「最近抜け毛が気になるけどシャンプーは何を使えばいいの?」
「シャンプーで抜け毛は予防できる?」
「性別も年齢も違うのに家族で同じシャンプーを使っていて大丈夫?」
普段何気なく使っているシャンプーに対して、このような悩みを感じたことはありませんか?
数あるシャンプーの中から自分に適した商品を選択することはなかなか難しいですよね。
中には、デザインや香りを重視して購入している方も多いと思います。
シャンプー選びにおいて最も重要なポイントは、自分の頭皮状態を知ることです。
頭皮の状態には、大きく分けて脂性肌(オイリー肌)と乾燥肌の2つがあり、どちらも段階的に進行することで抜け毛を増やす原因となります。
この記事では、様々な頭皮の状態に合わせて、抜け毛予防に適した5つのシャンプーをご紹介いたします。
ただし、現在すでに抜け毛症状がある方は、必ずしも頭皮の荒れが原因とは限りません。症状が深刻な場合やシャンプーを変えても改善が見られない場合には、抜け毛や薄毛治療の対応を行っているクリニックへ一度相談することをおすすめします。
今後シャンプーで抜け毛を予防したいと考えている方は、ぜひ最後までお読みいただき今後のシャンプー選びの参考にしてください!
まずは頭皮の状態をチェック
頭皮の状態は脂性肌(オイリー肌)と乾燥肌の大きく2つに分かれ、どちらも時間をかけて段階的に悪化していきます。
上記の図のような順序で進行していくことが一般的ですが、場合によっては前段階で抜け毛が起こる可能性もあります。
そのため、これらの症状に1つでも当てはまる方は、まずシャンプーの見直しから始めていきましょう。
脂性肌(オイリー肌)
脂性肌(オイリー肌)は、髪がベタついたり、頭皮が臭たりするといった特徴が挙げられます。
この状態を放置すると頭皮にニキビや湿疹ができ、さらに掻きむしるなどの刺激により菌が繁殖することで「脂漏性皮膚炎」へと進行していきます。
脂漏性皮膚炎が発症した場合には、シャンプーのみでの改善が不可能なため必ず皮膚科を受診してください。
また、脂漏性皮膚炎を放置してしまうと、「脂漏性脱毛症」という合併症を引き起こす恐れもあるため注意が必要です。
乾燥肌
乾燥肌は、頭皮の突っ張りやカサつきといった特徴が挙げられます。
この状態を放置すると、耐えられないほどの激しいかゆみに襲われたり、フケが出たりを繰り返してしまいます。特に乾燥の激しい冬の時期には注意が必要です。
頭皮の乾燥を抑えるには「haru kurokamiスカルプ」
「haru kurokamiスカルプ」は、もともと産後の頭皮環境が変わりやすい女性向けに作られたものでした。
そのため、乾燥や紫外線から頭皮を守る美容成分が多く含まれています。
例えば、このシャンプーに配合されているスイカズラ花エキスやグアバ果実エキスは乾燥した頭皮に直接潤いを与えてくれます。女性用として作られたシャンプーですが、男性も問題なく使用できます。
参考価格 | ¥3,960 |
市販の有無 | あり(一部東急ハンズ、@コスメストア) |
取り扱いECサイト | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング |
主な有効成分 | ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEA、グリセリン、プロパンジオール |
※参考:https://www.haru-shop.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=10390101
頭皮のかゆみを抑えるには「メンソレータム メディクイック 頭皮のメディカルシャンプー」
「メンソレータム メディクイック 頭皮のメディカルシャンプー」は、スキンケア商品や外皮薬などを取り扱う製薬会社「ロート製薬」から販売されている薬用シャンプーです。
頭皮のかゆみの原因となる常在菌を分解する抗菌成分と、掻き傷により炎症を起こしてしまった頭皮を修復する抗炎症成分が配合されています。
参考価格 | ¥1,980 |
市販の有無 | あり(マツモトキヨシ、ウェルシア、くすりの福太郎、セイムス) |
取り扱いECサイト | Amazon、楽天市場 |
※参考:https://jp.rohto.com/mediquick-series/promotion/mediquick-h/p_shampoo/
フケを抑えるには「カダソン薬用スカルプシャンプー」
「カダソン薬用スカルプシャンプー」は、頭皮のフケやかゆみの原因菌に着目した薬用シャンプーです。
フケ症状の改善に特化しており、原因菌に有効な薬用成分だけでなく、低刺激で頭皮を優しく洗浄する天然成分が99%配合されています。
また、菌の発生を防ぐためにオイルフリーで作られており、乾燥予防としての保湿成分も配合されています。
乾燥肌の方だけでなく、脂性肌から来るフケやかゆみ症状にも対応しているため、どちらの肌タイプの方でもご使用いただけるシャンプーです。
参考価格 | ¥3,278 |
市販の有無 | なし |
取り扱いECサイト | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング |
主な有効成分 | サリチル酸、グリチルリチン酸2K、シロキクラゲエキス |
頭皮のニキビ、湿疹を抑えるには「コラージュフルフルネクストシャンプー」
「コラージュフルフルネクストシャンプー」は、ベタつく皮脂やその原因菌を洗い流す効果が高く、皮脂の菌に対する抗菌作用に特化したシャンプーです。
頭皮のニキビや湿疹といったできものを防ぐには、皮脂の過剰分泌を抑えることが重要であり、「コラージュフルフルネクストシャンプー」を使うと、一度のシャンプーでしっかりベタつく皮脂をクレンジングしてくれます。
また、フケの原因菌の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」を配合しているため、フケやかゆみの予防効果も高く、脂性肌タイプの方には特におすすめしたいシャンプーです。
参考価格 | ¥1,760 |
市販の有無 | あり(マツモトキヨシ、ウエルシア、サンドラック、スギ薬局) |
取り扱いECサイト | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング |
主な有効成分 | ミコナゾール硝酸塩、ピロクトンオラミン、ラウロイルメチルBアラニン |
※参考:https://karadanokabi.jp/cfsc/
現在抜け毛が進行している方には「Dr.BALUMO」
「Dr.BALUMO」は、抜け毛を軽減することに特化したシャンプーです。
「Dr.BALUMO」に含まれるケトコナゾールという成分には、AGAの原因物質でもある男性ホルモンを阻害する働きがあり抜け毛を軽減する効果が期待できます。
ケトコナゾール配合のシャンプーは一般薬品に分類されており、購入するためには医師の処方が必要です。
抜け毛の症状が気になる方は、一度抜け毛や薄毛治療の対応を行っているクリニックに相談してみましょう。
参考価格 | ¥3,700 (初診料込み) |
市販の有無 | なし |
取り扱いECサイト | なし |
主な有効成分 | ケトコナゾール ※他非公開 |
※参考:https://www.agaskin.net/chiryo/haircare/drbalumo/
まとめ
適切なシャンプーを使用することで、抜け毛を抑えることや予防をすることは可能です。
しかし、毎日の洗髪で誤ったシャンプーを使い続けていると、抜け毛症状の悪化や薄毛を進行させてしまう可能性があります。
まずは自分の頭皮の状態をしっかり把握し、適切なヘアケアを心がけていきましょう。
なお、今回紹介したシャンプーは、あくまでも荒れた頭皮の改善や抜け毛予防を目的としており、すでに抜けてしまった髪の毛を生やすものではありません。
残念ながら、過度な抜け毛や薄毛が進行してしまっている場合には、シャンプーのみでの改善が難しいため、抜け毛や薄毛治療の対応を行っているクリニックへ相談することをおすすめします。