皆さんは、「育毛トニック」をご存じでしょうか?
スーパー銭湯や温泉施設などに行ったとき、男性の脱衣所に置いてある育毛トニックを手に取って、「なんとなく髪に良さそう」と使ったことがある方も多いのではないでしょうか?
育毛トニックとは頭皮化粧品の1つです。その名の通り、髪を育て頭皮環境を整えるために使用する商品のことを指します。
「髪に良い」ことは間違いなさそうですが、いったいどんな効果があって、どんな人が使う商品なのでしょうか?
この記事では、育毛トニックの効果について詳しくお話していきます。
「将来薄毛になってしまうのが不安だ」「薄毛の症状が出始めているから育毛トニックを使ったら症状の改善ができるかも?」と感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
育毛トニックは薄毛予防の効果があります
育毛トニックは薄毛予防に効果的です。
その名の通り、髪を元気に育てる「育毛効果」と元気な髪が生えてくるための場所を整える「頭皮環境を整える効果」の2種類が主な働きであり、特に現状の髪や頭皮の状態を正常に保つことに優れた商品です。
あくまで「予防」に特化した商品
薄毛は遺伝の影響を伴う男性ホルモンが原因になることに加え、生活習慣の悪化や過度なストレスなどによる頭皮環境の悪化によって発症します。
頭皮環境の悪化が起きる背景には血行不良や頭皮の炎症などが起きており、こうした頭皮の異常事態が抜け毛を引き起こしてしまうため、頭皮環境は常に整えて髪を元気な状態にしている必要があるのです。
このような元気な髪を育てるための整った頭皮環境を作るために、育毛トニックを使うことがおすすめです。
頭皮環境の悪化が起きてしまう前に薄毛予防として育毛トニックを使い、将来ハゲてしまわないためには、今生えている髪をいかに元気に育てるかが非常に重要です。
発毛効果は得られない
しかしながら、育毛トニックに新しい髪の毛を生やすような発毛効果はありません。
あくまで「育毛」に特化した商品であるため、すでに薄毛の症状が出ている方に使っても薄毛の改善効果は得られないので、使用用途を間違えないように注意が必要です。
既に薄毛になっている場合、抜け毛の抑制と新たな髪の発毛促進をしなければ薄毛の改善は難しいです。
あくまで育毛トニックは、薄毛予防としてまだ薄毛の症状が出ていない方が使用することを推奨しているため、薄毛の状態で使用しても効果を得ることはできません。
薄毛改善をしたいのであれば、有効成分のミノキシジルを含んでいる「発毛剤」を購入しましょう。
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育毛トニックで得られる効果
薄毛予防に効果的とされる育毛トニックですが、主にどんな効果を発揮することで薄毛の予防になるのでしょうか?
育毛トニックの3つの効果
・頭皮環境を整える
・髪にハリやコシを与える
・炎症によるかゆみや赤みを防止
一般的に頭皮の臭いやかゆみ、フケ等のトラブルを解消するために使う頭皮化粧品のことを「ヘアトニック」と呼びますが、育毛トニックはヘアトニックの中でも特に薄毛の予防に特化したもののことを指します。
ここでは、育毛トニックの3つの効果について詳しくお話していきます。
頭皮環境を整える
育毛トニックに含まれる保湿成分は、頭皮環境を整えてフケなどが発生しないようにする効果があります。
フケは悪化すると毛穴を塞いでしまったり、頭皮の炎症を加速させたりしてしまう可能性が考えられます。まだ炎症が出ていないにしても、フケが悪化してしまうと頭皮のマラセチア菌が増殖しひこう性脱毛症や脂漏性脱毛症のような、皮膚炎による脱毛症を発症してしまう可能性もありますので、頭皮環境は悪化させないように常に整えておきましょう。
髪にハリやコシを与える
育毛トニックには、髪の毛にハリやコシを与え、元気な髪を保つ育毛効果があります。
薄毛に陥っている髪の毛は、細くもろい状態になっておりすぐに抜けやすいのが特徴です。こうした細い髪の毛は、ヘアサイクルの乱れや頭皮環境の悪化から作り出され、対策を取らないとどんどん抜け毛は加速していってしまいます。
薄毛予防のためには、育毛トニックを使って日常的に髪に栄養を与え、ケアをしていくことが重要でしょう。
炎症によるかゆみや赤みを防止
育毛トニックには抗炎症成分があり、頭皮のかゆみや赤みを防止することが可能です。
頭皮環境を整えるだけではなく頭皮の炎症自体を抑える効果もあり、頭皮を正常に保って薄毛予防をするためには抗炎症成分が配合されていることも重要です。育毛トニックを選択する際は、保湿成分と抗炎症成分の両方の成分が配合されている育毛トニックを選択することをおすすめします。
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育毛トニックの効果を実感するための4つのポイント
育毛トニックの効果を実感するためには、商品の選び方や使い方にも注意を払う必要があります。
ここでは、薄毛予防として育毛トニックの使用を考えている方向けに、育毛トニックの選び方や使い方についてお話していきます。
現在既に育毛トニックを使っているのに効果がなかなかでないという方は、もしかしたら使い方があまりよくないのかもしれません。薄毛にならないためにも、育毛トニックの効果的な使い方についてポイントを抑えておきましょう!
自分の肌に合ったタイプの育毛トニックを選ぶ
お肌の化粧水などと同じで、頭皮にも肌タイプがあります。
特にお肌の弱い方は育毛トニックが肌に合わず、かえって頭皮環境を悪化させてしまう危険性などもあるので、低刺激のものや敏感肌の方向けの育毛トニックを選択することをお勧めします。
また、育毛トニックにはアルコールを配合しているものも多いため、アルコールアレルギーの方はアルコールの含有のない物を選ぶ必要があります。購入する際は、必ず成分表を確認してから購入するようにしましょう。
洗髪後の清潔な頭皮に使用する
育毛トニックは必ず洗髪後の清潔な頭皮に使用してください。
洗髪をしていない汗や汚れが付いたままの頭皮に使用してしまうと、せっかくの育毛トニックの効果が頭皮や髪に浸透しない可能性があります。育毛トニックを使用する際は洗髪後の清潔な頭皮に使用し、頭皮環境を整えるための成分が頭皮にしっかり行き渡るように使っていきましょう。
7割ほど乾かした後に育毛トニックをつける
商品によって異なりますが、頭皮が濡れたままだとせっかくの育毛トニックの有効成分が流れてしまうため、育毛トニックを使用する際はタオルドライをしっかりしてからドライヤーで軽く髪を乾かします。特に頭皮を中心に乾かしていき、7割程度乾いたら育毛トニックを使用しましょう。
【※注意】
育毛トニックには、スプレータイプやローションタイプなど様々なものがあるので、商品によっては完全に乾いてから使用するように記載がある商品や濡れたまま使用する商品も中にはあります。購入した商品の説明書をよく読んで使用をしてください。
付けた後に頭皮マッサージをして馴染ませる
育毛トニックをつけた後は、つけっぱなしではなくしっかり頭皮マッサージをして馴染ませていきましょう。
頭皮マッサージで頭皮に育毛トニックを揉みこんでいくことによって、育毛トニックの有効成分がさらに頭皮に浸透しやすくなり、頭皮環境を整える効果がアップします。
また、血行不良は抜け毛の原因となるとされていますが、育毛トニックを使用してマッサージをすることによって血行促進効果も期待できるので、薄毛予防にとって頭皮マッサージは有効と言えるでしょう。
育毛トニックに関するQ&A
Q.ヘアリキッドも育毛トニックと同じ効果ですか?
A.ヘアリキッドと育毛トニックは別物です。
ヘアリキッドは育毛トニックと同様に温泉施設などの脱衣所に置いてあるイメージがあると思いますが、ヘアリキッドと育毛トニックは使用用途が異なります。ヘアリキッドは主にスタイリング剤であり。髪をセットする際に使ってください。
そのためヘアリキッドはワックスやジェルと同じ類のヘアスタイリング剤ですので、頭皮に直接つけないように注意が必要です。
Q. 自分はハゲています。育毛トニックを使ったら薄毛改善できますか?
A.育毛トニックだけでは薄毛を改善できないため、薄毛改善が目的なのであれば「発毛剤」や「AGA治療薬」の使用をおすすめします。
育毛トニックは、頭皮環境を整え、今ある髪にハリやコシを与える効果はありますが、発毛促進効果や、既に進行している薄毛を塞き止める効果はありません。
そのため、薄毛の状態で育毛トニックを使い続けても薄毛の進行は止まることはなく、悪化していってしまいます。薄毛改善を目的に考えているのであれば、ミノキシジル配合の発毛剤を使用するか、薄毛の専門医であるAGA治療クリニックで医師にAGA治療薬を処方してもらう必要があります。
さいごに
育毛トニックの効果についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
今ある髪を元気に保ち、かゆみやフケを抑えて頭皮環境を整えることのできる育毛トニックは、薄毛予防をしたい方にとってとても味方になってくれる存在になると思います。
ドラックストアなどでも購入できる育毛トニックは、育毛剤やAGA治療よりも手軽に始めやすい薄毛予防方法だと思いますので、将来ハゲたくない方は今のうちから将来の自分のために育毛トニックを使って頭皮環境を整えておきましょう!
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