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95213 Views産後なかなか痩せない…痩せにくくなった理由とダイエット方法を解説

出産というとてつもなく負担のかかる体験をした後では、通常にない変化や不具合が体に起こるものです。
その中でもよくある悩みが「産後痩せにくくなった」「元の体型に戻らなくなった」。
産後はどうして痩せないのか? その理由を知りたいですよね。
こちらの記事では、産後に痩せない理由と痩せない人に見られる特徴、産後ダイエットの方法と注意ポイントについて解説します。
産後痩せない問題も、食事の見直しや身体のケアを丁寧に行うことで解決は可能です!
まだ大切な時期ですので、焦らず自分のペースで体質改善に取り組んでいきましょう!
Contents
産後に痩せないのはなぜ?3つの理由
産後やせにくくなったのは主に以下の理由が考えられます。
骨盤のゆがみ
妊娠中や出産時は骨盤がゆがみやすくなり、これが産後の減量や体質改善を難しくしています。
妊娠・出産の影響で骨盤周辺の筋肉がゆるむと、お腹の脂肪を支えられずたるみやすくなります。
産後お腹周りの脂肪が外側に張り出して太って見えるのは、そうした骨盤のゆがみによってお腹を引き締められなくなったからなんですね。
広がった骨盤は、日常生活の動作や育児中の動きによってもゆがみやすくなります。
そのような状態が続くと下半身にも脂肪がつきやすくなり、さらに代謝が低下してますます痩せづらくなるわけです。
基礎代謝の低下
産後痩せない理由に、筋肉の減量による基礎代謝の低下が考えられます。
当たり前ですが妊娠中は安静にしていなければならないため体を動かす機会が少なく、結果として筋肉量が落ちてしまいます。
筋肉量が落ちて基礎代謝が低下すればカロリー消費量も少なくなり、脂肪がつきやすくなるのです。
過食
出産後、知らず知らずのうちに食べ過ぎていることはないでしょうか?
産後にストレスを抱え込んでしまうとついついカロリーオーバーの食事をしてしまいがちです。
また家にいる時間が長いとついお菓子をつまんでしまうことも。
出産後の食事の管理を怠ると食欲をセーブできず痩せにくくなります。
産後に痩せない人の特徴
次に、産後痩せにくくなった人に見られる特徴を挙げていきます。
母乳を出していない人
授乳中は自然と減量に向かいます。
授乳のカロリー消費量は多く、1日で517kcal消費するといいます。
そのため、母乳を出さずミルクで授乳している人は母乳を出している人より痩せにくいです。
運動していない人
育児中はどうしても家にこもる時間が多くなるため、運動不足になりがちです。
骨盤のゆがみによってたまったお腹周りの脂肪は、運動不足の状態が続くとますます増えることに。
実家で両親に家事全般を任せている人は余計に体を動かす機会がないかもしれません。
育児中でもスキマ時間を見つけて体を動かすようにしましょう。
妊娠前の服に戻っていない人
意外と服装が体型・体重に関係している場合があります。
妊娠中はゆったりした大き目のサイズの服を着ることが多いと思いますが、産後も同じサイズの服を着続けると変化した体型に意識が向かない恐れがあります。
自分の体型の変化に気づき、「痩せる」という意識がないと、なかなか脂肪は落ちません。
服装がそのままの人は、妊娠前の服のサイズに戻すことからはじめてみてください。
産後痩せるためのダイエット方法
産後痩せるためのダイエット方法には次のようなものがあります。
骨盤矯正
骨盤のゆがみによってお腹周りの脂肪がつきやすくなっているのなら、骨盤矯正が欠かせません。
産後の骨盤のゆがみは整体院など専門の知識と技術を持ったプロにお願いするのが一番です。
産後の骨盤矯正を専門に扱う整体院を利用するなら、他の症状や痛みなどがあればすべて申告しコンディションに合うベストな施術をお願いしましょう。
食事の見直し
カロリーや栄養バランスを見直す食事の改善にも取り組んでください。
野菜や魚、海藻類を食べて不足しがちなビタミン・ミネラル、食物繊維、たんぱく質をしっかり補いましょう。
おすすめは、低カロリーで食物繊維とたんぱく質が豊富な和食メニューです。
炭水化物や脂質が多くなりがちな洋食より体にやさしく脂肪もつきにくいです。
産褥体操
周囲から産後の体力回復を目的とする「産褥体操」をすすめられた人は多いかもしれません。
産褥体操によって伸びた腹壁や骨盤底筋の回復、血行改善、便秘の解消、疲労回復やリフレッシュなどさまざまな効果を期待できます。
産褥体操は1日2~3回、5~6日のスケジュールで行うのが基本です。
やり過ぎは産後の体にはかえって毒ですので、体力に自信がある時に行うようにしましょう。
産後ダイエットを成功させるポイント
産後ダイエットを成功させるには、以下のポイントを重視してください。
栄養豊富な食べ物を意識してとる
痩せやすい体質をつくるには、偏りを避け、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。
緑黄色野菜や海藻類、きのこ類、魚介類、大豆製品などには普段の食事で不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
これら栄養豊富な食べ物を意識してとることで、血行や腸内環境の状態が改善されるなど健康状態が上向きます。
そのように健康状態が良くなることで代謝が向上し、脂肪の燃焼が進んで痩せやすくなるのです。
無理な食事制限はしない
痩せたい一心で無理な食事制限をするのは禁物です。
確かに食事制限で体重は落ちますが、基礎代謝の維持に必要な筋肉量も減ってしまいます。
そうなると脂肪は燃えにくくなり、全体的にたるみやすくなるのです。
痩せづらくなるだけでなく、ストレスによる暴飲暴食や体力の減衰、母乳への悪影響も懸念されます。
必要以上にカロリーを制限するのではなく、とるべき栄養素はしっかり補給し、糖質や脂質など太りやすい栄養素は制限するなど食事のバランスを重視してください。
水分をとり過ぎない
水分摂取が重要だからといってとり過ぎると、水太りやむくみにつながり体型に影響が出ます。水分は適量の摂取が大切です。
1日2リットルを目安に水分補給を心がけてください。
子供の食べ残しを食べない
子供が食べ残すと、もったいないからと自分が食べてきれいに片付けたくなりますよね。
しかし、たとえ少量でも産後の体には食べ過ぎとなるため控えるのが賢明です。
子供の食べ残し分はその日中に無理に食べることはせず、保管して翌日の食事に回すなどしましょう。
20時以降は何も食べない
産後に限らず、遅い時間の夕食は太りやすい体質をつくります。
脂肪は真夜中や就寝時に蓄積しやすい性質があるため、夕食は20時までに食べ終えるようにしましょう。
そして20時以降は何も口にしない習慣が大切です。
食事から就寝まで時間を空けないことも太りやすくする原因の一つ。
就寝3~4時間前には夕食を済ます習慣を持ちましょう。
睡眠時間をしっかり確保する
育児に追われると睡眠も十分とれないかもしれません。
ストレスや過食を誘発しないためにも、工夫をして睡眠時間を確保するようにしてください。
パートナーや同居家族に相談し、おむつ交換や夜泣きの面倒を交代してもらうなど、協力を得ながら育児をこなすことが大切です。
しっかりと休息をとることも産後ダイエットを成功に導くために欠かせません。
授乳中の姿勢に気をつける
授乳中の姿勢が悪いと筋肉が緊張し、肩こりや首の痛み、骨盤痛などさまざまな不調の原因になります。
授乳中は、楽な姿勢を心がけること。
赤ちゃんを支える際、その耳と肩、腰の線を結ぶ線はまっすぐの状態で、鼻は乳頭と向き合うような姿勢がお母さんにとって楽で、かつ赤ちゃんにとっても飲みやすいとされます。
授乳中の姿勢の改善もぜひ意識するようにしてください。
まとめ
産後痩せないのは決して珍しいことではありません。
妊娠・出産による骨盤のゆがみや運動不足による筋力の低下など、仕方ない面があります。
そのように出産の影響で一時的に太っても、食事の管理や運動、骨盤矯正や産褥体操といったトレーニングに取り組むことで体は自然と元の状態に戻ります。
産後の食べ過ぎはよくありませんが、お母さんと赤ちゃんにとって大切な時期ですのでしっかり食べて栄養補給することも忘れずに。
産後ダイエットに取り組む際は無理のない範囲でできることから少しずつ始めることが大切です。