薄毛予防

髪を洗わないと本当にはげる?3つの理由と対策を紹介!

監修者 阿部有寛(院長)

 

「極度の面倒くさがりで、3日に1回しか髪を洗っていない」
「髪が短くあまり汗をかかないから、4日間髪を洗わないことがある」

このように、お風呂に入ることや髪を洗って乾かすことが面倒くさく、数日間は髪を洗わないのが普通になっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最低限の身だしなみには気をつけていたいし、周りの人には不潔と思われたくないものの、どうも髪を洗うことが億劫に感じてしまい「明日洗えばいいか」となってしまう方もいると思います。

そんな方の中には、数ヶ月前と比べてシャンプーをしたときに抜ける髪の量が増えているように感じ、もしかしたら髪を洗わないことが原因で抜けているのではないかと不安に感じている方もいるかもしれません。このまま抜け毛が増えていき、将来はげてしまう可能性があるならきちんと髪を洗わなくてはならないと思うでしょう。

結論から申し上げますと、髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低いといえます。

髪を洗わないことで頭皮や髪に皮脂や汗、汚れなどが溜まっていくものの、髪を洗わないというだけで薄毛の直接的な原因にはなりにくいと考えられます。しかし、髪を洗わないと炎症やかゆみ、できものなどによって頭皮環境が悪化して、薄毛を加速させてしまう可能性はあります。

中には「整髪料をつけていないから」「汚れていないから」といった理由で、あまり髪を洗わない方もいますが、普段の生活をしているだけで、私たちの目には見えないような小さな汚れが頭皮や髪についているので、清潔に保つことが大切です。髪を洗うことを習慣化できれば、元気な髪が生えるための土台を整えることにも繋がります。

そこで今回は、髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低い理由や、髪を洗わないと起こりうる髪の悪影響について解説していきます。

髪を洗わないと頭皮環境に悪影響を及ぼす

髪を洗わないでいると、頭皮環境に悪影響を及ぼしてしまいます。なぜなら、髪にとって不要なものが少しずつ頭皮や髪に蓄積していくことで、自分でも気がつかないうちに頭皮環境を悪化させてしまうからです。

ただし、髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低いとも考えられます。

ここでは、髪を洗わないことと薄毛の関係性や髪を洗わないことで起こる悪影響について詳しく解説していきます。

 

髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低い

髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低いと言えます。なぜなら、生え際の後退や頭頂部の頭皮が透けるなど、男性に多い薄毛の症状は、AGA(男性型脱毛症)と言われており、その原因は遺伝や男性ホルモンによるものとされているからです。

髪を洗わないことによって皮脂・汗・汚れなどが蓄積され、髪や頭皮にダメージを与えますが、髪を洗わないことだけが引き金となって、抜け毛が増えているわけではないと言えるのです。

一方で、「3日ほど髪を洗っておらず、久しぶりに洗ったらかなり髪が抜けた」といった経験がある方もいるかもしれません。

抜け毛が増えるとびっくりされる方もいると思いますが、髪を何日も洗っていなかった場合は自然脱毛である可能性もあります。成長が終わった髪がシャンプーの時の刺激などによって自然に抜けていくのですが、何日もシャンプーをしていなかった場合、抜けずにとどまっていた髪が一気に抜けている場合が考えられます。

しかし、あきらかに大量に髪が抜けている場合は、AGAや円形脱毛症といった脱毛症を発症している可能性が高いです。変化を感じたら早めに専門のクリニックを受診しましょう。

 

髪を洗わないと頭皮環境が悪化して薄毛を加速させる可能性がある

髪を洗わないことが直接的な原因となってはげる可能性は低いですが、髪を洗わないと頭皮環境が悪化して薄毛を加速させる可能性はあります。皮脂・汗・汚れなどが頭皮に積み重なることで、炎症やかゆみを起こしたり、できものやフケが出たりして、健康な髪が成長するのを邪魔してしまうのです。

皮脂やフケが固まって毛穴を塞いでしまうと、雑菌が繁殖しニオイに繋がることもあります。特に抜け毛が増えたり、髪が細くなったりするなど薄毛の症状がすでに出ている方は注意が必要です。髪を洗わないことで頭皮環境が悪化して、薄毛を加速させてしまうことも考えられます。

一方で「髪を洗いすぎると良くない」といったウワサを耳にしたことのある方もいるかもしれませんが、これは1日2回以上髪を洗ったり、頭皮が乾燥するような洗浄力の高いシャンプーで洗ったりして、頭皮に必要な皮脂を取り過ぎることを指しています。そのため、髪を洗うこと自体が良くないわけではないのです。今出ている薄毛の状態を悪化させないためにも、きちんと髪を洗うことが大切といえます。

 

髪を洗わないとはげるという噂がたった3つの理由

髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低いと言えるものの、髪を洗わないことで頭皮環境が悪化して薄毛を加速させてしまうことが考えられるとご理解いただけたと思います。

そこでここでは、髪を洗わないとはげると言われている噂がたった3つの理由について詳しく解説していきます。将来はげないようにするためにも、髪を日常的に労わることが重要です。髪を洗わないことで起きる髪や頭皮への影響を理解し、対策を取りましょう。

 

皮脂や汚れによって雑菌が繁殖しやすくなるため

髪を洗わないとはげると言われているのは、皮脂や汚れによって頭皮に雑菌が繁殖しやすいからです。

外部の刺激や乾燥から守るために頭皮は皮脂を分泌していて、そこにホコリや花粉など目に見えない汚れがついています。毎日髪を洗って皮脂や汚れを落としていれば清潔な状態を保てますが、何日も髪を洗わないままでいると、湿度の高い環境を好む雑菌が増殖して、頭皮環境を悪化させてしまいます。

中でも梅雨時期や夏の湿度が高い季節や、帽子を被ることが多く毎日髪を洗わない方は、気が付かない間に雑菌が増殖して嫌なニオイがしたり、炎症が起きたりすることもあります。

髪が育つ場所である頭皮に皮脂や汚れが溜まり、雑菌が増殖してしまうと太く丈夫な髪が育ちにくくなります。目には見えない頭皮の雑菌を増殖させずに清潔に保つためには、面倒に感じるかもしれませんが、きちんと髪を洗う必要があるのです。

 

皮脂や汚れがフケなどとして固まり毛穴を塞いでしまうため

髪を洗わないと皮脂や汚れがフケなどとして固まり、毛穴を塞いでしまうこともはげると言われるひとつの理由です。

男性は女性に比べると皮脂分泌量が多いため、頭皮がべたつくことでさらに汚れがつきやすくなり、毛穴を塞いで髪が育ちにくい環境を作ってしまうのです。

私たちの髪は、毛穴の中の毛根にある毛母細胞が活動することで、太く長い髪が成長していきます。しかし、髪を洗わないままでいると、皮脂や汚れが大きな塊のフケとなって頭皮にこびりつき、髪の成長を阻害してしまうのです。そうすると髪が細くなったり、成長しきる前に抜ける場合もあります。

また、このようなフケはカサカサと乾燥しているフケと異なり、脂っぽくべたついたフケであることが多く、悪化してしまう脂漏性脱毛症といった、皮膚の炎症から脱毛症に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。

このように、髪が育つために大切な毛穴を塞いでしまわないためにも、しっかりと髪を洗うことが必要なのです。

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皮脂や汚れが過酸化脂質に変化し頭皮の炎症の原因になるため

髪を洗わないでいると、かゆみが出た経験がある方も多いのではないでしょうか?

その原因は、頭皮の皮脂・汗・汚れが過酸化脂質に変化して、できものやかゆみに繋がっているからです。たとえ皮脂や汗が出て、頭皮が汚れたとしても毎日髪を洗っていれば清潔な状態を保てますが、髪を洗わないでいると皮脂や汗などが酸化して、頭皮に刺激を与えてしまうのです。

そのままにしておくと、かゆみが悪化して頭皮をかいてしまい、気が付かない間にダメージが加わっていることもあります。特に汗をかきやすく、紫外線量が強い夏に頭を洗わないと過酸化脂質が積み重なっていき、頭皮のバリア機能が低下することでさらに頭皮環境が悪化する場合もあります。

ご自身の頭皮がかゆくないか、できものができていないか確かめてみましょう。丈夫な髪を成長させるためには、頭皮環境を整えることが重要なので清潔に保てるよう心掛けることが大切です。

 

はげたくないのなら髪は洗った方が良い

将来はげたくないのであれば、毎日髪を洗った方が良いでしょう。

髪を洗わないことではげないとはいえ、薄毛を気にしている方はなるべく毎日洗髪して髪を清潔に保つことが重要です。皮脂や汗、汚れは自分でも気付かないうちに頭皮に溜まっているため、そのままにしておくと薄毛を加速させる1つの要因を作ることになります。

「久しぶりに髪を洗ったらシャンプーが全然泡立たない」といった経験がある方もいるのではないでしょうか?それだけ頭皮や髪に油分と汚れがついて、泡立ちにくくなっているのです。また、髪を洗わない状態に慣れてしまい、頭皮のべたつきや嫌なニオイに気が付かないこともあります。

そのため、面倒に感じる方もいるかもしれませんが、1日1回は髪を洗うように心掛けましょう。髪の洗い過ぎは必要な皮脂まで洗い流してしまうこともあるので、1日1回がベストと言えます。

「毎日髪を洗うのはイヤだ」と感じる方は、3日に1回髪を洗っていたのを2日に1回にするなど、少しずつ髪を洗う回数を増やしていき清潔に保つことを意識してください。また、泡で出てくるシャンプーを使用すると、泡立てる手間を省いて髪を洗えるのでオススメです。

それでも面倒に感じる方は、シャンプーで髪を洗う日とお湯のみで髪を洗う日をつくる方法もあります。もちろん、シャンプーで髪を洗った方が汚れをしっかりと落とすことができますが、整髪料を付けていない場合はお湯だけでも髪表面の汚れを落とすことができるので、全く洗わないよりは頭皮の清潔を保てます。

3日に1回などのペースで髪を洗っていた方からすると、毎日髪を洗うのは手間に感じるかもしれませんが、抜け毛が増えてはげてしまわないように、今のうちから髪を洗うことを習慣化できると髪を労われるでしょう。

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湯シャンではげる可能性は低い!薄毛になる要因と対策を解説

 

さいごに

髪を洗わないだけではげる可能性は極めて低いものの、皮脂や汗、汚れなどによって雑菌が増殖したり、毛穴を塞いだりすることで、頭皮環境が悪化して薄毛を加速させてしまう可能性は考えられます。

将来薄毛にならないためにも、毎日髪を洗って清潔に保つことはとても大切です。今まで3日に1回髪を洗っていた方からすると、毎日洗うなんて面倒と思われるかもしれませんが、2日に1回に増やしたり、泡で出てくるシャンプーに替えたりするなどして手間を減らし、少しずつ毎日髪を洗う習慣をつけていきましょう。

毎日シャンプーすると髪がべたつきにくくサラサラになることに加えて、根元がべたっとつぶれることなくふんわりとボリュームが出て見えます。薄毛のように見せないためにも、毎日髪を洗うことを心掛けましょう。

ABOUT ME
阿部有寛
阿部有寛
医師 
2007年山形大学医学部卒業。 一般内科、複数の企業、研究施設の産業医から、大手の美容クリニック、AGA・頭髪クリニックの医師を経て、一般社団法人日本美容医療研究協会ZENクリニック院長に就任。 【資格】医師免許/日本医師会認定産業医 > 医院長紹介ページを見る
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