抜け毛は1日平均何本までがセーフ?手遅れになる前に対処しよう!

 

人は1日で何本の髪の毛が抜けているかご存じでしょうか?
抜け毛や薄毛に悩みがある人だけではなく、誰しも毎日50~100本程度の抜け毛があると言われています。

「抜け毛」というワードを聞くと、「このままハゲてしまうのではないか」「抜け毛があって大丈夫なの?」と途端に不安になってしまうかもしれませんが、健康な人でも毎日自然に髪の毛は抜けています。では、この自然に抜ける「正常な抜け毛」と、薄毛・ハゲと言われるような「異常な抜け毛」では何が違うのでしょうか。

この記事では、ご自身の髪の毛が1日平均どれくらい抜けているかを確認し、その抜け毛が正常な抜け毛なのか異常な抜け毛なのかを判断できるようにしていきます。
万が一、異常な抜け毛だった場合の対策方法もご紹介しますのでご安心ください。

日常生活において、「鏡で自分の髪を見て、前よりボリュームが減った気がする」「朝起きた時、以前よりも枕に髪の毛が残っている気がする」などといった、抜け毛を気にし始めた方に特におすすめの記事になっています。ご自身の抜け毛や治療・対策などに困ったときにお読みください。

健康な人の「正常な抜け毛」は1日平均50~100本

健康で頭皮や髪に何も問題がない人であっても、1日に50~100本髪の毛が自然と抜け落ちていると言われています。自然な抜け毛が起きる理由は、以下のようなメカニズムが頭皮で行われているからです。

図1【正常なヘアサイクル】

人には「ヘアサイクル(毛周期)」というものがあり、「成長期」「退行期」「休止期」と大きく分けて3つの時期に分かれます。

「成長期」は、古くなった髪の毛が抜けて新しい髪の毛が成長していく時期です。
約2~6年の間、成長期として髪の細胞分裂が活発化します。また、新しくできた髪が成長して古い髪の毛を押し出そうとする時期でもあるため、日ごろブラッシングやシャンプーの際にみられる抜け毛には、この時期の髪の毛が含まれます。
その後、髪の細胞分裂が減少し、成長しなくなる「退行期」が約3週間程度、髪の細胞分裂が完全に停止し、髪の成長が止まる「休止期」が約2~4ヶ月程度続き、再度成長期に入るために新しい髪が生成される準備に入ります。

【図1】を見ていただければわかるように、毛周期によって髪の毛は生え変わり、自然に抜け落ちていきます。1日に100本以上の抜け毛が起きてしまっている時は、頭皮や髪に何かしらの問題が起きてヘアサイクルが乱れていると考えてよいでしょう。
 
 
※参考:「男性型脱毛症治療薬の研究動向」
※参考:「男性型脱毛症と育毛有効成分」
 
 

正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方

あなたの抜け毛は、正常な抜け毛と異常な抜け毛のどちらでしょうか?

【図2 抜け毛の本数早見表】

【図2 】は、ショートヘア(約12㎝)の髪の本数別画像になります。抜け毛の見え方は髪の長さによっても変わり、ロングヘアの場合は【図2】と同じ本数でも、2倍・3倍の見え方になります。

また、下記のチェックリストに1つでも当てはまった方は、異常な抜け毛に陥っている可能性があります。

「30本くらいはセーフなのではないか?」と思うかもしれませんが、髪の毛はその場面だけで抜けている訳ではありません。
一気に大量の髪が抜けるのは、髪が抜けやすい状態になっているため、異常な抜け毛を疑った方が良いでしょう。様々なシチュエーションで抜け毛は確認できますが、特にシャンプー時は最も髪の毛が抜けやすいと言われているので、シャンプーをした後の排水溝は要チェックです。
 
 
※参考:「ヘアケアの化学」
※参考:「男性型脱毛症と育毛有効成分」
 
 
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異常な抜け毛の原因とは

1日100本以上の抜け毛が起きている場合、異常な抜け毛である可能性があります。男性はAGA(男性型脱毛症)や円形脱毛症、女性はびまん性脱毛症といった病気の可能性があるため、注意が必要です。
こうした病気の原因は様々なため、病気にならないためにも原因を知っておくことが大切です。この章では、異常な抜け毛が起きる原因を大きく2つに分けてお話していきます。
 

加齢やホルモンバランスの変化による抜け毛

歳を重ねてシワや白髪が増えて身体が変わっていくように、頭皮も老化していきます。
頭皮は老化することによって硬くなり、血行不良に陥ってしまします。血行が悪くなると、ヘアサイクルが乱れて頭皮環境は悪化し、異常な抜け毛の原因になるのです。

加齢に伴うホルモンバランスの変化も抜け毛に大きく関係しており、男女によっても違いがあります。女性の抜け毛の原因として、生活習慣の乱れ、加齢や出産による女性ホルモンの減少などが挙げられます。

男性は遺伝で抜け毛が起こってしまうというのは有名な話ですが、女性は男性のように遺伝での抜け毛がほとんどありません。
その代わりに、髪や肌を健康に保つ女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量は、20代でピークを迎え、30代からはどんどん減少していきます。また、50代以降で閉経などを迎えると、女性ホルモンはさらに急激に減っていくため、こうしたホルモンの急激な減少によって複数ある女性ホルモンのバランスが乱れていき、抜け毛や薄毛に陥ってしまうのです。

一方、男性は遺伝と男性ホルモンの影響を受けて抜け毛が進行していきます。
テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが特定の酵素の影響を受け、髪の成長を妨げるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化することで抜け毛が起こります。この酵素は「5αリダクターゼ」と呼ばれ、分泌量は遺伝に関係していると言われています。そのため、親族に薄毛の方がいらっしゃる場合、遺伝による抜け毛の影響を受ける可能性が高いので注意が必要です。
 

生活習慣の乱れによる抜け毛

加齢やホルモンバランスの変化によって抜け毛が起こることはわかりましたが、それだけが異常な抜け毛の原因ではありません。もう1つ大きな原因として挙げられるのが「生活習慣の乱れ」です。
生活習慣の乱れは、10~20代の若年層に起こる異常な抜け毛の原因としても考えられています。
生活習慣の乱れとして挙げられるものは沢山ありますが、ここでは特に重要な4つの生活習慣についてお話ししていきます。
 
①食生活の乱れ
コンビニやジャンクフード、外食は高脂肪でタンパク質やビタミン・ミネラルなどが不足しがちです。また、過度なダイエットなどによって栄養が偏ってしまうと健康に悪いだけではなく、髪の成長に必要な栄養素が足りずに髪が十分に育ちません。頭皮や髪を健康に保つためには、バランスの良い食事を心がけてください。
 
 
薄毛予防と食事の関係について詳しく知りたい方はこちら↓↓


 
②睡眠不足
髪の毛や頭皮は、睡眠中に新しい髪の毛を生成したり、日中受けたダメージの修復をしたりしています。睡眠中に分泌する「成長ホルモン」が髪の毛の生成や修復を担っているため、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、十分に成長ホルモンの分泌がされずに抜け毛の原因となってしまいます。
まずは、睡眠を最低でも4時間以上取るようにしましょう。また、睡眠の質が悪いと感じる方は、寝具を変えてみたり、寝る前に強い光(スマートフォンなどのブルーライト)を浴びないようにすることで睡眠の質が向上します。
 
③運動不足
運動不足の場合も血流の流れが悪くなってしまい、頭皮に栄養を十分に届けることができずに頭皮環境を悪化させてしまいます。血液を全身に運ぶ心臓から頭皮は遠いこともあり、血行不良の影響を受けやすいとされています。週に何回かしっかり運動するよりも、毎日30分でも良いので運動する習慣をつけましょう。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動や、デスクワークをしている方は簡単な肩回し、屈伸などのストレッチを取り入れても良いですね。
 
④誤ったヘアケア
肌に乾燥肌や敏感肌、オイリー肌などがあるのと同じで、頭皮の状態も人それぞれです。オイリー肌の方がしっとり系のシャンプーを使うと余計にべたべたしてしまいますし、乾燥肌の方が洗浄力の高いシャンプーで洗髪してしまうと余計に乾燥してかゆみやフケの原因になってしまいます。
今一度ご自身の頭皮環境を確認してから、シャンプーを選んでみてください。
 
 
抜け毛の原因についてお話しましたが、ご自身に当てはまる原因はありましたでしょうか?
生活習慣の乱れは今の生活を見直すだけで気軽に始められるので、ぜひ抜け毛に悪影響な生活をしていたなと感じる方は、今日から少しずつ意識してみてくださいね。

異常な抜け毛にならないためには、日常的に抜け毛の原因になるものを減らす必要があります。
明確にご自身の抜け毛の原因がわからない場合、原因を明らかにしたうえで治療をしていくことが大切であり、抜け毛や薄毛治療が診療科目にあるクリニックを受診して、薬を処方してもらうことも抜け毛の改善には効果的です。
 
 
※参考:「女性の一生は女性ホルモンの影響を受けます」
 
 

異常な抜け毛を改善するにはクリニックで治療を

異常な抜け毛の改善方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は前の章でお話した「生活習慣の改善」、2つ目は「クリニックで薄毛治療をする」という方法です。

生活習慣を整え健康を意識することは、抜け毛を改善するのにも効果的であり、今すぐに始められる抜け毛改善セルフケアと言えます。しかし、生活習慣の改善だけでは、効果を明確に感じることができないという難点があります。「髪が抜けなくなった」「新しい髪が生えてきて薄毛が目立たなくなった」といった明確な抜け毛の改善をしていくためには、セルフケアではなく専門家の治療を受けるべきでしょう。

薄毛治療をするクリニックには、頭皮や髪の毛に関する知識の豊富な医師が在籍しており、医師の診断を受けて薬を処方してもらうことができます。
専門クリニックで抜け毛の治療をするのは少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、無料カウンセリングなどを行っているクリニックもありますし、実店舗型だけではなく、オンラインで医師の診察から薬の処方までが受けられるオンライン型のクリニックも存在します。

薄毛治療が診療科目にあるクリニックでは、実店舗型とオンライン型のどちらのクリニックをご利用してもお薬は同じであり、どこのクリニックで処方された薬を服用してもその成分に差はありません。そのため、クリニックを選ぶ際には以下のポイントを確認し選択する必要があります。
 

クリニック選びのポイント

①薄毛治療を続けやすい環境かどうか
薄毛治療は、基本的に長期的なスパンで続けていく必要があります。そのため、アクセス面が非常に大事になってきます。
オンライン型のクリニックの定期配送などを利用すると、お薬がなくなるタイミングで自宅に届くため通院は不要です。実店舗型の場合は、お薬の処方などで定期的に通院する必要があるので、アクセス面なども踏まえてクリニックを選ぶようにしましょう。
 
②治療を続けられるような金額かどうか
実店舗型のクリニックで医師から直接治療(植毛や注射治療など)を受けるには、治療金額が大変高額になります。治療を考えている方は、可能な範囲の金額かを確認することが必須でしょう。
植毛や注射の治療をした場合でも薬の服用は併せて必要であり、服用期間は治療後も続いていくため、薬の金額を含めた料金を考えて治療を受けなくてはいけません。
処方される薬に関しても、組み合わせによって金額が変わってきます。月々どれくらいお金をかけられるかを検討したうえで、治療内容やプランを選ぶ必要があります。
 
③お薬の処方以外で、プラスアルファの治療を受けたいかどうか
実店舗型のクリニックでは、クリニック独自の治療を行っているところも多いです。種類は多岐にわたるので、薬の処方だけで物足りないと感じる方、即効性のある治療をしたい方などは、まずクリニックの治療詳細を確認しましょう。
また、実店舗型で治療を行う植毛や注射は薄毛に関して即効性がありますが、その分激しい痛みを伴う場合もあります。痛みが苦手な方は、医師と相談のうえ事前に確認することをおすすめします。

こうしたポイントを踏まえて、あなたのライフスタイルに合ったクリニックを選びましょう。
クリニックでは無料カウンセリングを行っているところも多いため、まずは簡単なカウンセリングだけでも受けてみてくださいね。
 
 

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事を読んでいただくことで、1日に平均どれくらいの髪の毛が抜けてしまっているのかを知り、自然な抜け毛と異常な抜け毛の判別ができるようになったかと思います。

今回、ご自身の髪の毛の状態を確認して異常な抜け毛だと感じた方は、まず生活習慣の見直しから始めてみると良いでしょう。その上でクリニックの診療を受けてみるのもおすすめです。

日々ご自身の髪の毛と向き合って状態を確認しながら、異常な抜け毛を少しでも改善していけるようにしてくださいね!
 
 
※参考:「薄毛に関する意識調査2020」結果発表
※参考:2020年薄毛調査報告書
 
 
 
 

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