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GLP-1はダイエットに効果あり?アメリカ発の最新治療を解説

抗加齢学会専門医/麻酔科認定医
コッツフォード良枝:監修

公開日:2021/12/16 更新日:2022/01/19

肥満傾向がある食文化のアメリカで人気を博しているGLP-1ダイエットは、食欲が抑えられず食べ過ぎてしまう肥満型の方に最適なメディカルダイエットとして定着しています。

アメリカやEUではGLP-1ダイエットの効果が承認され、論文でもGLP-1ダイエットの効果が証明済みの最新治療薬GLP-1ダイエットについて詳しくご紹介します。

GLP-1がダイエットに効果がある仕組み

GLP-1がダイエットに効果がある仕組み

GLP-1受容体作動薬を摂取した肥満型、または過体重の2型糖尿病の成人に行われた臨床試験では、GLP-1受容体作動薬がダイエットに効果があるとの結果を得ています。

普段から間食を摂りすぎる方や、一度の食事でご飯を大盛りで食べてしまう方は特に、GLP-1ダイエットを行えば食欲を抑えられ、ダイエット効果を多く得られます。

GLP-1がダイエットに効果があると発見したきっかけ

GLP-1がダイエットに効果があると発見したきっかけ

GLP-1受容体作動薬は糖尿病患者さんに投与するために使われており、血糖値を下げるために開発された薬剤です。

糖尿病の薬剤として使用している中で、GLP-1受容体作動薬を投与している糖尿病患者と、GLP-1受容体作動薬を投与していない糖尿病患者を比較してみると、GLP-1受容体作動薬を投与している患者のほうが体重が減少していることが判明しました。

そこでGLP-1にはダイエットの効果があるのではないかと研究が進み、近年では脳内にGLP-1摂食抑制神経経路が見つかりダイエットの効果があると裏付けされました。

GLP-1注射は痩せやすい体質を作る

GLP-1注射は痩せやすい体質を作る

実はGLP-1は食事を摂取すると小腸から自然に分泌されるホルモンの一種であり、外部から摂取しなくても体内で生成されるホルモンです。

摂取すると血糖値の上昇を穏やかなにし、食欲が減退することで暴飲暴食を無理なく抑えられます。

食べたいという欲求を我慢したり、苦手な運動を無理やり続けたりする必要がなく、ストレスフリーで痩せやすい体質を手に入れられます。

GLP-1の分泌を促す食品がある

GLP-1の分泌を促す食品がある

食品の中には、GLP-1の分泌を促してくれる食品があります。
チーズやヨーグルトなどの乳酸菌や、サバやアジなどの青魚に含まれるEAP(エイコサペンタエン酸)や、海藻類やイモ類などに含まれる食物繊維を摂取した場合にGLP-1が多く分泌されます。

しかし、食品から分泌されるGLP-1は短時間で吸収されてしまい、食事だけで痩せやすい体質を手に入れるのであれば長期間に渡り実践し続けなければなりません。

GLP-1ダイエットと運動やランニングの違い

GLP-1ダイエットと運動やランニングの違い

GLP-1受容体作動薬を注射するだけで、食事制限や激しい運動などの厳しい制限がなくともダイエットができると人気の最新医療薬ですが、運動しなくても本当に痩せるかどうか疑問ではあります。

何度もダイエットを試みては、制限付きのダイエットは長く続かずリバウンドを繰り返している方にとっては救世主的存在のGLP-1ダイエット。

GLP-1ダイエットと、運動で痩せるダイエットとの違いは何なのでしょうか?

GLP-1を摂取すると体脂肪がつきにくい体になる

GLP-1を摂取すると体脂肪がつきにくい体になる

GLP-1受容体作動薬は血糖値が急上昇するのを防ぐ作用がありますので、体脂肪が付きにくい体になります。

血糖値が上昇するとすい臓から血糖値を下げるために、血中にある糖質を脂質に変える役割をもつインスリンが分泌されることにより体脂肪が付きます。

そして、血糖値が急激に上昇するとイライラし始めるので、脳は落ち着かせようと糖質を補給しなければと動き、食後に甘いものを食べてしまう結果を招くのです。

ダイエットができないと悩んでいる方は、この悪循環から抜け出すことができない可能性が高いです。

GLP-1を摂取すると食欲が抑制される

GLP-1を摂取すると食欲が抑制される

GLP-1注射を摂取するとインスリンの分泌が増えるだけでなく、胃腸や脳に作用し満腹感を得やすくなったり、食欲が減少したりする効果があります。

胃や消化器官の動きを遅くすると、食品が胃や腸に長く留まり空腹感や食べたい欲求感を感じにくくなります。

GLP-1注射を摂取すると、胃腸や脳にも働きかけるため過食を抑え食欲が抑制されるのです。

GLP-1の効果で内臓脂肪が燃焼

GLP-1の効果で内臓脂肪が燃焼

脂肪の中には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類が存在しており、GLP-1受容体作動薬を摂取すると褐色脂肪細胞に働きかけ熱生産促進を促します。

白色脂肪細胞とは、肥満の元となる皮下脂肪や内脂肪など一般的に脂肪と認識されている物です。

GLP-1を摂取すると、熱生産を促進させる褐色脂肪細胞が活発になり熱エネルギーを作り出し余分な脂肪を燃焼させる作用があります。

肥満大国アメリカで広がるGLP-1の活用

GLP-1の効果で内臓脂肪が燃焼

GLP-1はアメリカのFDA(食品医薬品局)、欧州連合(EU)加盟国28ヵ国、韓国のMFDS(食品医薬品安全庁)など世界各国から抗肥満薬として認可されている薬剤です。

複数存在する既存のメディカルダイエットの中でも副作用が少ない安全な薬剤とされていますが、日本では未承認医薬品として分類されています。

日本の肥満率と比較するとアメリカは約9倍

日本の肥満率と比較するとアメリカは約9倍

アメリカでGLP-1受容体作動薬が普及した理由の1つは、日本の肥満率は全人口に対し約4.3%ですが、アメリカの肥満率は36.2%です。

人口の約4割が肥満に悩んでいるアメリカに対し、日本は肥満に悩む人が少なく肥満を病気として捉えられていな現状があります。

GLP-1受容体作動薬がアメリカのFDAで承認

GLP-1受容体作動薬がアメリカのFDAで承認

BMI30以上の肥満成人患者を対象にした実験の結果を元にアメリカの食品医薬品局(FDA)は、GLP-1受容体作動薬が肥満症治療薬として承認しました。

アメリカえはオルリスタット、フエンテルミン+トピラマート、ナルトレキソン+ブプロピオン、リラグルチド、セマグルチドの5つの薬剤が承認されています。

日本のテレビでも取り上げられたGLP-1

日本のテレビでも取り上げられたGLP-1

メディアやSNSでも話題沸騰中のGLP-1受容体作動薬は、今までダイエットに挫折し続けてきた方にも確かな効果が表れると評判です。

食べることが大好きな方でも自然と食欲が減少することから、無理なく痩せられるメディカルダイエットとして取り入れる方が増えています。

ダイエット外科手術でもダイエットが失敗した人でも成功したGLP-1の効果

ダイエット外科手術でもダイエットが失敗した人でも成功したGLP-1の効果

日本テレビで放送されている世界仰天ニュースで、GLP-1受容体作動薬が特集されたことがあります。

この時紹介された女性は、体重が100kgを超えたことを皮切りに胃のパンディング術やスリーブ状胃切除術などのダイエット外科手術を行いましたが、結局リバウンドし失敗に終わりました。

外科手術を行ってもダイエットに失敗した彼女は、GLP-1注射を摂取したところ4ヶ月で20kg痩せ、スリムになった姿が放送されると共に日本でも話題となりました。

GLP-1ダイエットの効果には医師が不可欠

GLP-1ダイエットの効果には医師が不可欠

GLP-1ダイエットは自然に食欲を抑えれるとして人気ですが、GLP-1受容体作動薬は体内にGLP-1を補う薬剤です。

もともとは2型糖尿病の治療薬として開発された注射薬ですから、クリニックで医師が処方する必要があります。

どんなお薬でも必ず副作用があるため、販売元が不明の信用度が低い薬剤を安易に手にするのはおすすめできません。

万が一の事態が起こったとしても、かかりつけ医に相談し対処できる環境があるからこそ、GLP-1ダイエットを安全に続けていくことができます。

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