M字はげの基準はどこから?判断方法とM字はげの改善方法を解説!

薄毛予防
M字はげの基準はどこから?判断方法とM字はげの改善方法を解説!
監修者 阿部有寛(院長)

 
「数年前と比べるとおでこが広くなり、生え際部分が後退しているように感じる」「生え際が剃り込みのようになっており、これはいわゆるM字ハゲかもしれない」といったように、生え際が後退していることから、自分はM字ハゲになってしまったのではないかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

また、生まれつきおでこが広いことで自分だけが気にし過ぎている、ただの思い込みかもしれないと考える方もいるかもしれません。

結論から申し上げますと、おでこの1番上のシワから生え際まで間が指2本以上あると、M字ハゲに当てはまる可能性が高いと言えます。
薄毛初期段階では生え際の髪が細く短くなり、おでこが少し広くなったように感じるものの、進行していくと生え際の中央のみの髪を残して、じわじわとM字部分が深くなることもありえます。

しかし、ご自身の生え際が本当にM字ハゲに当てはまるのか基準と照らし合わせて確認し、早めに対策をすることでこれ以上M字部分が後退しないようにすることは可能と言えます。

そこで今回は、M字ハゲの判断基準と対策について詳しく解説していきます。
まだM字ハゲではないが、これからM字ハゲになってしまう可能性の高い髪の状態についても解説していますので、ご自身の生え際がM字ハゲに当てはまるのか確かめたい方は是非参考にしてください!

M字ハゲの2つの判断基準

おでこの生え際部分は鏡で見やすく、写真にも写る機会が多いため、自分がM字ハゲなのではないかと不安に感じる方も多いのではないでしょうか?

M字ハゲは生え際の中央を残し、両側部分がM字のように後退していくのが特徴です。生え際の髪が細く短くなることで頭皮が透けて見えやすくなったり、おでこが広く見えたりします。
また、M字ハゲと間違いやすい生え際に富士額がありますが、富士額は生え際の中央がハート型のようになっており、両側は後退していないのでM字ハゲとは異なります。

中には生まれつきおでこが広く、生え際の形がM字になっている方もいるので、M字ハゲに明確な基準があるとは言い難いですが、生え際の後退した部分が指2本分以上ある場合や、M字部分から頭頂部までの間が2㎝以上ある場合はM字ハゲである可能性が高いです。

ここでは、このM字ハゲの2つの判断基準について詳しく解説していきます。

生え際の後退した部分が指2本分以上ある場合

眉毛を上に動かしたときにできるおでこの1番上のシワから、M字部分の生え際までの距離が指2本以上ある場合はM字ハゲの可能性が高いと言えます。
なぜなら、おでこの一番上のシワは、おでこと頭皮の境目の目安と言えるからです。

おでこの筋肉である前頭筋は、動かすことによって皮膚にシワが入りますが、頭にある帽状腱膜と呼ばれる筋膜は、手を使わずに動かすことはできないためシワが入りません。そのため、おでこと頭皮の境目の1番上のシワから指2本分以上入ると言うことは、生え際が後退しておりM字ハゲになっている可能性が高いと考えられます。

M字ハゲか判断するときは、前髪をヘアクリップで留めておでこを完全に出し、手鏡ではなく洗面所などの大きめの鏡の前で見ると確認しやすいです。

生え際と頭頂部の距離が2cm以上の場合

生え際M字部分と、耳上から垂直に伸ばした位置にある頭頂部の間が2㎝以上ある場合は、M字ハゲの可能性が高いです。
ハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれるAGA(男性型脱毛症)の進行パターンによると、M字ハゲの生え際の位置は外耳道の2cm前にあるとしています。顔を横から見たときに、耳上からもみ上げにかけての横幅に比べて、頭頂部から生え際までの間が2cmだと、剃り込みが深い状態です。

確認するときは、前髪をヘアクリップで留めて生え際を出し、大きめの鏡の前で確認します。M字部分が左右非対称の方もいますので、左右ともチェックしてみましょう。

これからM字ハゲが進行する可能性がある髪の特徴

M字ハゲの判断基準を元にご自身の生え際をチェックして、まだM字ハゲではなかった方もいると思います。
しかし、基準に当てはまらなかったとしても、これから薄毛が進行していくM字ハゲ予備軍である可能性は十分にあります。

M字ハゲはいきなり生え際が後退するのではなく、徐々に薄毛の範囲が広がっていくので、薄毛になる前兆のサインがあるのです。そのM字ハゲの前触れをしっかりと確認し、早めに対策することでM字ハゲになるのを予防できると考えられます。

そこでここでは、M字ハゲ予備軍の確認方法と、今日から始められる対策について詳しく解説していきます。

数年前の写真と比べておでこが広くなっている

数年前の自分の写真と比べておでこが広くなり、M字部分が若干後退している場合は、今後M字ハゲになる可能性があります。
おでこの広さや生え際の形は人それぞれなので、M字ハゲかどうかは人と比べようがないですが、過去の自分と照らし合わせて生え際が後退している場合は、少しずつM字ハゲになり始めていることが考えられます。

また、前髪を下ろしている人は写真で見比べるときに、M字部分の所だけ髪が少なくなっていたり、前髪が割れたりしていないかチェックしてみてください。M字部分が後退し始めていると、その部分だけ髪が薄くなりおでこが透けて見えている場合があるからです。

さらに、これからM字ハゲが進行していないか確認できるように、月に1度は写真を撮っておくと今後も薄毛チェックをしやすくなります。

生え際の髪の毛が細く短くなっている

生え際の髪が周りの毛と比べて、細く短くなっている場合は、M字ハゲ予備軍である場合があります。
なぜなら、薄毛はヘアサイクルが乱れることによって、髪が成長しにくくなり抜けやすくなるので、現在髪が短いということは、M字ハゲになる前兆のサインとも言えるのです。
また、髪が細くなっているのも、髪の成長に欠かせない毛母細胞の働きが弱くなって、やわらかくもろい毛になっている可能性もありえます。

オールバックにしたときに、生え際の髪がパラパラと落ちてこないか確認してみましょう。生え際全体やM字部分に落ちる髪の本数が多い場合は、髪が成長しきれていないと考えられます。さらに、生え際をよく見ると、頭皮が透けて見えていたり、頭皮に対して生えている毛の本数が少なかったりする場合は、髪が細くなっているかもしれません。

また、側頭部の髪が薄くなる男性は少ないので、側頭部の毛と生え際の毛を見比べて見ると髪が細くなっているかが判断しやすいです。

M字ハゲ予備軍の可能性がある場合早めに対策を

M字ハゲの前兆を感じられる場合は、早めに対策を行うことが大切です。
なぜなら、M字ハゲ予備軍はまだ薄毛になりかけている状態でM字ハゲではないので、早めに対策ををすればこれ以上生え際の髪が抜けたり後退したりするのを防げる可能性があるからです。

その対策として行いたいのが生活習慣を整えることです。バランスの摂れた食生活・十分な睡眠・適度な運動を続けていくことで、元気で丈夫な髪が育ちやすいようサポートできます。

元気な髪の材料となる食事では、ジャンクフードやインスタント食品を控えめにして、1日3回さまざまな食材をまんべんなく食べることが必要です。
睡眠時は成長ホルモンが分泌されることで髪が育つため、できれば7~8時間程度取れることが理想的ですが、難しい場合は寝る直前にスマートフォンを見ないようにしたり、起床時間を毎日同じ時間にして、睡眠の質を意識するのも方法のひとつです。

運動は血流を促進することで髪へ栄養を届けやすくなるため、毎日20~30分程度ウォーキングやジョギングをするのもおすすめです。
いきなり全てを行うことは難しいかもしれませんが、取り入れられそうなものから始めて、無理なく対策を続けていきましょう。

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M字ハゲが悪化する前にAGA治療クリニックを受診しましょう

「判断基準を元に生え際を確認したら、やはりM字ハゲだった」「M字ハゲ予備軍に当てはまっていた」という方もいると思います。
M字ハゲの方や、M字ハゲになり始めている方は悪化する前に、早めにAGA治療クリニックを受診することが大切です。

なぜなら、生え際のM字ハゲは、AGA(男性型脱毛症)の代表的な症状のひとつであり、そのままにしておいても自然に治ることはありません。じわじわと髪が細くなり、抜け毛が増えていく進行性の脱毛症なので、気が付いたらかなりM字ハゲが進行していたということも残念ながらありえます。

しかし、AGA治療を行えば、M字部分の抜け毛を防ぎ、乱れてしまったヘアサイクルを整えて、新しい髪を生やしていくことはできます。また、早めの段階で治療を始めることで、薄毛が進行している方に比べると、治療の効果を感じられるのも早いと言われています。

AGA治療クリニックは初回カウンセリング無料のところが多いので、まずは専門家の医師に相談をしてみるのが良いでしょう。自宅の近くにクリニックがない方や治療していることが周りバレたくない方は、スマートフォンのテレビ電話で診察を受けられるオンラインクリニックを選ぶのもおすすめです。

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さいごに

今回は、M字ハゲの2つの判断基準や対策について詳しく解説してきましたがいかがでしたか?
M字ハゲは、おでこの1番上のシワから、M字部分までの距離が指2本以上ある場合と、M字部分と耳上から垂直に伸ばした位置にある頭頂部の間が2㎝以上ある場合が判断基準になることがわかりました。

一方、判断基準に当てはまらなかったとしても、数年前の写真と比べておでこが広くなっている場合や、生え際の髪が細く短くなっている場合は、残念ながらM字ハゲ予備軍であることが考えられます。
しかし、バランスの良い食事や十分な睡眠を取るなど、生活習慣を見直すことで元気な髪へと育むことに繋がります。

また、M字ハゲはAGA治療を行うことで、生え際部分の抜け毛を防いで、新しい髪を生やしていくことができます。すでに薄毛になっている方が行うイメージのあるAGA治療ですが、M字ハゲ予備軍の方やまだ薄毛になっていない方でも始めることができて、薄毛が進行している方よりも効果を感じられるのが早いと言われています。

今よりもM字ハゲが悪化しないよう、早めに対策をして薄毛を予防していきましょう。

ABOUT ME
阿部有寛
阿部有寛
医師 
2007年山形大学医学部卒業。 一般内科、複数の企業、研究施設の産業医から、大手の美容クリニック、AGA・頭髪クリニックの医師を経て、一般社団法人日本美容医療研究協会ZENクリニック院長に就任。 【資格】医師免許/日本医師会認定産業医 > 医院長紹介ページを見る
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