「つむじの髪の毛が少なくなってしまい、ショックを受けている」「このままつむじハゲが進行していくのではないかと、不安に感じている」といったように、つむじの薄毛に対し不安や悩みを抱えている方は、この薄毛をどうにか改善できないのかと思っているのではないでしょうか?
どうにかして薄毛を改善したいと、すでにご自身でスカルプシャンプーや育毛剤などを使用して、頭皮や髪の毛を労わっている人も多いでしょう。
結論から申し上げますと、つむじハゲに対して正しい改善方法を行えば、つむじハゲは改善することが可能です。しかし、残念ながら一生懸命スカルプ商品でケアをしても育毛剤を使用しても髪は生えてこないでしょう。
つむじハゲの症状が既に出ている場合は、ヘアケアでは改善は難しいです。早めに薄毛治療をしていかなければ改善どころか薄毛の範囲はどんどん広がっていってしまいます。
そこでこの記事では、つむじハゲを改善するための気になる疑問についてすべて回答をしていきます。
どうしたら改善できるのか、その方法はどのような物でいくらくらいかかるのかなど深ぼっていきますので、現在つむじハゲにお悩みで、薄毛を改善したいと強く思っている方はぜひ最後までご覧ください。
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つむじハゲの改善に関するQ&A
「育毛剤を使用しているのに、つむじはどんどん薄くなっていく」といったように、さまざまな方法で薄毛改善に取り組んでいるものの、抜け毛が減らずに髪の毛も増えないと感じている方は多いのではないでしょうか?
そこで、ここではつむじハゲは本当に改善できるのかどうかについてお答えします。
Q.つむじハゲはどうしたら改善できますか?
A.つむじハゲは薄毛治療をすれば改善する可能性は高いです。
つむじハゲは正しい方法で治療を行えば、これ以上髪が抜けるのを抑えたり、髪の毛を生やしたりすることが可能です。どんな治療も効果には個人差があるので、一概に絶対に薄毛が改善できますとは言えませんが、治療を行うことで高い薄毛改善効果が見込めることは証明されています。
参考文献:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
Q.つむじハゲの原因は何ですか?
A.少しずつ抜け毛が増えて、つむじの周辺から髪が薄くなってきている症状の場合、おそらくAGA(男性型脱毛症)が原因の薄毛の可能性が高いです。
AGAの場合、遺伝などが原因で抜け毛を引き起こす男性ホルモンが生成され、薄毛に陥ってしまいます。
皮膚炎症が出ている場合や、急激つむじ部分だけの髪の毛が抜けている場合は他の脱毛症が疑われますが、AGAの場合はAGA治療をすると薄毛の改善できるとされています。
AGAの薄毛治療では、治療薬を用いて男性ホルモンや遺伝を伴う器官などの薄毛を引き起こしている根本的な原因に直接アプローチすることで、つむじの抜け毛をこれ以上抑えて新たな髪が生えるようにしていくことが可能です。
Q.つむじハゲの範囲が広がってきました。今からでも元通りに改善することは可能ですか?
A.つむじハゲの範囲が広くなればなるほど、元通りに薄毛改善ができる可能性は低くなってきます。
つむじ周辺の頭皮が完全に透けて見えていたり、つむじの範囲がかなり広がっていたりするなどして薄毛が進行していると、つむじを元通りに改善するのは難しくなる可能性が高くなります。
髪の毛はヘアサイクルと言って、髪の毛が新しく生まれてから自然に抜け落ちる周期があり、一生のうち20~30回行われています。また、髪の毛は毛根にある毛母細胞が働くことによって成長していきますが、一生のうち毛母細胞の分裂が行われるのは約40~50回とされており、どちらも寿命があるのです。
薄毛が起きているのを放置することでヘアサイクルと毛母細胞の分裂が早く寿命を迎えてしまうと、薄毛治療をしても元通りに改善できない可能性があるのです。
そのため、つむじハゲに気が付いたら早めの段階で、手遅れになる前に改善に取り組む必要があると言えるでしょう。
Q.つむじハゲの改善方法にはどんなものがありますか?
A.つむじハゲの薄毛改善方法としてまず挙げられるのが薄毛治療薬を服用する投薬での治療ですが、その他にもつむじハゲを改善できる方法があります。
治療法 | 特徴 |
投薬治療 | 内服薬、外用薬を用いて抜け毛を抑制し、発毛させる。 |
植毛治療 | 襟足などの自毛や人工毛をつむじの薄毛部分に移植する。 |
注射治療 | 髪の毛が成長しやすくなる栄養を頭皮に直接注射する。 |
LED光治療 | 波長の長い髪をつむじに照射することで血行促進、毛母細胞の働きを活性化させる。 |
薄毛治療はどれも飲んだら即効髪が生えてくるような即効性のお薬ではなく、治療薬を用いて髪が育つサイクルを元の正常な状態に戻したうえで、発毛させるため、ある程度髪が生え揃うまでに時間がかかると思った方が良いでしょう。
つむじハゲの治療が初めてです。改善するにはまずはどの治療をしたらいいでしょうか?
A.つむじハゲの治療が初めてなら、まずは「投薬治療」を検討しましょう。
つむじハゲの改善治療で最も一般的なのが、内服薬や外用薬を用いて行う投薬治療です。
投薬治療では、つむじハゲに多いAGAの根本的な原因(遺伝や抜け毛を引き起こす男性ホルモン)に対して、直接アプローチすることができ、これ以上髪が抜けないようにしたうえで、新たな髪を生やすことが可能です。
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症ガイドライン2017年版」では、主に治療に用いられる抜け毛抑制薬【フィナステリド内服薬・デュタステリド内服薬】、発毛促進薬【ミノキシジル外用薬】が安全性や効果が証明されており、このガイドラインにおいて最上級のAランクと評されています。
つむじハゲの改善に取り組むのであれば、最もスタンダードな投薬治療が始めやすいでしょう。
投薬治療をしたらつむじハゲの部分のみ髪の毛だけが生えてくるのでしょうか?つむじの周辺だけが薄毛で他の箇所は気になっていません。
A.投薬での薄毛治療では、つむじハゲの部分だけを局所的に改善することはできません。部分的に髪を生やしたいのであれば「植毛治療」がおすすめです。
植毛治療とは、つむじハゲ部分に自毛を移植することで、髪の毛を部分的に生やすことが可能な薄毛治療方法です。ご自身の側頭部・後頭部などの髪が生えている部分から毛根を採取し、株分けを行って髪を生やしたい箇所に移植する外科手術になります。
投薬治療では、生やしたいところに意図的に髪を生やすことはできないため、どうしてもつむじハゲだけを部分的に改善したいという方にはおすすめの治療方法と言えるでしょう。
一方で、植毛治療は1回の施術で薄毛が改善するものの、治療費用は投薬治療に比べて格段に高くなります。
投薬治療が月々8000円以下で治療可能なのに対し、植毛治療は約60~150万円程かかってしまう可能性が高いです。(※植毛する範囲やメスを使用・不使用などの植毛方法によっても費用が大幅に変化します)
さらに、植毛していない部分の髪の毛が薄毛にならない保証はないので、今後抜けていかないように投薬治療(抜け毛抑制)との併用を推奨されています。植毛費用にプラスして抜け毛治療薬の服用も視野に入れる必要があるので、金銭面での問題は視野に入れておく必要があるでしょう。
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Q.つむじハゲ改善のために投薬治療を検討しています。どのような病院にいったら治療ができますか?
A.つむじハゲの改善は、AGA治療クリニックを受診しましょう。
皮膚の炎症などがある場合はまずは皮膚科の受診をおすすめしますが、特に頭皮などに炎症が見られないつむじハゲであれば、皮膚科ではなくAGA治療クリニックなどに行くことをおすすめします。
AGA治療クリニックの診察では、抜け毛や薄毛の状態を医師に診察してもらい、治療が必要と判断されれば薬などを用いて治療を受けられます。中でも薄毛治療専門クリニックは抜け毛や発毛に特化しており、薄毛の症例が多いことから的確なアドバイスや治療が受けられます。
つむじハゲを改善したいけれど、クリニックに行くことに抵抗がある方や、知り合いに見られたら恥ずかしい方は、オンライン形のAGA治療クリニックの受診が良いでしょう。
オンラインクリニックは、全国どこにいてもテレビ電話で医師の診察を受けることができ、薬が自宅に郵送されるようになっています。治療に用いられるお薬も実店舗に通うのと同じお薬を処方してもらえるので効果は変わらず期待できます。
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治療費がかかってしまっていいので、目立つつむじハゲを植毛で改善したいです。植毛治療の病院はどうやって選んだらいいですか?
A.植毛治療は外科手術になりますので、植毛手術実績や症例写真、植毛手術の経験が豊富な医師が在籍しているかなどを踏まえて選ぶのが良いでしょう。
植毛治療で検索してみると植毛ができるクリニックが沢山出てくると思いますが、選ぶポイントとして値段だけで決めない方が良いということが言えます。植毛手術は医師の経験や病院のサポート体制などが非常に重要になってくるため、安く済ませようと無名のお安いクリニックで植毛をして失敗してしまい、逆に薄毛が進行してしまったなどというケースも少なくありません。
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Q.治療の効果をさらに上げるために何か+αでできるつむじハゲの改善方法はありませんか?
A.投薬治療に+αでつむじハゲの改善効果を上げる方法として「注射治療」「LED光治療」が挙げられます。
投薬治療を行いながら、更に改善効果を上げる方法として注射治療やLED光治療を併用する方法があります。
注射治療とは、髪の毛が成長しやすくなる栄養をつむじハゲ部分の頭皮に直接注射を打つ治療法です。メソセラピーと呼ばれることもあり、注射で入れる成分はクリニックによってさまざまな種類があります。
LED光治療は、波長の長い光をつむじハゲ部分に照射することで、血行を促進、毛母細胞を活性化させることができます。日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症ガイドライン2017年版」では、評価が2番目に高いBランクとされています。痛みを感じることがなく、副作用も少ないことから取り入れやすい治療と言えるでしょう。
どちらも投薬治療と併用することでつむじハゲの改善効果が上がるとされているので、実店舗のAGAクリニックを受診してこれらの施術を行っている場合は取り入れても良いでしょう。
Q.つむじハゲの改善するための費用が知りたいです。治療にはいくらくらいかかりますか?
A.つむじハゲの進行具合や処方されるお薬によって変わりますが、投薬治療の相場は月々約3千~1万円とされています。薄毛治療の中でも費用が抑えられることから、投薬治療は始めやすい治療法と言えるでしょう。
他の治療法については下記の表をご覧ください。
治療法 | 相場費用 |
投薬治療 | 月々約3千円~1万円程度 |
植毛治療 | 薄毛初期段階 約60~150万円 |
注射治療 | 1回約5~8万円 注射1クール(6~16回程度)を2~4週に1回のペースで打つ必要がある |
LED光治療 | 1回約5千円~1万円 週1回程度照射するのが理想的 |
高額な植毛治療は1度の手術で完了しますが、注射治療は1回だけで効果が出るわけではないので、1クール(6~16回程度)を2~4週に1回のペースで注射を打つ必要があり、更に効果を出したい場合は1クール追加で注射をします。また、LED光治療の相場費用は、1回約5千~1万円で、こちらは注射治療と異なり、回数や治療間隔は特に決められていませんが、週1回程度照射するのが理想的とされています。
注射治療・LED光治療は投薬治療と併用することで効果が出やすくなるので、2つを合わせた費用で考えた方が良いでしょう。
Q.つむじハゲ改善のための治療をしなくても良い人はどんな人ですか?
A.まだ全くつむじがハゲていないのなら治療の必要はありません
つむじがハゲていなければ、治療の必要はありません。
しかし、つむじの抜け毛が少し気になり始めている場合や、つむじの頭皮が少し透けて見えてきたりしているような場合は「つむじハゲの初期段階」の可能性が高いので治療を始めて良いでしょう。
つむじハゲが進行してから治療を始めるよりも、薄毛が気になり始めた段階で治療をする方が効果は早く実感できるとされています。
まだハゲていませんが、将来ハゲなりたくないです。今つむじハゲにならないために改善しておくべきことはありますか?
A. 予防から始めると薄毛になる確率は格段に下げられます。
薄毛治療を予防として始めることで、つむじハゲになる確率は下げられます。AGA治療で用いられる抜け毛抑制薬を予防で服用しておくことで事前につむじハゲになることを防ぐことが可能です。
薄毛治療は既に薄毛の人が行うものと思っている方が多くいますが、まだつむじハゲになっていなくても、予防として将来つむじハゲになる確率を下げることができます。
もちろん生活習慣を整えることや、髪に良い食事・睡眠などを十分に取ることもつむじハゲが起きない予防として重要なので、一緒に取り入れていきましょう。
まとめ
今回は、つむじハゲの改善についてお話しましたがいかがでしたでしょうか?
つむじハゲを改善する方法として、薄毛治療の中でもつむじハゲ程度であればスタンダードな投薬治療から始めるのが良いでしょう。つむじハゲの根本的な原因に作用するのに加えて、他の治療よりも費用が抑えられます。
また、薄毛治療専門クリニックでは、初回カウンセリング無料や初診料無料の所も多くあるので、まずは薄毛の専門家の医師に相談だけでもしてみるのがおすすめです。是非、この記事を参考に薄毛のお悩みを解決してくださいね!