公開日:2023/11/07更新日:2023/11/07

おばさんが痩せるには基礎代謝の向上が大事!重要な5つのポイント

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「若い頃に比べて脂肪がつきやすくなった」「痩せにくくなった」
こんなことでお悩みではありませんか?

年を重ねると、お腹や腕にもたるみがふえて、お尻もたれやすくなる「おばさん体型」に悩む女性の方は多いです。
しかし! おばさんと呼ばれる年代の女性でも、ポイントをしっかり押さえてダイエットに励めば痩せられます!

今回は、おばさん年齢(30代・40代・50代)になると痩せにくく太りやすくなる理由、痩せるためのポイント、ダイエットする際の注意点を解説します。

おばさん体型だけど、痩せたい」という方はぜひ参考にしてください。

おばさんになると痩せにくい?その理由

おばさんになると痩せにくい?その理由
おばさんと呼ばれる年齢になると痩せにくくなるのは、加齢により身体機能が低下するからです。
特に、「基礎代謝の低下」が大きな要因として挙げられます。

30代から筋肉が落ち基礎代謝も低下

そもそも、筋肉や体力は加齢とともに衰えるものです。
若さを保つ10代・20代は目立ちませんが、30代になるとそれが顕著になってきます。

30を過ぎたあたりからお腹周りや二の腕のたるみが目立つようになるのは、筋肉量が減ると同時に脂肪が増えるためです。
そしてこの筋肉量の減少にともない起こるのが、基礎代謝の低下です。
生命活動の維持に不可欠な代謝を基礎代謝と呼び、この機能により消費される必要最小限のエネルギー消費量を基礎代謝量といいます。

基礎代謝量が多かれば痩せやすくなり、反対に少なすぎると太りやすい体型になってしまいます。
基礎代謝量が減りやすい30代以降は、20代の頃と比べ、ダイエットをしてもなかなか効果が上がりにくい問題が起こるのです。

40代・50代以降は女性ホルモンが減少する影響も

おばさんが痩せにくくなる原因として基礎代謝の低下のほか、女性ホルモンの減少も挙げられます。
この女性ホルモン(エストロゲン)は、40代から減りはじめ、50代に入るとさらに低下するため、年齢を重ねるほど注意が必要になってきます。
エストロゲンには脂質代謝を助ける働きがあるため、それが減ると脂肪が落ちにくくなり、結果的に太る問題が生じます。
また、40代以降はホルモンバランスが乱れて更年期の症状が出やすくなる点にも注意しなければなりません。
更年期症状がひどくなれば基礎代謝が大幅に低下するだけでなく、倦怠感ややる気の減退などもともなうため、ダイエットをしたくてもできなくなるケースもあります。

おばさん体型を改善!痩せるためのポイント

おばさん体型を改善!痩せるためのポイント
おばさん体型を改善するには、基礎代謝を上げるための食事・運動・睡眠が重要です。

筋トレ(無酸素運動)で筋肉量を増やす

加齢で増えてしまった脂肪は、筋トレをして筋肉に変えていきましょう。

筋トレは無酸素運動とも呼ばれ、筋肉に一定の負荷をかけるトレーニングによって筋肉の増量が見込めます。
筋肉が増えれば基礎代謝も上がるため、脂肪が落ちにくくなったおばさん年齢の方ほど筋トレはおすすめです。

筋トレといっても激しいメニューをこなす必要はありません。
以下の筋トレは初心者の方でも比較的とり入れやすいメニューですので参考にしてください。

  • スクワット(膝の屈伸運動)
  • エアプルダウン(背中の筋肉を鍛える懸垂運動)
  • マウンテンクライマー(腕立て伏せの姿勢で膝を片方ずつ胸に寄せる)
  • 踏み台昇降運動

まずはとり入れやすい運動や簡単なメニューからはじめて、少しずつ慣らしていきましょう。

筋トレの「やり過ぎ」には注意
筋トレの習慣化は大切ですが、ハードにやり過ぎないよう注意してください。
あまり負荷をかけ過ぎると筋肉に疲労が溜まったり、筋繊維を傷つけたりするリスクも。
筋トレは必ずしも毎日やる必要はなく、むしろ適度に休養日を設けて回復させながら続けるのがおすすめです。

「筋トレ+有酸素運動」で脂肪を効率よく燃焼

おばさん体型を改善するためにも、筋トレとともに有酸素運動をとり入れましょう。
有酸素運動のメリットは、体内の糖質をエネルギーとして消費し、脂肪を燃えやすくする点です。
脂肪の燃焼効率は基礎代謝が上がるほど高まるため、有酸素運動は筋トレと組み合わせることで相乗効果を見込めます。

おすすめの有酸素運動には以下のようなものがあります。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • スイミング
  • 水中ウォーキング
  • サイクリング
  • エアロビクス

高たんぱく質の食生活で基礎代謝量アップ

ダイエットで重要な基礎代謝量は、食生活の改善によって増やすことも可能です。
その方法とは「高たんぱく質」の食生活です。

「おばさん体型を克服したい!」のであれば、摂取カロリーを減らすよりも、たんぱく質を多く含む食材を選び、糖質や脂質を調整する食生活を意識してください。

とくに基礎代謝が落ちやすくなる30代、基礎代謝量に加えエストロゲンが減りやすい40代・50代の女性はたんぱく質が重要な栄養素になります。

肉類や魚類、大豆類などの高たんぱく質食品を食べて脂肪が落ちやすい体質を目指しましょう。

食物繊維から食べて血糖値を抑制

加齢に負けない体をつくるための食生活としてもう一つ重要なのが、食物繊維のとり方です。
食物繊維は、腸内環境を整えて便通をよくする効果があり、ダイエットを目指すならぜひとも重宝したい栄養素です。

この食物繊維は「最初に食べる」のがおすすめです。
食物繊維を最初に食べることで、食後に上がりやすくなる血糖値の上昇を緩やかにし、余分な脂肪の吸収を抑えられます。

痩せ体質を目指す方におすすめの食べ方
  • 1.緑黄色野菜、根菜類、キノコ類、海藻類などの副菜(食物繊維)
  • 2.肉類、魚類などの主菜(たんぱく質)
  • 3.ごはん、ぱん、麺類などの主食(糖質)

良質な睡眠を確保して食欲ホルモンの乱れを防ぐ

おばさん体型を改善して痩せるには、良質な睡眠も欠かせません。

睡眠不足になると、食欲を増進するホルモン「グリレン」の分泌が増加し、反対に食欲を抑えるホルモン「レプチン」は減少
そのため睡眠不足が続くと食生活が乱れやすくなり、ダイエットが失敗に終わる可能性もあります。
寝つきをよくしてぐっすり眠るには、睡眠前の過ごし方が大切です。

以下の点を心がけ、良質な睡眠の確保を目指しましょう。

睡眠前に心がけたいこと
  • お風呂に入って体を温める
  • スマートフォンやパソコンなどを長時間使用しない
  • 夕食は就寝の3時間前までに済ませる
  • 夜更かしはしない

おばさんが痩せるためのダイエットで注意したいこと

おばさんが痩せるためのダイエットで注意したいこと
体の機能が低下しやすい年齢だからこそ、無理な食事制限や偏食には注意が必要です。
ここでは、おばさん年齢の女性が注意したいダイエットのポイントを説明します。

無理な食事制限はリバウンドを招く

「痩せにくいおばさんだから食事制限も若い頃よりがんばらないといけない」
こんなふうに考える必要はまったくありません。

むしろ、若い頃より無理がきかない体だからこそ、しっかり食べる必要があるのです。
無理な食事制限やカロリー制限を自分に課しても、栄養バランスを欠いて不健康になるだけ。
それだけでなく、リバウンドのリスクもはらみます。
リバウンドは、不自然に落ちた体重を元に戻そうとする体の働きをいいます。
リバウンドするとさらに太りやすい体型になりかねません。

おばさん体型でも食事の工夫で痩せることは可能ですので、くれぐれも無理な食事制限に走らないようにしましょう。

基礎代謝を上げるためにもバランスのよい食事を

痩せたいあまり「肉や脂質類は食べない」「野菜だけ食べる」となりがちですが、偏った食生活は減量どころか代謝の低下を招いて痩せにくくなります。

筋肉量を減らさず基礎代謝を向上させるためにも、脂質も糖質も過不足なく補う栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

更年期症状がある場合はダイエットより治療を優先

基礎代謝が落ちて太りやすくなっているのは何も加齢のせいばかりでなく、更年期症状が引き起こしている可能性もあります。

女性ホルモンの減少が進んで更年期症状がひどくなると、体力の低下ややる気の減退で動く機会が減り、ますます脂肪がつきやすい状態に。
また、情緒不安定やひどい倦怠感など更年期によくみられる症状もダイエットの大きな妨げになります。

このような症状を抱えてはダイエットもままなりませんので、まずは医療機関を受診するなど体調の回復に努めてください。

痩せたいおばさんをサポート!メディカルダイエット

痩せたいおばさんをサポート!メディカルダイエット
「毎日運動をやる時間的な余裕がない」
「忙しくて食事の調整になかなか気を配れない」
おばさん体型を改善するための食事制限や運動をがんばりたくても、なかなかそれが難しく本腰入れてできない状況にある場合は、医療の力で痩せ体質を目指すメディカルダイエットを検討してみてください。

メディカルダイエットでは、食欲抑制効果を期待できる医薬品「GLP-1」を毎日投与して少しずつ痩せやすい体質をつくっていきます。
GLP-1はそもそも血糖値をコントロールする糖尿病治療薬ですが、肥満予防効果も認められることから諸外国では肥満治療薬として承認する国も少なくありません。

もちろん日本の医療機関で手に入るGLP-1は安全性が担保された厚生労働省認可の医薬品なので、安心してご利用いただけます。
医師が処方しても問題ないか診察したうえで利用する点も安心ポイントです。

メディカルダイエットに関するご相談は当院でも受け付けています。
加齢で痩せにくくなった体型の改善にGLP-1を利用したい場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

まとめ
一般的におばさんと呼ばれる30代・40代・50代の女性でも、ダイエットのやり方次第で痩せることは可能です。
その方法も難しくなく、食事の工夫と筋トレ・有酸素運動といった、はじめての方でもとり入れやすく続けやすいものなので、無理なくはじめられます。

更年期症状がひどい場合や、GLP-1ダイエットを試したい場合は、医療機関を受診し、それぞれの体調や体質に合う方法で改善を目指してください。

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