あご(フェイスライン)
顔のパーツと同様、その形とバランスが重要なのがフェイスラインです。口からアゴまでの長さは顔全体(おでこからアゴまで)の約1/3という比率が最も美しいとされています。当院ではダウンタイムを少なく、スッキリとシャープな理想のフェイスラインに近づける治療をご提案しています。
ヒアルロン酸について
ヒアルロン酸とはもともと人の体内に存在する成分で、ムコ多糖類(ねばねばした物質)の一つです。ムコ多糖の中でもヒアルロン酸は、特に水分を保持する能力(保水力)にすぐれた物質で、非常にたくさんの水を蓄える性質があります。ヒアルロン酸は細胞と細胞との間に多く存在しており、水分の保水力保持や クッションのような役割で細胞を守っているのです。
ヒアルロン酸製剤は、色々なメーカーから沢山の種類の製剤が発売されています。
またその硬度によっても様々なバリエーションがあり、目回り用や頬用、ほうれい線用、唇用、鼻や顎の輪郭形成用などその用途に応じて硬さを使い分けて使用します。
持続期間もそれぞれ異なります。 短いものだと1カ月~3カ月、長いものだと6カ月~2年位効果が持続します。
Zen Clinicのこだわり
当院では、患者さまの安全・安心を最重視し、国内承認を受けたジュビダーム・ビスタシリーズをはじめとし、その用途によって高品質なヒアルロン酸製剤のみを使用しています。
多くの製剤の中から、その粘性や弾力、注入後の成形性(仕上がりの良さ)、持続期間など考慮しながら、患者さまに最も適したヒアルロン酸製剤をご提案させて頂きます。
クレヴィエル(高濃度ヒアルロン酸)
特徴
クレヴィエルは、アモーレパシフィック社の皮膚科部門のAESTURA社から開発されました。非常に高濃度・高密度なヒアルロン酸製剤のため、アゴの輪郭形成や鼻筋を通すなどシャープな形が求められる際に使用します。
また密度が高いため吸収のスピードが遅いことと、ヒアルロン酸を分解する酵素「ヒアルロニダーゼ」に強いため12ヶ月~15ヶ月持続します。
施術の流れ
① 診察
診察をさせて頂き、注入部位を確認します。
② 麻酔
強い痛みはありませんが、ご希望に応じ麻酔クリームを塗布します。
③ 注入
極細針でヒアルロン酸を注入し形を整えます。
④ 注入後
お化粧後、そのままお帰り頂けます。
注意事項
・内出血する事がありますが、1週間~10日程で徐々に回復します。(コンシーラーなどでカバーできます。)
・治療後、頬づえをついたりフェイスマッサージなど、アゴへの強い圧迫は避けてください。
ヒアルロン酸の新革命!
ジュビダームビスタ® ボリューマXC
特徴
2016年12月厚生労働省認可の製剤です。 加齢によって生じる頬のたるみやほうれい線などの表情シワをメスを使わずに注射で改善します。従来のヒアルロン酸と比較して3~4倍の期間(約2年)持続します。また、シワの改善だけでなく、顔のボリュームのバランスをトータルに調整したいという要望に応えて作られたヒアルロン酸です。 ボリューマXCは適度な硬さを保つ分子構造になっており、特にこめかみや頬の適した位置に一定量注入すると、皮膚の中で支柱の役割を果たし、皮膚全体を立体的にボリュームアップし、リフト効果も期待できます。
(1)持続期間が従来の3~4倍
ヒアルロン酸は、通常、"架橋"と呼ばれる技術を使って、持続期間をコントロールしています。ボリューマ XCの場合、高分子ヒアルロン酸と低分子ヒアルロン酸を高い効率で架橋しているため、より長い期間、持続できます。メーカーテストでは、2年後でも67.1%の効果が持続しており、従来のヒアルロン酸よりも施術を受ける頻度を少なくできます。
(2)優れた安全性
ボリューマはすでにアメリカやヨーロッパでは数多くの症例が積み重ねられています。現在では利用されている国は97ヶ国にも登り、効果においても安全性においても評価が確立している薬剤です。特に加齢によるボリュームアップに使用する際に、海外では第一選択と言われるほどの製剤です。前述しましたが、日本でも2016年に厚生労働省より承認を受けています。
(3)仕上がりの美しさ
ボリューマの特徴を端的に言うと、その効果の“バランスの良さ”が挙げられます。一つ目が「形を保持する力」。品質の良くない製剤は注入後、皮下で形が崩れて思ったような位置に定まらないことがあります。
二つ目が「弾力性」。ただ硬いだけの薬剤は不自然に持ち上がり、ミミズ腫れになってしまうこともあります。ボリューマはこの2つのバランスが素晴らしく、形を長期間保持しながら自然な弾力性を持っているため、自然かつ確実な効果が期待できるのです。
ヒアルロン酸(ボリューマXC)+ボトックスのコンビネーション治療
ヒアルロン酸とボトックスのそれぞれの効果を活かしたコンビネーション治療です。
アゴにあるオトガイ筋の筋肉の収縮が強いと(梅干しジワと形容されることもあります)アゴ先が内側に丸まった状態となります。こんな時にはアゴ先にボトックスを打ち筋肉の収縮を取り、その後ヒアルロン酸を注入しシャープなアゴを形成します。この二段階注入により滑らかでかつシャープな理想的なアゴ先を作る事が出来ます。
梅干しジワができる、アゴ先の筋肉が固いなどの症状がある方は是非、ヒアルロン酸とボトックスのコンビネーション治療をお試しください。
施術の流れ
① 診察
診察をさせて頂き、注入部位を確認します。
② 麻酔
強い痛みはありませんが、ご希望に応じ麻酔クリームを塗布します。
③ ボトックス注入
極細針でオトガイ筋(アゴ先)にボトックスを注入します。
④ ヒアルロン酸注入
2週間後再診して頂き、さらにヒアルロン酸を注入し形を整えます。
⑤ 注入後
お化粧後、そのままお帰り頂けます。
注意事項
・内出血する事がありますが、1週間~10日程で徐々に回復します。(コンシーラーなどでカバーできます。)
・治療後、頬づえをついたりフェイスマッサージなど、アゴへの強い圧迫は避けてください。
マイクロボトックス
特徴
マイクロボトックスとは、従来のボトックス注射よりも広範囲に浅く細かく注入していくことにより、お顔全体に引き締め効果をもたらす治療法です。
2~4週間後にお顔全体が引き締まりシャープになるのを実感して頂け、さらに余分な皮脂の分泌も抑えられるため大変人気の治療となっています。
原理
顔面の筋肉には顔を上向きに引き上げる「挙筋」と下向きに引き下げる「下制筋」が存在します。マイクロボトックスリフトではこの下制筋全体に浅く広くボトックスを打つことで、下制筋の力を弱め相対的に挙筋の力が強くなる事で、お顔が引き上がるという仕組みです。
またマイクロボトックスリフトの更に嬉しい効果は、毛穴の引き締め、皮脂の分泌を抑えるといった効果があるため化粧崩れも抑えられます。そしてピンと張ったツヤのある肌質へと仕上がります。
更に表情筋にも緩やかに拡散するためマイルドに表情ジワを抑えることもできます。しっかりシワを止めたいところは筋層へ、マイルドにシワを止めたいところはマイクロで調節しながら打っていきます。
効果が出るのは、注射後2~4週間位経過してからです。持続期間は約4~6か月位です。
BNLS neo注射(脂肪溶解)
特徴
従来のBNLSの植物由来有効成分(西洋トチノキの種子・西洋クルミ・ヒバマタなどのメディカルハーブ)に新たに「デオキシコール酸」が配合された最強の脂肪溶解注射です。
顔(頬、鼻翼)や二重アゴ、わき腹、下腹部、太ももなど運動してもなかなか落ちにくい脂肪にも最短3日で効果を実感して頂けます。
デオキシコール酸とは
デオキシコール酸は、近年米国FDAで脂肪分解効果が認められた医療品成分です。
脂肪細胞膜を直接破壊して中性脂肪を取り除き、脂肪細胞を壊死させます。脂肪は静脈やリンパ管を通じて自然排出されます。また、脂肪分解作用はもちろんですが、その他にも血管強化やリンパの流れを良くする作用もあり、むくみや老廃物の排出促進効果も期待できます。
スマスセラ(次世代HIFU)
特徴
ウルセラと同じ原理でHIFU(高密度焦点式超音波)を照射しリフトアップさせる治療法です。
痛みが少なく、スムーズにたるみをリフトアップできるアンチエイジング施術です。
肌のたるみの大きな原因の一つはSMAS層(筋膜層)の衰えにあります。
スマスセラは、HIFU(高密度焦点式超音波)を照射し、SMAS層に熱エネルギーを与えることによって、コラーゲンの凝固と変性を促し、SMAS層の収縮を促します。
その結果、皮膚が内側から支える働きを取り戻し、リフトアップ効果が起きます。
スマスセラは、ウルセラより焦点が小さく密度が高い為、照射後のリスクも少なく、痛みがマイルドなのも特徴です。施術後1〜2ヶ月で効果が現れ、約6ヶ月持続します
スマスセラのしくみ
コラーゲンは、皮膚の弾力や形を保ち、キメを整える天然のタンパク質で、皮膚を内側から支える重要な働きがあります。
しかし、加齢と共にコラーゲンは減少し、皮膚を支える働きが少しずつ弱くなってしまいます。
その結果、皮膚の弾力が失われ、重力のかかる方向に下がってしまいます。これが「たるみ」の原因です。
スマスセラは、傷ができたらそれを治そうとするしくみ、古い細胞が新しい細胞へと入れ替わっていく、体の自然な働き(新陳代謝)を利用した、リフトアップ治療です。
スマスセラでは、手術でしかアプローチできなかったSMAS(筋膜)と呼ばれる深い層に、ピンポイントで点状の熱を与えます。
SMAS(筋膜)とは、皮膚よりも深い脂肪層と筋層の間にある薄い膜で、コラーゲンからできています。老化などによるSMAS(筋膜)の衰えは、たるみの原因になります。
まずはじめに、点状に加熱されたコラーゲンが縮むことで、即時的なリフトアップ効果を感じます。次に、約2~6ヶ月にわたり、熱で縮んだコラーゲンを治そうとする働きが起こり、新しいコラーゲンが生み出されます。
細胞内に栄養が集まり、コラーゲンがどんどん増えていくことで、皮膚に弾力が生まれ、たるみが改善します。その結果、「リフトアップ」感が得られるのです。
コラーゲン生成に適した温度
コラーゲンを効果的に増やすためには、与える熱の温度も大切です。低めの温度(40℃前後)では、コラーゲンを増やすための刺激にはなりますが、直接コラーゲンを増やすことはできません。
逆に、高すぎる温度(80℃以上)では、ダメージが強すぎて傷を治す時間がかかったり痛みが強かったり、皮膚への負担が大きくなります。
スマスセラなら、安全にコラーゲン生成に最も適した温度(60〜70℃)まで到達させることができます。
浅い層はもちろん、他の治療では届かない4.5mmの深い層まで皮膚全体に熱を与え、確実に新しいコラーゲンを作り出して「リフトアップ」できる治療が、スマスセラなのです。