生まれつきだけじゃない!食べても太らない体質になる7つの方法
「食べても太らない体質ってうらましい。だけど生まれつきだよね…?」
「私は生まれつき太りやすい体質だなあ…」
痩せたいと思っているけど、食べても太ってしまう体質は生まれつきだからとお悩みではありませんか。
しかし、諦めることはありません。
なぜなら食べても太らない体質は生まれつきでなくとも身につけることができるからです。
この記事では、食べても太らない体質の人の特徴とその要因、食べても太らない体質になる方法について解説します。
「食べても太らない体質になりたい!」という方はこの記事の内容を実践して、食べても太らない体質を手に入れてくださいね。
目次
食べても太らない体質は生まれつきだけが要因ではない!
食べても太らない体質は、生まれつきの要素だけではありません。太りやすいかどうかは生活習慣によっても大きく影響されるからです。
例えば、運動習慣があり筋肉量が多い方は、そうでない方に比べエネルギー消費が大きくなるため、食べても太りにくい体質と言えるでしょう。
また海外の研究によると、肥満になる原因は遺伝的な要因のほか、生活習慣などの環境によるものが複雑に絡んでいるとの報告があります。
筋肉量による消費カロリーの違い
筋肉量が多いほうがカロリーを消費しやすくなります。
カロリーを消費しやすいということは、太りにくい体質ということです。
食べたカロリーがエネルギーとして多く消費されることで、脂肪が蓄積されにくくなります。その結果、太りにくくなるのです。
たとえば、体の筋肉量が多い人は筋肉1kgごとに約50kcalのカロリー消費が増える傾向にあります。そのため筋肉量が多く体脂肪率が低い人ほど、太りにくい体質と言えるでしょう。
筋肉量はトレーニングを続けることで増やすことができます。
なので、生まれつきだけではない要因の一つになります。
生まれつきでない要因
生活習慣や食生活によって食べても太らない体質になることも可能です。
たとえば、習慣的に運動を行うことで基礎代謝が上がり、同じ量を食べても太りにくくなることがあります。
また、食習慣を改善することで、体が必要とする栄養素を効率的に摂取し、余分な脂肪が蓄積しにくい体質に変わることもあるでしょう。
そのため、「食べても太らない体質」は、生まれつきの要因だけでなく、生活習慣や食習慣、運動習慣などの後天的な要素によっても形成されます。
太らない生活習慣である
運動を定期的に行い、しっかり睡眠をとり、規則正しい生活を心がけていると食べても太りにくい体質になることができます。
ウォーキングといった有酸素運動を1日20分以上行うことで、脂肪が燃焼されやすくなるといわれています。 また、筋トレをして下半身の筋肉を鍛えることで、基礎代謝の低下を抑えることが期待できます。
また良質な睡眠をとることで、成長ホルモンが分泌されやすくなります。成長ホルモンは、筋肉の合成や脂肪の分解に役立つため、ダイエットの心強い味方です。
このように、毎日規則正しい生活を続けることで、ホルモンバランスが整いやすくなり、食べても太りにくい体質へ変化していくでしょう。
太らない食生活をしている
食生活によっても、食べても太らない体質へ変えることもできます。
低糖質で高タンパクなどの太らない食べ物を選ぶようにすれば、多少食べすぎてしまっても太りにくくなるからです。
また、バランスの良い食事をすることでビタミン・ミネラルをとることができます。ビタミン・ミネラルは糖質をエネルギーとして消費する際に必要になるため、代謝が安定し、太りにくい体質となります。
そのため、太りにくい食べ物を選び、バランスの良い食生活にすることで、太りにくくなるのです。
生まれつきで食べても太らない体質の要因
痩せやすい体質が生まれつきだけではない一方で生まれつき痩せやすい体質である要因もあります。
生まれつき痩せやすい体質は、褐色脂肪細胞に関係していると言われています。
褐色脂肪細胞は、おもに鎖骨付近や胸まわりに分布し、脂肪を燃焼し熱を生む働きのある脂肪です。
褐色脂肪細胞が活発に働く人は、食べたカロリーを効率良く消費できるため、食べても太りにくい体質であると言えるでしょう。
また、褐色脂肪細胞の働きには大きな個人差があり、活発に働く人は同じ量を食べても太らない。つまり「太りにくい体質の人」と呼ばれるわけです。褐色脂肪細胞の量の違いは遺伝によるものが多く、基本的に成人してからは増えません。
このように、遺伝的な要因で食べても太りにくい体質になることがあります。
食べても太らない体質の人の特徴3つ
食べても太らない人には、単純に食事の量が少なかったり、低カロリーの物を食べていたりすることで太らないという方もいます。しかし、周りと同じように食事をしていても、太らない人もいます。
食べても太らない人の特徴は次の3つです。
- 腸内環境が整っている
- 睡眠が十分に取れている
- 定期的に運動をする習慣がある
以下で解説します。
腸内環境が整っている
腸内環境が整うとは、腸内細菌のバランスが整っており、腸が正しく機能している状態を言います。
腸内環境が整っていると、栄養をスムーズに吸収することができるので、体の隅々に栄養が行き渡りやすくなるのです。
代謝の役割を担っている肝臓にも栄養が効率よく運ばれて活発に働けるようになるので、代謝が上がります。
そのほかの内臓も正常に働くので体温が上がり、カロリーが消費されやすい体になります。
腸内環境が整っていることで、食べても太らない体質になるのです。
睡眠が十分に取れている
睡眠不足は、ホルモンバランスが乱れてしまい、太りやすくなってしまうのです。
睡眠不足によって、食欲を促進するホルモン「グレリン」が多く分泌され、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少します。
グレリンとレプチンのバランスが乱れることで、お腹が空いているわけではないのに食べ過ぎてしまい、摂取カロリーが人よりも増えてしまうのです。
また、睡眠中には「成長ホルモン」が分泌され、筋肉の修復や新陳代謝が行われます。
睡眠不足が続くとこれらの働きが鈍くなり、筋肉量が減少し、基礎代謝がさらに低下します。
睡眠が十分に取れていることで、ホルモンのバランスが整い太りにくくなるのです。
定期的に運動をする習慣がある
人が太る原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回るからですよね。
定期的に運動する習慣がある人は、活動量が多いため消費カロリーも多くなります。
さらに筋トレをしている人は、基礎代謝が高くなるため、より痩せやすい体質と言えるでしょう。
また、日中に適度な運動をすると、夜に睡眠ホルモンのメラトニンの分泌量が増え、自律神経のバランスも整い、質のよい睡眠にもつながります。
そのため、運動を定期的にする習慣がある人は、食べても太りにくい体質になるのです。
食べても太らない体質になる7つの方法
「食べても太らない体質」になれるのであるなら、ぜひなってみたいですよね。
ここでは、食べても太らない体質になる具体的な方法を7つ紹介します。
ご自分で取り入れられるものから実践してください。
腸内環境を良くする
食べても太らない体質にする1つ目の方法は、「腸内環境の改善」です。
腸内環境を改善すると、多くの種類の腸内細菌が増えて消化を促してくれるため、脂肪が蓄積されにくくなります。
腸内環境を整えるには、バランスの取れた食事、適度な運動と睡眠が大切です。できるだけ高カロリーなものは控えて、栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。
特に、ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品、わかめやキャベツなどの食物繊維を多く含むものを積極的に摂取するのがおすすめです。
規則正しい生活と食事をすることにより、腸内環境も良くなって、食べても太らない体質に近づくことができますよ。
ストレスを減らす
食べても太らない体質にする方法2つ目は、「ストレスを減らす」ことです。
ストレスと太りやすさは関係しています。
なぜなら、ストレスが増えてしまうと食べすぎたり、自律神経が乱れて基礎代謝が落ちたりして太りやすい身体になってしまうからです。
また、無理なダイエットによってストレスが引き起こされる場合もあります。
「食べたら太るから…」と無理に食事制限をしすぎると、それがストレスの原因となり悪循環になってしまうこともあるでしょう。
そのため、体重の気にしすぎによる無理なダイエットは避けて、上手くストレス発散しながら、食べても太らない体質へと変えていきましょう。
もともと太らない体質でなくても、ストレスを発散して溜めないようにすると体質は変わっていくはずです。
日常生活の活動量を増やす
運動以外にも家事や仕事、通勤、趣味などでもカロリーを消費します。
ハードな運動をしなくても、日常の生活で少し動く機会を増やすだけで消費カロリーを増やすことができ、太りにくい体質になっていくのです。
以下は、日常生活で活動量を増やす具体例です。
- 一駅分よけいに歩く
- 椅子に座る時間を減らす
- エレベーターを使わずに階段を使う
- 昼休みは会社の外まで散歩する
- 家事をすばやく行う
- 料理をしながらつま先立ちをする
工夫次第で日常生活の活動量をどんどん増やすことができますよね。
ひとつひとつの行動が、ダイエットにつながると思って行動すれば、苦にならずに活動量を増やすことができるでしょう。
太りにくい食材を選ぶ
食事では、栄養をバランス良く摂ることはもちろん、太りにくい食べ物を選ぶこともポイントです。太りにくい食べ物を選ぶ際は以下の3点を意識しましょう。
- 高タンパク・低糖質なもの
- 食物繊維を多く含むもの
- 噛みごたえのあるもの
タンパク質不足が続くと、基礎代謝が低下して太りやすくなるおそれがあります。
高タンパク質な食品のなかでも、鶏むね肉や赤身肉のように低脂質なものを選ぶと、カロリーを抑えられますよ。
野菜やきのこ類などに含まれる食物繊維は、一般的にお通じをサポートしてくれる成分として知られています。
整腸作用だけではなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下など、ダイエットに役立つ効果もあります。
また、しっかりと噛みながら食事をすると脳の満腹中枢が興奮するため、食べすぎ対策につながるでしょう。
きのこや海藻など食物繊維が豊富な食べ物を選び、食事のはじめにゆっくり噛みながら食べるのがおすすめです。
運動習慣をつける
運動習慣を身に付けることも、太らない身体をつくるために大切です。
実際に運動を始めるときのポイントは、有酸素運動と筋トレを組み合わせることです。
ただ痩せるだけではなく、太らない体質を作るためには、有酸素運動で脂肪を燃焼させながら、筋トレで基礎代謝を高める必要があります。
まず大切なのが、運動する時間を生活の中に組み込むことです。
運動習慣を身に付けるためには無理をせず、適度に休みを取るようにしてください。
普段運動をしない方は、運動の頻度を週2〜3回程度にするのがおすすめです。運動した翌日は休み、更に次の日に運動するなど、無理のないペースで続けることを目標にしてみましょう。
運動の種類も陸上のものに限らず、水中ウォーキングや水泳も検討してみましょう。水中での運動は、関節など体への負担を抑えることができるからです。
まずは楽しく継続できることを重視して、自分に合った運動から始めることが大切です。短時間の運動でも効果はあるため、できる範囲で少しずつ挑戦していきましょう。
お風呂にゆっくりと入る
食べても太らない体質にする方法6つ目は、「お風呂にゆっくり入る」ことです。
お風呂に入ると、血流が促進されるため代謝がアップします。
代謝がアップすることで、カロリーを多く消費してくれるようになるため、太らない体質へと変わっていくのです。
中には、仕事や家事で忙しく「シャワーだけでいいか…」と湯船につからない方もいるでしょう。
しかし、お風呂にしっかりつかると代謝がアップするだけでなく、ストレス解消や疲労回復など多くの効果をもたらしてくれるので、湯船に入らないのはもったいないです。
たとえ忙しくても、お風呂に入る時間を確保し、湯船にしっかりつかるようにしましょう。
十分な睡眠を取る
食べても太らない体質にする方法7つ目は、「十分な睡眠」をとることです。
睡眠時間は、ダイエットと密接な関係があり、「睡眠不足はダイエットの敵」と言われるほどです。
睡眠時間が短いと、「レプチン」と「グレリン」というホルモンバランスが崩れるため、太りやすい体質になってしまいます。
食べても太らない体質になるためには、これらのホルモンバランスが崩れないようにすることが大切です。
睡眠時間が短いと感じる方は、食べても太らない体質にするために充分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
また寝つきを良くするためには、これまで紹介した入浴や運動をするほか、夜間のスマホやパソコンは早めにOFFにしたり、寝酒、喫煙、カフェインは避けたりすることがおすすめです。
まとめ
本記事では、生まれつき食べても太らない体質の要因、食べても太らない体質にする方法について解説しました。
食べても太らない体質というのは、生まれつきとは限りません。
バランスの良い食事を心がけていたり、代謝に良い睡眠や入浴の習慣を身に付けていたりと毎日の積み重ねで変えていくことができるのです。
「自分は生まれつき太りにくい体質じゃないから…」と、諦める必要はありません。
今回ご紹介した、「食べても太らない体質にする方法7つ」を参考に生活習慣を見直してみて下さい。
毎日継続していくことで、食べても太らない体質へと変わっていくでしょう。