「なんだか以前より頭頂部が薄くなってきた気がする…」
「つむじ周辺の地肌が透けて見えるのは気のせい…?」
こうした髪や頭皮の小さな変化を感じていらっしゃる方、もしかしたらAGAによる「つむじハゲ」の初期症状が現れ始めているかもしれません。
AGAによるつむじハゲなどの症状は放っておくとどんどん進行してしまいますが、初期段階のうちに治療を行えば、比較的短期間で改善できる可能性が高いともいわれています。
手遅れになる前に、まずは自分の現状を把握してできるだけ早く薄毛の改善をしていくことが大切です。
「初期段階なら自分はまだ大丈夫」と思わず、今からつむじハゲの対策をしていきましょう!
つむじハゲの初期症状が出ているかを確認する4つのポイント
以前より頭頂部が薄くなってきたなと感じたら、AGAの進行が始まっている可能性は高いです。頭頂部の変化を少しでも感じたら、まずはご自身でセルフチェックを行い、つむじ周辺が正常な状態か薄い状態かを確認しましょう。
なお、セルフチェックする際にはスマートフォンなどで頭頂部の写真を撮りながら確認するのがおすすめです。
写真を確認して以下4項目のいずれかに当てはまる場合は、つむじ周辺に薄毛の初期症状が現れている可能性が極めて高いです。
ここでは、つむじハゲが進行している場合に見られる代表的な①~④の初期症状について詳しく解説します。ご自身の写真と照らし合わせながら現状を確認していきましょう。
つむじ周りの地肌が透けて見える
つむじ周りの地肌が透けて薄く見えるのは、つむじハゲの最もわかりやすい初期症状です。
本来つむじ周りの毛は渦を巻くように生えており、地肌が見えるのは渦の中心だけです。しかし、毛が細くなったり毛量が減ったりしてつむじ周辺の薄毛が進んでくると、渦がぼやけて地肌の透けて見える範囲が広がります。
そして、この状態がさらに進むと、頭頂部はO型の薄毛へ進行する可能性があります。
頭皮の色が赤い、もしくは茶色い
通常、健康な頭皮は白色か肌色をしていますが、頭皮が全体的に赤っぽい or 茶色っぽい色になっている場合には頭皮トラブルの発生が疑われます。
乾燥や日焼けによって起こる頭皮環境の悪化は薄毛を招く原因とされており、頭皮が赤いもしくは茶色い場合、つむじハゲの前段階にあるか初期症状が出始めていることが想定されます。
頭皮の乾燥や紫外線による日焼けのダメージ、炎症は全て抜け毛が増加する原因です。紫外線を避けるために帽子をかぶる、スカルプケアをして頭皮を清潔に保つなどの対策を行いましょう。
つむじ周りの髪質が細い
つむじ周りの髪が細くなっていたり、髪のボリュームが減っていたりするのもつむじはげの初期症状です。つむじハゲの主な原因はヘアサイクルの乱れであり、ヘアサイクルが乱れると髪は十分に成長できず細い髪や短い髪が増えて生え方がまばらになっていきます。
つまり、つむじ周りの髪が細いまたはボリュームがないように感じる場合には、ヘアサイクルが乱れ始めてつむじハゲが進行している可能性が高いと考えた方がよいでしょう。
つむじの毛流れがぼやけている
正常なつむじは渦を巻いて髪が生えているので、毛流れがはっきりとわかります。しかし、つむじはげが進行してくると髪が細くなって毛量が減少し、毛流れはぼやけて見えてきます。
また、毛流れがぼやける以外にも、毛の流れ自体が直線上になってくるパターンが見受けられます。
初期段階を終えるとつむじを中心に薄毛が広がる
つむじハゲの原因にAGA(男性型脱毛症)が影響している場合、初期段階を終えると薄毛はつむじを中心として髪全体に広がっていきます。
AGAは徐々に進行していくのが特徴で、何も対処しなければ薄毛は改善せず、毛量は減り続けます。
また、下記の図を見ていただくとわかるように、つむじの薄毛と額の薄毛(通称:M字ハゲ)が同時に起こった場合には、U字型の薄毛へと進行してしまう可能性もあります。
AGAの進行タイプは3種類あり、頭頂部から薄くなる「タイプO型」、額の生え際から後退していく「タイプM型」、額の生え際と頭頂部の両方が薄くなっていく「タイプU型」に分類されます。
頭頂部のつむじ周辺がアルファベットの「O」のように薄くなっていくのがつむじハゲの特徴です。初期段階では頭頂部の髪質だけが細く柔らかくなり、薄っすらと頭皮が透けている状態かと思いますが、症状が進行するにつれてはっきりと地肌が見えていき、露出範囲もどんどん大きくなります。
そしてもう1つ、タイプO型と同時進行で警戒していただきたいのが「タイプM型(M字ハゲ)」です。
頭頂部の薄毛の初期症状と併せて、生え際の髪の毛がM字型に薄くなってきたと感じる場合、今後生え際と頭頂部の両方から進行し、U字型の薄毛に発展してしまう可能性が考えられます。
現時点で地肌が透けて見えていたり、髪質が変化していたりといった初期症状は実感しているものの、「まだ禿げて見えないから大丈夫だろう」と思っている方は要注意です!
初期段階から薄毛の対処をしておかないと脱毛症状が自然に治まることはありません。
AGAは進行性の脱毛症であるため、一度薄毛になってしまうと治療をする以外に進行を食い止める方法はないとされているのです。
つむじハゲの初期段階で知っておきたい3つのこと
初期段階でつむじが薄くなってきていることを発見できたあなたは幸運だと思ってください。
つむじ部分の薄毛を含むAGA治療は、早期であればあるほど薄毛の改善効果が高まるといわれています。しかし、薄毛の初期段階だからこそ気をつけておかなければならない問題があります。
薄毛の初期症状は周囲が気づかないほど軽度なことも多いため、気づいた場合の対処もついつい軽視しされてしまいがちなのです。
結論から申し上げると、薄毛の初期症状に気づいた際に上記のような対処をするのは全て間違いです。
最初のうちはハッキリとわからない薄毛の症状でも、じわじわと進行していき気づいた時にはすでに手遅れというパターンもあり得ます。そこで、ここからは「薄毛の初期段階だからこそ知っておきたい3つのこと」について詳しくお話していきます。
初期段階だから「手軽な育毛剤を使う」は間違い
「薄毛になったから育毛剤を使い始める」という方は多いですが、育毛剤は薄毛になってから使用しても意味がありません。
育毛剤の本来の目的は、その名の通り「髪を育てる」ことです。育毛剤の役割は今ある髪を育てることであり、発毛促進効果は期待できません。
既につむじハゲの症状が出ている方は、「育毛剤」ではなく「発毛剤」を使用するのがおすすめです。
市販されているスカルプ商品なども育毛剤と同様です。発毛剤も市販されているものがありますが、発毛効果がより高いものはAGAクリニックなどで処方してもらう必要があります。
生活習慣改善やヘアケアだけでは薄毛は改善されない
生活習慣の改善や正しいヘアケアを行うことは、頭皮環境の維持や薄毛を予防するために必要不可欠であり、頭皮だけでなく健康な体づくりのためにも非常に重要な存在です。
しかし、AGAによる薄毛は男性ホルモンの影響が根本の原因であるため、生活習慣の改善やヘアケアだけで薄毛を改善することは難しいです。もちろん、生活習慣の乱れも薄毛の原因の一部ではあるため、日ごろから髪や頭皮に気を使うことは大切ですが、生活習慣を改善するだけでは薄毛が抑制されることも発毛が促されることもありません。
初期段階だからこそ効果を実感できるAGA治療
AGAは進行型の脱毛症であり、放っておくと薄毛がどんどん進んで自然に改善することはありません。
薄毛を改善したいなら、薄毛に気づいたその時からAGA治療を始めるのが肝心ですが、ほとんどの方は薄毛の初期段階でAGA治療を受けず、薄毛が進行してから治療を始めます。
しかし、進行してからでは治療にとても時間がかかるうえ、完全に元の状態に戻せないこともあるのです。AGA治療は早く始めれば早いほど改善効果は高いと言われています。
髪の毛を作り出す毛母細胞には寿命があり、寿命を迎えると髪は生えなくなる
髪は毛母細胞のヘアサイクルにより作り出されていて、このヘアサイクルは通常2~6年の周期を繰り返しています。また、毛母細胞はヘアサイクルを40~50回繰り返すと寿命を迎えると言われており、通常のヘアサイクルであれば単純計算で80年間髪を作り出すことができます。
しかし、AGAを発症した方の場合、ヘアサイクルが100日~1年というかなり短い周期で終えてしまうため、通常よりも早く毛母細胞は寿命を迎えることになります。
髪の毛を少しでも長く作り続けていくには、早い段階でAGA治療を行い、ヘアサイクルを通常の周期に戻して毛母細胞の寿命を延ばすことが重要です。
他にも、AGAが進行すると頭皮の毛根が萎縮してしまい、思うように髪が生えてこなくなる可能性があります。さらに、毛根に回復力が残っているうちに治療を行わなければ、治療効果を実感できないといった場合も考えられます。
実際にAGA治療で用いられる「フィナステリド」という内服薬は、40歳未満の方や軽症の薄毛の方により高い効果が得られたという研究結果があります。治療薬の効果を最大限引き出すためにはAGA治療を早い段階からスタートさせることが大切です。
さいごに
あなたが現在気になっている薄毛の症状が万が一AGAであった場合、薄毛は自然に治ることがなく、AGA治療を始めなければ徐々に全体へと広がっていってしまいます。
しかし、つむじハゲの初期段階でAGA治療を始めることができれば、治療効果を早く実感することができるでしょう。
AGA治療は薄毛に気づいたその時に始めるのがベストなタイミングです!まだまだ薄くなるわけにはいかないという方は、すぐにAGA治療をスタートさせましょう!