ではヒアルロン酸注射の副作用、打ち続けるとどうなるかについて紹介していきます。

この記事のポイント
  • ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる
  • ヒアルロン酸を打ち続ける際の注意点
  • ヒアルロン酸の副作用

この記事を読めばヒアルロン酸注射を鼻へ打ち続けるリスクはないことがわかるようになります。
ぜひご覧ください。




ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?

打ち続けるとどうなる?
結論から言うとヒアルロン酸を打ち続けるリスクはほとんどありません。
ヒアルロン酸の効果は永遠ではありません。
時間が経てばいずれ体の中に吸収されていくもので、製品によって差はありますが持続期間は半年から2年ほどです。

ヒアルロン酸は打ち続ける必要がある

ヒアルロン酸の効果を持続させるには、繰り返し施術を受けなければいけません。
繰り返し打ち続けるとヒアルロン酸も全て体内に吸収されず、効果の持ちが良くなるのです。
つまりヒアルロン酸注射の施術を受けて、その効果を保つためには打ち続ける必要があるという訳です。
ただし何度も打ち続けると思わぬトラブルに繋がる可能性もあります。
医師に打つ頻度を確認しましょう。

注入量には注意が必要

施術を受けるにあたって注意したいのが、注入量です。
同じ部位に追加で注入するのは良いですが、適量を守らなければ不自然な仕上がりになります。

自分の予想していた通りにならなかったとしても、効果の出方には個人差があります。
注入量が多ければ理想通りに仕上がるという訳でも無いのです。

また最初の頃は効果に満足出来ても、見慣れてしまうと更なる変化を求める人がいます。
もっと肌にハリを与えたい、鼻を高くしたい、顎を尖らせたいと思いを募らせるようになり、適量を守らずヒアルロン酸を打ち続けてしまうのです。

この場合、自分は仕上がりに満足していますが、第三者から見ると不自然な仕上がりになっています。
つまり周りと美的感覚がズレてしまっているのです。
ヒアルロン酸は簡単に受けられる分、自分で自制していかなければ後で後悔する事にもなりかねません。

注入には医師の正しい知識と経験が必要

ヒアルロン酸の注入量、施術を受ける頻度を守るためには、信頼できる医師とクリニック選びが重要です。
安さばかりをアピールしているようなクリニックでは、ヒアルロン酸製剤の品質や施術を担当する医師の技術に問題があるかもしれません。
正しい知識を持っている医師は、患者の無謀な要望を簡単に受け入れるのではなく、何故問題があるかを説明し、適切な治療法を提案してくれます。
繰り返し打ち続けるにしても、施術部位に合った注入剤を選び、正しい注入量と治療頻度を守れば間違った方向には進みません。

ヒアルロン酸を打ち続けると
  • 打ち続けること自体にリスクはなし
  • 打つ際の注入量は医師の判断を
  • 失敗しないためにはクリニック・医師選びが重要

ヒアルロン酸注射の副作用は?

副作用は?
元から体内に存在する成分であるヒアルロン酸注射にも副作用のリスクもあります。
施術を受けるにあたって、どんな副作用に注意すれば良いのか確認しておきましょう。

内出血

注射による施術なので、内出血を起こす可能性があります。
予防接種などでもよく見られますが、内出血とは皮膚の下で出血している状態です。

内出血が見られても、決して施術が失敗している訳ではありません。
施術直後は痛々しく感じられても、一般的には1~2週間もすると目立たなくなります。
施術後にメイクも可能なので、メイクで隠すという方法もあります。

ただ大事な行事やイベントを控えている場合は、万が一を考えて2週間前からは治療を控えた方が安全です。
内出血をおこしにくいカニューレ針を使っての注入も可能です。
従来の針に比べて先端部が丸くなっているので、血管を傷つけるリスクを減らせます。
特に血管の数が豊富な目元、重要な血管が走っているほうれい線への注入には有効です。

むくみ・腫れ

むくみや腫れも副作用の一つです。
ヒアルロン酸注入の刺激によって生じるもので、注入直後から感じるケースが多いです。

特に治療後2~3日の間はヒアルロン酸がなじんでいない状態なので、しこりのように硬い腫れが感じられる事もあります。
極細の針を使って注意深く注射しても起こり得るもので、基本的には1週間程度で症状も治まります。
むくみや腫れの症状が酷くならないように、また早く解消するためには、とにかく注入した部分を必要以上に触らないようにします。

腫れが気になって患部を強く押さえつけると更に痛みが増したり、注入した箇所からヒアルロン酸が流れて効果が薄くなる可能性もあるため注意が必要です。

違和感・痛み

注入した部位によっては違和感や痛みを感じる事もあります。
痛みは打撲に近い程度で、基本的には数日で症状も治まります。
もし1週間以上経っても違和感や痛みが続くようであれば、医師にご相談ください。

チンダル現象

目の下のクマや笑い皺、縮緬皺の改善、涙袋を大きくするなど、目元の美容整形でもヒアルロン酸注射はよく使われます。
ただ目元の皮膚は体の中でも最も薄い皮膚と言われており、ヒアルロン酸を注入した時に透けて青っぽく見えるチンダル現象が起こる事があります。
基本的にヒアルロン酸の注入層は決まっており、例えば涙袋は眼輪筋内、目袋の下の深いシワは骨膜上といったように皮膚の深い部分に注入すれば問題ないですが、皮膚のすぐ下になる浅い層に注入すると、ヒアルロン酸が青く透けて見えてしまうのです。

クマの改善のために施術を受けたのに、さらにクマが目立つようになったと言うトラブルは、まさにチンダル現象によるものです。
このトラブルは医師が熟練した技術を持っていれば避けられるため、医師選びも重要です。
ヒアルロン酸以外にも目の下のクマにはベビーコラーゲン注射が有効です。

ヒアルロン酸の副作用
  • 重篤な副作用はほとんどない
  • 部位ごとに適正なヒアルロン酸を注入することが重要

施術後の過ごし方

施術後の過ごし方
ヒアルロン酸注射は即効性がある治療法です。

基本的には重い副作用の症状はなく、1~2週間もすれば症状も落ち着いてきます。
ただし2週間が過ぎても症状が改善されない場合は、早い段階で医療機関に相談しなければいけません。

場合によっては細菌に感染していたり、腫れがしこりのように硬くなっているケースもあります。
いずれ体内に吸収されて目立たなくなっていくにしても、状況によってはヒアラーゼを注入して再施術をした方が良いかもしれません。

施術当日は激しい運動と飲酒は禁止ですが、翌日以降は普段通りの生活をしても問題ありません。
施術の効果を最大限に発揮するため、長持ちさせるためには、施術直後に注入箇所を強く擦ったり、刺激を与えないようにするのがポイントです。

治療を受けてどんな風に変わったのか確かめたいところですが、強く触ると形が変形して不自然になってしまいます。
施術2~3時間後にはメイクも可能となっていますが、なるべく患部は触らないように注意しなければいけません。
また少なくとも注入部位の腫れが落ち着くまでの1週間は顔のマッサージも厳禁で、フェイシャルマッサージやフェイシャルエステなどの施術も控えた方がいいでしょう。

打ちすぎに注意!

打ちすぎに注意!
副作用や打ち続ける事で生じるリスクについて理解出来たでしょうか。
副作用に重い症状はなく、それほど神経質になる必要はありません。
ただし過剰に打ち続けると、不自然な仕上がりなる恐れもあります。
効果を持続させるためにも繰り返し施術を受けていく必要がありますが、注射を受ける際は注入量や施術を担当する医師、クリニック選びにも注意していかなければいけません。

銀座禅クリニックコッツフォード院長