わかめで髪は本当に生える?わかめと髪の毛の関係性を徹底解説

育毛・増毛
わかめで髪は本当に生える?わかめと髪の毛の関係性を徹底解説
監修者 阿部有寛(院長)

 

「わかめを毎日食べると髪の毛が生えてくる」「わかめをたくさん食べると髪の毛が増える」といったように、わかめは髪の毛に良いという噂を一度は耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか?
また抜け毛や薄毛をどうにか改善したいと、髪の毛のためにわかめを食べている方の中には「本当にわかめで髪の毛が生えてくるの?」と疑問に感じている方もいると思います。

結論から申し上げますと、わかめを食べるだけでは発毛効果は期待できません。残念ながら、毎日わかめを沢山食べたからと言って髪の毛が生えたり増えたりすることはありませんが、わかめに髪の毛にとって良い成分が豊富に含まれているのは事実です。

わかめに含まれる栄養素は、髪を元気に保つ効果があるため、あくまで生やすためではなく育毛の観点から見て積極的に摂ってほしい食材と言えます。

今現在抜け毛や薄毛に悩んでいる方や、髪についてお悩みがあってわかめを積極的に摂取している方はぜひ最後までお読みください。

わかめを食べると髪が生える・増えるという根拠は低い

わかめ自体に発毛効果は期待できないので、「わかめを食べるだけで髪が生える・増える」というのは言い難いとされています。

わかめやこんぶといった海藻類には、髪に良いとされる栄養素が豊富に含まれているので、積極的に食事に取り入れたい食材ですが、薄毛や抜け毛の改善をわかめを食べるだけですることはおすすめしません。

薄毛や抜け毛はヘアサイクルが乱れることで起きており、このヘアサイクルを正常の状態に戻さなければ新しい髪が生えてくることはありません。わかめ自体にヘアサイクルを正常に戻す効果はないので、わかめを食べただけで髪が生えるとは言い難いでしょう。

 

わかめに含まれるミネラルには育毛効果がある

わかめには、ミネラル、タンパク質、ビタミン、食物繊維など、髪の毛を作るためや頭皮環境を整えるのに欠かせない栄養素がたくさん含まれています。

このような髪に良い栄養素が含まれているというところから「ハゲてきたらワカメを食べよう」といった噂が広がったとされています。

わかめが髪にとって良い成分を含んでいることは間違いないですが、髪の毛を健康的に成長させていくためには、特定の食材や栄養を摂るのではなく、さまざまな食材をバランス良く食べることが大切です。

薄毛を改善させようと思ってわかめばかり食べていたとしたら、かえって髪の毛に必要な栄養が足りなくなって、抜け毛や薄毛を加速させてしまうことにもなりかねません。
特定の食材だけではなく、肉類・魚介類・大豆製品に含まれるタンパク質、野菜や果物に多いビタミン類、牡蠣や豚レバーなどの亜鉛など、わかめ以外にも髪に必要な栄養素を含む食材は沢山あるので、さまざまな食材をバランス良く摂取していきましょう!

 

わかめと髪に関するQ&A

「髪が増える訳ではないけれど、今ある髪を元気に育てるには効果的」なわかめについて、この記事ではわかめと髪の毛に関する7つの疑問について詳しく回答していきます。

 

Q. 髪を切りすぎてしまいました。わかめを食べたら髪の毛が早く伸びますか?

A. わかめの効能と髪の毛の成長が結びつかないため、わかめを食べても髪の毛は早く伸びません。

わかめにはアルギニン酸という血流が良くなる栄養素が含まれているため、髪の毛に必要な栄養素を運びやすくすることはできますが、髪の毛の成長スピードは早めることができません。
他にも髪の毛を早く伸ばすことのできる食材は存在せず、特定の食べ物で髪の毛の成長を早めることはできないのです。

一方、さまざまな食材を食べて栄養バランスを整えることや十分な睡眠、適度な運動、正しいヘアケアを行うことで、髪の毛が健康的に育つ環境を整えることは可能です。
また個人差はあるものの髪の毛は1ヶ月で1cm程度伸びるので、それまでの間は髪の毛を抑えてドライヤーをしたり、スタイリングで工夫したりして髪の毛を長く見せるのも方法のひとつです。

 

発毛剤と育毛剤の違い|効果や目的の違いについて徹底比較

 

Q. 天然パーマです。わかめを食べると髪がサラサラになると聞いたのですが本当ですか?

A. 天然パーマは生まれつきのものなので、わかめを食べてもサラサラストレートになることはありません。

天然パーマは生まれつき、毛根部分の毛穴の形がゆがんでいることで、生えてくる髪の毛がクルクルになっている状態です。わかめを食べたからといって毛穴の形が変わりサラサラになるとは言えないでしょう。また、他の食材でも同様に、食材を用いて天然パーマがサラサラストレートになることは難しいです。

一方、加齢やホルモンバランスの乱れなど後天的なくせ毛の場合は、髪内部の水分バランスの崩れによってくせが出ている場合があります。その場合は、栄養バランスの整った食事をするなど生活習慣を整えることや、トリートメントでケアすることである程度はくせが弱まることもあります。

しかし天然パーマをサラサラにするのであれば、薬剤を使って髪の毛をまっすぐにする植毛矯正やストレートパーマをしたり、ヘアアイロンで天然パーマを伸ばしたりする必要があると言えます。

 

Q. わかめなどの海藻類を食べると髪が黒くなるって本当ですか?

A. 髪の毛の黒さは遺伝によって決まることが多いため、わかめを食べても髪の毛は黒くなりません。

髪の毛の黒さは、毛根部分にあるメラノサイトと呼ばれる細胞がメラニンを作り出すことで起こり、その黒さは両親からメラニンの種類と量が引き継がれることで決まります。髪の黒さは生まれつきという要因が大きく、わかめや海藻類をたくさん食べたからと言って、メラノサイトにアプローチできるという根拠はありません。

後天的に紫外線やドライヤー、ヘアアイロンなどのダメージによって、黒い髪の毛が茶色くなることはありますが、反対に大人になってから髪の毛が黒くなっていくことは基本的にはないと言えます。
そのためわかめなどの海藻類を食べたからと言って髪の毛が黒くなることはなく、海藻類などの見た目のイメージを伴う噂と考えていいでしょう。

 

Q. わかめを食べると白髪にならない・改善されると聞きましたが本当ですか?

A.「わかめを食べると白髪にならない・改善される」という科学的な根拠はありません。

この記事を作成している現在、わかめと白髪に関する研究結果は発表されておらず、わかめを食べると白髪にならないというのは迷信と言えるでしょう。
そもそも白髪は、遺伝や加齢、過度なストレスや病気などのさまざまな理由で、髪の毛の毛根部分にメラニンが作られなくなることで起こります。

バランスの取れた食生活や適度な運動、十分な睡眠などで太く元気な髪の毛を育てていくことはできますが、髪の毛が黒くなるメラニンを作っていくことはできないため、白髪にならないように予防したり、改善したりするのは難しいと言えます。

 

Q. 抜け毛予防でわかめを積極的に食べているのですが効果はありますか?

A. わかめを食べると髪の毛が抜けないという科学的な根拠はありませんが、髪に良い栄養素を含む食材を摂取するという意味では積極的に摂取していいでしょう。

わかめにはビタミンB2やミネラルなど栄養のある成分が豊富に含まれていますが、それらだけで抜け毛予防になることはありません。わかめばっかりではなく他の食材もバランスよく摂取してほしいですが、わかめを食事に取り入れることは育毛の観点から見ても良いでしょう。

抜け毛予防をしているのであればわかめだけに注目するのではなく、適度な運動十分な睡眠で血行を良くすることや、ヘッドマッサージや洗髪の仕方を工夫してヘアケアに力を入れることを一緒に意識していきましょう。

 

Q. 髪のためにわかめを食べようと思うのですが、お菓子でも効果はありますか?

A. わかめのお菓子には食塩や砂糖、香料や保存料などの添加物が含まれていることが多いため、髪の毛のためにわかめを摂取したいのであればお菓子ではなく本物のわかめを料理して食べましょう。

わかめ自体には豊富な栄養素が含まれており、低カロリーに加えて糖質が少ないため体には良いですが、わかめのお菓子をたくさん食べることにより食塩や砂糖を摂りすぎてしまった場合、血流悪化に繋がって髪の毛に必要な栄養素が頭皮まで運ばれにくくなり、もろい髪の毛になっていってしまう可能性があります。

また添加物を摂りすぎると、ビタミンやミネラルが吸収しにくくなり、髪の毛に必要な栄養が足りなくなることもあるため、髪のためにたべるお菓子とは言えないでしょう。

間食の楽しみとしてわかめのお菓子を適度に食べることは髪の毛に問題ありませんが、髪の毛のためと思ってたくさんわかめのお菓子を食べることは、かえって髪の毛の成長を阻害してしまう可能性があるので注意しましょう。

 

Q. 髪をツヤツヤにしたいのですが、わかめを食べて艶を出すことは可能ですか?

A. わかめに含まれる栄養素だけで、髪の毛をツヤツヤにすることはできません。

わかめなどの特定の食材のみで髪の毛にハリやツヤを出すといったような髪質の改善は難しく、髪をつややかにするには栄養バランスの整った食事や睡眠などの生活習慣を整えたり、ヘアケアを同時進行で行って健康な髪作りをする必要があるでしょう。

なかでも髪の毛の主成分であるタンパク質を摂ることは、ハリやコシのある元気な髪の毛を育てることに繋がります。わかめにもタンパク質は含まれていますが、肉類や魚介類、大豆製品などにも多く含まれているので、積極的に摂るようにしましょう。

またタンパク質は牡蠣や豚レバーなどの亜鉛や、うなぎやぶりなどのビタミンB2、かつおや鮭などのビタミンB6と一緒に摂取することで、さらに髪の毛の成長をサポートできます。一緒に摂ることが難しい方は、サプリメントなどと併用するのも方法のひとつです。是非わかめだけにこだわらず、他の髪に良い食材にも注目してみてくださいね。

 

さいごに

わかめ自体に抜け毛予防や発毛効果は期待できないですが、髪の毛に必要な栄養素がバランス良く含まれていることがわかりました。

しかし、わかめだけを沢山食べるとかえって栄養の偏りが出てしまう可能性があるので、わかめだけにこだわらずに髪に良い栄養素を含む食材をバランスよく摂っていくことが重要です。

今現在抜け毛や薄毛に悩まれている方が薄毛改善・薄毛対策をしたい場合はAGA治療や薄毛治療を視野に入れたほうが良いでしょう。一般的な薄毛であるAGA(男性型脱毛症)などは一度発症すると進行し続けてしまうため、いくら髪に良いわかめを毎日食べていても薄毛の範囲を徐々に広げていってしまいます。

毎日の食事をバランスよく摂ることも重要ですが、本気で薄毛を治したい方はぜひ一度無料のカウンセリングなどでご相談ください!

ABOUT ME
阿部有寛
阿部有寛
医師 
2007年山形大学医学部卒業。 一般内科、複数の企業、研究施設の産業医から、大手の美容クリニック、AGA・頭髪クリニックの医師を経て、一般社団法人日本美容医療研究協会ZENクリニック院長に就任。 【資格】医師免許/日本医師会認定産業医 > 医院長紹介ページを見る
Recommend
こんな記事も読まれています!
記事URLをコピーしました