公開日:2022/01/26更新日:2023/11/13

GLP-1ダイエット薬の個人輸入は危険!安全に処方してもらう方法

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「サクセンダを安く手に入れたい!」
「なるべく費用を抑えてGLP-1ダイエットを始めたい」
とお考えではありませんか?
同じ薬なら安く手に入れたいと思うのは当然です。
安く手に入れたいからと言って個人輸入は絶対にしてはいけません。
なぜなら海外から医薬品を個人輸入することはリスクしかないからです。
この記事ではGLP-1個人輸入は絶対にNG!サクセンダ・リベルサスを安く手に入れる?について詳しくご紹介します。

この記事のポイント
  • 個人輸入のトラブル
  • 個人輸入は安全なのか

GLP-1受容体作動薬は医薬品ですので、使用には必ず医師の診断が必要です。
この記事を読めばGLP-1受容体作動薬を個人輸入するリスクについて理解でき、個人輸入しようとは考えなくなるはずです。
ぜひご覧ください。

GLP-1を個人輸入したときのトラブル

個人輸入したときのトラブル

個人輸入すればGLP-1受容体作動薬を安く購入できるとネットの書き込みを目にしますが、個人輸入にはさまざまなトラブルが潜んでおり注意が必要です。
安いからと安易な考えで個人輸入を始めるのではなく、事前に起こりうるトラブルを知っておくと回避に繋がります。

参照:医薬品等の個人輸入について

資格がなくても個人で輸入できるのか?

個人で輸入できるのか?

GLP-1受容体作動薬を個人で輸入する場合は、原則として輸入確認証を取得し申請手続きをする必要があります。
個人が自分で使用する場合にのみ、個人輸入は認められています。
ここで重要なことは、営業のために輸入はできませんので、他の人に売ったり、譲ったりすることは認められていません。

楽天やAmazonでも販売されている?

GLP-1と名前が付くものは楽天やAmazonでも販売されていますが、GLP-1受容体作動薬ではありません。
GLP-1受容体作動薬は医療用医薬品となり医師の処方なしでは販売することができない医薬品です。
通信販売で売られているGLP-1は、いわゆるサプリメントなので医薬品とは異なるカテゴリーとなります。
逆に医薬品とは、効果や有効性が科学的に認められたものを指し、動物や人間に使用して安全であり、効果が確認されたものです。

サプリメントのGLP-1はサプリメントのため効果は証明されていない

楽天とAmazonで販売されているGLP-1はサプリメントですので、経口摂取型です。
ペプチドであるGLP-1は胃酸で分解されてしまうため、口から摂取するサプリメントタイプでは効果が期待できないと言えます。
通信販売のGLP-1のほとんどは、EPAのサプリメントです。

GLP-1受容体作動薬について

個人輸入のリスクの前にGLP-1ダイエットで使用される、GLP-1受容体作動薬の種類や効果についてご紹介いたします。

GLP-1の効果

GLP-1はもともと体内に存在します。
食事をすると小腸からGLP-1が分泌され、血液の中を通ってすい臓まで運ばれます。
すい臓に到達したGLP-1がここでインスリンの分泌を促します。
この呼びかけに応じてインスリンが分泌されることで血糖値が下がります。
血糖値が高い時はインスリンが分泌されません。

GLP-1受容体作動薬の種類

糖尿病治療薬として処方されるGLP-1受容体作動薬は経口薬か自己注射による摂取に分けられます。
経口薬は2021年の厚生労働省に認可された「リベルサス」のみです。
自己注射の製剤は主な種類で「サクセンダ」「オゼンピック」「ピクトーザ」「トルリシティ」があります。
それぞれ投与頻度や効果も差があります。
銀座禅クリニックでは海外の研究でダイエット効果が高かったとされる、主成分がリラグルチドの「サクセンダ」を処方しております。
自己注射に抵抗がある方向けに経口薬の「リベルサス」もございますので、安心して服用いただけます。

模造品やニセモノのGLP-1が急増

模造品やニセモノのGLP-1が急増

個人輸入でGLP-1を購入する際、気を付けなければならないことは信頼が持てる販売者であるかの見極めです。
値段だけで販売者を区別をすると、GLP-1受容体作動薬が模造品やニセモノである可能性も否めません。

医薬品医療機器等法に基づいて販売される薬剤

医薬品医療機器等法

日本国内のクリニックで販売されているGLP-1受容体作動薬は、品質と有効性、安全性に問題がないかについて必ず裏付けを取っています。
人に投与した際、安全性と有効性に問題がないか臨床実験によって確認され、医薬品の製造工場において製造工程全般に渡り品質管理に問題がないかを確認しています

海外輸入のリスク

海外輸入でGLP-1を輸入した時のリス

日本以外で購入したGLP-1受容体作動薬を含む薬剤は、日本で品質を確認しておらず、製造国によっては品質を全く確認されないまま販売されているケースがあります。

安価な値段で手に入りますが、注文したGLP-1受容体作動薬が海外から届かないという事案もありますし、輸入をするために各種法令に基づいた税関以外の他省庁の許可や承認に時間がかかり、配送になかなか至らないなど個人輸入にはさまざまなリスクが潜んでいます。

輸入代行した場合のリスク

GLP-1を輸入代行した場合のリスク

個人でGLP-1受容体作動薬を輸入するのは不安である場合は、輸入代行業者を介して輸入すると難しい手続きなどの問題がクリアされます。
この場合のリスクは、送料と薬監証明発行料、委託料などの手数料が必要となり、個人単位での輸入個数ではメリットはほとんどありません。
万が一、商品が届かなかったり、思っていた薬剤と違う製品が届いたとしても基本的には購入者の責任とされることが多いです。

安全性が保証されない個人輸入製品

粗悪な安全性が保証されないGLP-1製品

使ったことのない海外サイトにアクセスし、不確かな知識でGLP-1受容体作動薬を個人輸入することは危険です。
政府広報オンラインでも、個人輸入のリスクについて注意喚起するページが作成されているほどです。

参照:健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入

韓国の中古市場でも販売されているGLP-1

韓国のKDFAでは認証済みのGLP-1受容体作動薬として承認されているため、治療が必要だと判断された場合は保険が適用され安く購入できます。
安く購入した製剤を転売していることもあり、正しく保管されていなかった製剤や、中古品の場合は感染症のリスクも懸念されます。
また、粗悪で安価な製品であれば効果は期待できないどころか、あらぬ事態に巻き込まれる可能性も拭えません。

数あるメディカルダイエットの中でも副作用が少ないとされているGLP-1ですが、海外輸入した薬剤であると説明書も外国語ですし、最悪の場合はニセモノかもしれません。
日本でも使われているGLP-1受容体作動薬とは製造方法や使用方法が異なることもあるので、使い方を間違えると思わぬ副作用に見舞われることも考えられます。
個人輸入するのであれば、薬の知識と外国語の知識、購入先の安全性を見極める知識を持たなければ万が一の結果を招くことになりかねません。

医師に相談できないことも

医師に相談できないことも

海外から個人輸入したGLP-1であると、日本の医師や薬剤師が成分や作用について充分な知識を持っていないこともあります。
同じGLP-1であったとしても、対処方法についても製品ごとに違います。
また、個人輸入で購入したGLP-1受容体作動薬で重篤な副作用が表れても、医薬品副作用被害救済制度が適用されず、医療費等の給付を受けられないこともあります。

参照:健康被害救済業務の概要

個人輸入で本当にあった健康被害

海外から個人輸入したGLP-1受容体作動薬で、健康被害にあったという事例はまだ報告されていないようですが、他の薬剤ではさまざまな健康被害が報告されています。
例えば、無承認無許可医薬品のペニソールと呼ばれる製品からは、多量の鉛が検出されています。
本物に似せたニセモノの製品も横行しているようですので、GLP-1受容体作動薬の副作用とは全く違う、健康被害に見舞われる可能性も覚悟しておかねばなりません。

参照:実際にどんな健康被害があったの?

個人輸入はおすすめできない理由
  • 医師の診断が受けれない
  • 安全性が保障されない
  • 健康被害のリスクが高い

GLP-1ダイエットはZENクリニックご相談ください

GLP-1ダイエットは、体内に取り込むことで、血糖値の急上昇を抑え、食欲を抑えることを利用したダイエットです。

ZENクリニックでは必ず当院の医師の診断を受けていただいた方のみに処方を行っております。
感染症が気になる方や遠方にお住まいの方向けにオンライン診療も実施しております。

初回の方限定でお得なコースをご用意しておりますので、この機会にぜひお試しください。

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