フィナステリド服用で薄毛が改善して来た時「抜け毛が減ったからフィナステリドやめたいな…」「フィナステリドやめたらどうなるんだろう」と考えたことはありませんか?
結果からお伝えすると、フィナステリドをやめるとAGAが進行する可能性は高いです!
AGAは進行性の脱毛症なので、フィナステリドの服用をやめるとヘアサイクルが治療前に戻り、抜け毛が増加していきます。薄毛が改善され満足している方で維持したいと考えている方はフィナステリドの服用を継続することをおすすめします。
この記事では、フィナステリドをやめることで起こる変化と抜け毛が増える仕組みについて説明していきます。
フィナステリドをやめるとAGAが進行します
フィナステリドの服用を途中でやめてしまうと、抑えられていた悪玉男性ホルモンの生成が再び活発になり、正常になっていたヘアサイクルがAGA治療前の乱れたサイクルに戻ります。
その結果、髪が十分に育つことができず、一度発症すると完治が非常に難しいとされるAGAが進行してしまいます。悪玉男性ホルモンが毛根に働きかけることにより、AGAのヘアサイクルに戻り成長期が短くなるので、毛髪にハリやコシを出すことができないまま脱毛します。
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フィナステリドをやめると起こる変化2選
フィナステリドはAGA進行抑制や脱毛改善効果があり、抜けにくく丈夫な毛髪を育てます。
フィナステリドをやめると、ヘアサイクルが乱れ抜け毛の増加や毛髪が細く短くなるなど変化が起こることがあります。
フィナステリドの中断を検討している方は是非確認してくださいね。
DHTの生成を抑制出来ず抜け毛が増える
フィナステリドの服用をやめると抜け毛が増えると言われますが、どのような仕組みで抜けるのでしょうか?
DHT(ジヒドロテストステロン)は男性ホルモンであるテストステロンと頭部に存在する酵素の5αリダクターゼが結合することにより生成されます。
5αリダクターゼの働きによってDHTが過剰に生成されると、髪の毛を作り出す毛母細胞に栄養や発毛・育毛指令を出す毛乳頭細胞へ脱毛指令が送られ、抜け毛を増加させます。
※参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
ヘアサイクルが乱れ、髪が細く短くなる
フィナステリドはヘアサイクルを正常にする効果があります。
ヘアサイクルが整えられると、毛髪の成長期が長くなることにより、栄養が行き届き丈夫な毛髪が育ちます。
フィナステリドの服用をやめると、AGA治療前の乱れたヘアサイクルに戻って成長期が短縮され、成長途中の毛髪は健康な毛髪と比べると細く短く、そして軟らかくなります。
AGAは進行性脱毛症なので薄毛治療薬の服用継続が重要
AGAは進行性脱毛症で一度発症してしまうと完治することがない脱毛症です。
フィナステリドの効果で、抜け毛を防ぐことが出来ていましたが、断薬すると毛髪の成長期間が短くなることにより、治療前と同じ量の抜け毛が起きてしまう場合があります。
フィナステリドの長期継続投与はAGA症状改善に持続的な効果があると言われているので、現在の毛髪を維持したいと考えている方は治療の継続をおすすめします。
フィナステリドとミノキシジルを併用中で、発毛のみ希望している方はミノキシジルの継続をお勧めします。
発毛効果を感じ抜け毛のみ予防したい方はフィナステリドの継続を検討しましょう。
AGA軽症の方で、発毛状態が良く薄毛になる前の印象に近くなり満足している方は、減薬が可能な場合があります。減薬希望の方は自己判断で行うのではなく、必ずAGA治療クリニックの医師に相談をしてください。
※参考:『日本人の男性型脱毛症に対するフィナステリド長期投与の801例調査』
さいごに
フィナステリドをやめたら起きる毛髪の変化についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
フィナステリドは乱れたヘアサイクルを整え、毛髪を太く長く成長させる効果があります。
服用をやめるとAGAが進行し、治療前の抜け毛量に戻ることが考えられます。
AGAの方でフィナステリドを服用し効果を感じている場合は、治療を継続することをお勧めします。
約一年間服用しても効果を感じられない方やめまいなどの副反応が強い方は、再診を受けましょう!