ヴェルベットスキンで美肌になれる?ニキビにも効く人気施術を大公開!

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2021/04/11 更新日:2020/12/03

ヴェルベットスキンとは、美容クリニックなどで高い人気を誇る施術の1つです。
その高い人気の理由には、即効性があり1ヶ月後には滑らかな美肌になれること、さらに痛みや副作用が軽度でダウンタイムも短く、初めて美容施術を受ける人にも試しやすいことなどが挙げられます。
この記事では、ヴェルベットスキンの内容から施術後のアフターケアまで詳しく紹介します。

ヴェルベットスキンとは?

ヴェルベットスキンとは?
極細の針で肌に小さな穴をあけて皮膚の治癒力を促進させ綺麗にする「ダーマペン」と、「PRX-T33」という薬剤をマッサージしながら塗り込む「マッサージピール」という施術を組み合わせた美容施術です。
肌の表面にダーマペンの針を刺して小さな穴をあけ、薬剤が浸透しやすくなっている部分にマッサージピールを塗布することで、2つの施術の相乗効果による高い美容効果をもたらし、ヴェルベット(天鵞絨)のように滑らかでツヤのある美肌へと導いてくれます。

ヴェルベットスキンはレーザーや光(IPL)などの装置を使わないため、熱ダメージの負担が少なく痛みや副作用は最小限で済むので、初心者の方でも挑戦しやすい美肌治療法です。
さらに、施術費用は1回で3~5万円程と比較的手が出しやすい価格で、施術を続けて高い効果を維持することも可能です。
これらの理由から、ヴェルベットスキンは美容クリニックなどで人気を集めている施術の一つとなっています。
まずは、このヴェルベットスキンがどのような施術から成り立ち、高い美容効果を与えているのか―その基となる2つの施術から紹介していきます。

①ダーマペン

肌の表面に髪の毛よりも細い針で微細な穴をあけ、皮膚が持つ治癒力を促して肌を若返らせるという再生治療の一つです。
ダーマペンの装置には10本程度の細い針が付いており、これを皮膚表面に下ろして1000個以上に及ぶ高密度の穴をあけることで、肌がその傷を治そうと内部でコラーゲンやエラスチン生成を行います。
この治癒力を利用することで、針を刺した部分が綺麗に改善されていくという仕組みになっています。
さらに、穴をあけた部位に肌のうるおいを取り戻す「成長因子」を塗布し、肌の内部へ浸透させることでより大きな美容効果をもたらします。

この成長因子はコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞を刺激して、肌の細胞成長を早め治癒力を高める働きがあり、ダーマペンの再生治療をサポートする役目を担います。
ダーマペン治療の後に新しく生成された肌は、ハリや弾力がある若さのある美肌となり、しわやたるみにも高い改善効果を発揮することが可能です。
また、クレーターやニキビ跡、毛穴の開きの改善も期待できます。
個人差はあるものの、1ヶ月を目安に繰り返し施術を受けることで、美容効果をより長く維持することが出来ます。

肌に傷を与えるタイプの施術ではありますが、施術前に麻酔クリームを塗布するため痛みや出血はほとんどなく、副作用は赤みや皮むけで済みダウンタイムも短いと、他の美容施術に比べて本人にかかる負担は少ないです。

②マッサージピール

「PRX-T33」という専用の薬剤を使いピーリングを行う美容施術です。
PRX-T33は、主に「トリクロロ酸(TCA)」「過酸化水素水(H202)」「コウジ酸」の3つの成分から成り立っています。
トリクロロ酸は肌の深部に浸透しやすい成分で、真皮を刺激して皮膚のターンオーバーを促しますが、強い剥離作用と炎症作用を有しています。
過酸化水素水はトリクロロ酸の作用から肌を保護する役割を持っており、肌への刺激をコントロールする役目を担います。
PRX-T33は高濃度のトリクロロ酢酸と低濃度の過酸化水素を併用しており、薬剤に含まれる美容成分を適度な濃度勾配にすることで、トリクロロ酢酸によるフロスティング(皮膚の剥離作用)を起こさずに美容効果を発揮します。

コウジ酸には、黒ずみやニキビのもとになる有害な色素「メラニン」を作る酵素を抑制させ、クスミやニキビ跡を改善・防止させる効果があります。
さらに、加齢に伴う糖化が起こす黄ぐすみ、その原因となるAGEs産生を抑制するなど高い美白効果も有している成分です。
クスミやニキビの他、毛穴の悩みにも幅広く対応でき、毛穴のつまりやたるみ毛穴の改善、毛穴の黒ずみ予防にも効果があります。
施術による負担も少なく、美容効果を高めるためにマッサージして薬剤を塗り込むだけなので、痛みや副作用はほとんどありません。

期待できる効果一覧!

期待できる効果一覧!
ヴェルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピールの併用による美容効果が期待でき、特にニキビやニキビ跡の改善に高い効果を発揮します。
ダーマペンで肌表面にあけた穴から成長因子とPRX-T33を浸透させることで、肌内部の治癒力やターンオーバーを促進させて、ハリや弾力のある健康的な若肌を取り戻します。
ピーリングによって促進されたコラーゲン生成力が、ニキビやニキビ跡、毛孔性苔癬によるざらつきを改善・防止して美白肌へと導き、保湿効果によりしっとりとした滑らかな肌を生成します。

しわやたるみといった肌の衰えにも効果を発揮し、くすみや小じわ、ほうれい線などがリフトアップになり、劣化した肌質を治し滑らかな肌へと改善できます。
毛穴の悩みにも高い効果を発揮し、薬剤が浸透して毛穴のひらきやたるみを改善・防止します。
さらに、成長因子やコウジ酸の美白効果により、シミや黒ずみなどの色素沈着も改善できます。
なお、ヴェルベットスキンは1回だけでも高い美容効果を発揮しますが、1ヶ月に1回のペースを保ちつつ、施術を3~5回ほど継続して受けることで、より長く効果を維持することが可能です。

施術の流れ

施術の流れ
ヴェルベットスキンの効果が完全に発揮されるまで、1ヶ月ほどの期間を要します。
施術日にはまだ赤みやひりつきが残っており、メイクや洗顔が出来るようになるのは10~12時間後からです。
2日目には前日よりも赤みが多少軽減し、ややくすみが生じるものの、メイクで隠れる程度の目立たないものです。
ただし、ややごわつきがあります。
3日目にはより赤みが軽減されて、皮向けが始まります。
なお、角質層が薄い口回りや目周りなどの皮向けは、メイクで隠しにくくなるので注意です。

4日目から皮むけのピークを迎える人が多く、細かい皮向けが続くようになります。
化粧水や美容液などがひりつくことがあるので、使う際は気をつけましょう。
5日目からは更に皮がむけていき、徐々にヴェルベットスキンの効果を実感できるようになります。
肌が美白に近づき、少しずつハリや滑らかさなどが出てきます。
なお、効果の表出には個人差あり、6日目、7日目辺りから実感に至るという場合もあります。
1か月後には完全に美容効果が発揮され、肌にハリやつやが出て、ヴェルベットのようなしっとりした滑らかな美白肌になります。

副作用やダウンタイムはある?

副作用やダウンタイムはある?
ダウンタイムとは、施術による腫れやむくみ、あざなどによって、日常生活に支障が出てしまう期間のことです。
副作用として針の跡が点状に見えていたり、細かい内出血や腫れ、皮むけ、赤み、炎症などが起ることがありますが、ほとんどの場合は数日で消失します。
ヴェルベットスキンの副作用やダウンタイムは、他の美容施術と比べると軽度かつ短期間で済み数日間で治まります。
施術後は、前述したとおり肌の小さな痛みやひりつきが続くものの、このダウンタイムは通常1〜3日程度で収まる軽度のものです。

なお、副作用やダウンタイムの症状や期間は個人差があるので、収まらないからとマッサージを行うなど、施術部位に刺激や負担を与えるのは必ず避けてください。
症状が出ている期間は安静にして、十分に体を休ませて肌の治癒に専念しましょう。

施術後

施術後には、施術の後の刺激を受けた肌についての注意に関して説明を受けることになります。
刺激を受けた肌が元の状態に戻るまでの時間をダウンタイムといいますが、ダウンタイムがどれくらい続くのかについても説明されるだけでなく、赤みやピリピリ感など、施術で起こりうる副作用についても説明し、その症状に対するケアについても学ぶための時間を設けています。

アフターケアについて

アフターケアについて
ヴェルベットスキンの施術後について、いくつか注意点があります。
まず、施術が終わった当日はデリケートな状態になっているので、施術部位はなるべく保湿して清潔に保つ必要があります。
ただし、洗顔やメイクが出来るタイミングは必ず守り、施術後すぐに行うのは避けてください。

施術後の数日間も、刺激から弱くなっている肌を保護するために、なるべく安静にして体をケアしましょう。
施術後の肌に負担をかけてしまうと、逆に肌質を劣化させる原因となってしまい、腫れや炎症の悪化を引き起こしたり、シミや黒ずみを残してしまう恐れがあります。

施術後の肌は傷があり、感染や乾燥に弱いという非常にデリケートな状態なので、数日間は一時的に保湿・UVケアを行う必要があります。
以下、ヴェルベットスキンの施術当日と、施術後数日間のアフターケアについて気をつけるべきことを解説します。

施術当日について

まず、施術後の洗顔やメイクは必ず時間経過を待ってから行いましょう。
施術部位は、施術後から10~12時間は水に濡らしてはいけないため、洗顔やメイクなどは出来ません。
勿論、防腐剤や添加物の入った基礎化粧品を使うなど、肌に負担をかけるようなメイクも厳禁です。
また、施術後は針の跡や内出血、腫れなどの「傷」が残っているので、血行のよくなる行為も控えてください。
また、当日からは感染防止のため、施術部位は可能な限り清潔に保つよう心がけ、外界の汚れや刺激などから肌を保護しましょう。

さらに、施術後の肌は保護膜が失われているため、肌内部の水分蒸発が進行しやすくなっており乾燥に弱い状態です。
一時的なものですが、肌質を滑らかで潤いのある肌を保つためにも、保湿ケアによる水分の維持を心がけましょう。
なお、シャワーは当日から可能ですが、入浴は出来るのは翌日からになります。
当日は、洗顔などのタイミングを守って刺激や乾燥から肌を保護し、施術部位からの感染には十分に気をつけましょう。

アフターケアの方法

アフターケアの方法
ヴェルべットスキン施術を受けた後、肌を保護するためにはどのようなケアをするべきなのでしょうか。
施術後のアフターケアについての方法を紹介します。

当日の過ごしかた

施術を受けた当日は、特に肌へのダメージが強く感じられるはずです。
施術を受けた後の肌の反応には個人差がありますが、赤みや腫れを感じることが多いでしょう。
そうしてダメージを受けた肌のアフターケアですが、治療部位以外の部分についてはシャワーは施術当日から浴びても構いません。
ただし、治療部位は10時間~12時間ほどは洗顔や水に濡らすのは避けてください。
洗顔をしたり、水に濡らしてもいいのは施術翌日となります。
治療部位は非常にデリケートですので、洗う際も優しく洗うようにし、可能な限り清潔にしましょう。

ヴェルべットスキン施術を受けた後、肌は皮剥けを起こしてポロポロと古い角質が脱落し、デリケートな新しい肌が顔を出します。
この新しい肌にストレスをかけるのは好ましくないため、治療部位のマッサージは1週間は避けるべきです。
また、血行を過度に良くしてしまうと炎症が増強して、赤みや腫れ、ヒリヒリした感覚が持続してしまう原因になってしまうことが考えられます。
プールや運動、飲酒など血行が良くなるような行為は、赤みが取れて肌の炎症が落ち着いたことが確認できるまで控えたほうがいいでしょう。

施術後数日間について

施術後の数日間も内出血や炎症が落ち着くまで、最低でも施術後から1週間は肌への刺激を最小限に抑えてください。
特に、肌への刺激が強い塩素プールは炎症を悪化させる危険性があるため、副作用が収まるまでは必ず控えましょう。
血行を促進させる激しいスポーツやヨガなども厳禁です。
その他、同じく血行促進の効果があるサウナや日焼け、飲酒なども炎症が長引く原因になるので避けてください。
施術後から数日間は、皮向けや乾燥により肌がざらついた状態が続くので、保湿ケアと紫外線対策を十分に行って肌を守りましょう。

なお、施術部位にかさぶたが出来ることがありますが、4~5日で消失するので無理にはがさず放置しても大丈夫です。
また、施術後1週間以内のマッサージは肌への刺激による色素沈着の恐れがあり、逆にシミを残す原因となってしまうので控えてください。
再度施術を行うのであれば、施術から3~4週間後のペースを守って継続しましょう。
数日間は血行を促進させるような行為は控え、施術部位へ刺激を与えないよう、副作用が落ち着くまでは過度な運動は避けましょう。
ヴェルベットスキンのアフターケアでは通院の必要がないので、自主的なケアを心がけてください。

ヴェルベットスキンは美肌への近道!

ヴェルベットスキンは美肌への近道!
この記事では、ヴェルベットスキンについて紹介しました。
内容の通り、2つの施術がもたらす相乗効果によって、ニキビを始めとした多くの改善効果を発揮する、オールマイティな施術です。
高い美容効果があるにもかかわらず初心者でも挑みやすい施術なので、美容施術は初めてで不安があるという方も、この記事を参考に検討してみてください。