リベルサスで痩せない!痩せない人が陥る勘違いと原因を解説

「リベルサスを飲んでいるのに痩せない!」
「リベルサスを飲めば簡単に痩せるって本当?」

このようなことで悩んでいませんか。
楽して痩せられるならだれもが試してみたいと思いますよね。

実際に、SNSなどの口コミでは服用しただけで痩せたなどの投稿が多く見られます。
なにもせずに痩せたと聞くとなんとなく怪しく思ってしまいますよね。

このような書き込みが多いためリベルサスが怪しい薬なのでは?と思ってしまう人もいますが、リベルサスは厚生労働省に認可されている、GLP-1 受容体作動薬として初の経口薬です。
なので、怪しい薬ではありません。

この記事ではすでにリベルサスを服用中なのに痩せない人や、本当に痩せるのか不安でなかなか始められない方のために、リベルサスで痩せない人と原因を詳しく解説します。

この記事を最後までご覧いただければ今まで誤解していたリベルサスについての認識を改めることができるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。

リベルサスを服用しても痩せない人の5つの原因

リベルサスを服用しても痩せない人の5つの原因

リベルサスを服用しても痩せなければ、以下の5つの原因が考えられます。

  1. 1.飲むだけで痩せると勘違いしている
  2. 2.好きなだけ好きなものを食べている
  3. 3.まったく運動をしていない
  4. 4.服用してからの期間が短い
  5. 5. BMIが18.5に近い

それぞれご説明しますので、自分に当てはまっていないか振り返ってみてください。

飲むだけで痩せると勘違いしている

「リベルサスを飲むだけ痩せる」は勘違いです。

リベルサスは、あくまでダイエットをサポートするお薬に過ぎません。
直接的な痩せる方法は栄養バランスのよい食生活と適度な運動であり、リベルサスはこれらの方法で得られる効果を引き出すために使用するものです。

リベルサスのみに頼るのではなく、「基本は食事と運動」であることを重視してください。

好きなだけ好きなものを食べている

リベルサスを飲んでも痩せない人は、好きなものを好きなだけ食べていないでしょうか?

たとえ有効な服用薬を使用しても、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太ってしまいます。
リベルサスは、少ない食事で満腹感が得られるようなお薬です。

食べすぎてしまってはせっかくの有効性も失われてしまうので注意しましょう。

まったく運動をしていない

リベルサスだけ飲んでまったく運動をしないのはよくありません。

リベルサスは食欲を抑える働きを持つ薬であり、消費カロリーを劇的に増やす薬ではないのです。
痩せるには消費カロリーを増やすのが鉄則で、運動をせずにそれを願うのは無理というもの。

リベルサスの服用と同時に適度に体を動かす習慣も大事にしましょう。

服用してからの期間が短い

リベルサスを試しても痩せない人は、ひょっとすると服用期間が短いのかもしれません。

リベルサスは服用を続けることで食欲を抑え、自然に痩せる体を目指していきます。
その効果もすぐに現れるものではなく、早くて3ヶ月くらいといいます。

ダイエットに焦りは禁物!
そもそも極端に短い期間で痩せるのは体によくありません。

服用をはじめてまだ日が浅い人は、せめて3ヶ月待って様子を見てください。

BMIが18.5に近い

もともと痩せている人がリベルサス飲んでも大きな効果は期待できません。

それはリベルサスが肥満を抑える薬であることを考えれば当然ともいえます。
リベルサスは海外では抗肥満薬として認可されていますが、その対象は太りすぎて治療を必要とする人たちです。

一般的にはBMIが18.5以下に近い人ほど痩せにくいといわれます。
そのような人は薬に頼らなくてもよい状態なので、食生活や運動の面からの体質改善を目指しましょう。

リベルサスの効果を知ることが重要

リベルサスの効果を知ることが重要
ダイエットを成功させるためには、リベルサスにはどのような効果があるのか適切に知りましょう。
リベルサスに関する正確な情報を持つことで、どのような仕組みで痩せるかきちんと理解できるようになります。
ここではリベルサスの効果についてご説明します。

血糖値の急激な上昇を抑える

リベルサスには、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。

血糖値の急激な上昇は脂肪を余分に体内に溜め込むため、痩せ体質を目指す人にとってはよくありません。
リベルサスの服用を続けることによって、血糖値が緩やかに上昇して脂肪過剰になるのを防ぎ、太りにくい体質をつくるのです。

食欲を抑える

リベルサスには、食欲を抑える効果も期待できます。

リベルサスに含まれるホルモン「GLP-1」は通称「痩せホルモン」といわれます。
なぜ痩せホルモンかというと、脳の満腹中枢に作用して「お腹いっぱい」のシグナルを送り、食欲を抑制する働きがあるためです。

食べすぎず適度にカロリー量を抑えることで、体重の減少を見込めるようになります。

少量の食事で満腹感を得られる

リベルサスには、少量の食事で満腹感を得られる効果を期待できます。
これは、胃の働きを抑えゆっくりと消化させる働きによるものです。

リベルサスの服用で食事中や食間でもお腹が空きにくくなるため、食べすぎず体重減少につなげることができます。

太りにくい体質になる

リベルサスの服用を続けることで、太りにくい体質に近づけるでしょう。
リベルサスには基礎代謝を高めて脂肪燃焼を促す働きがあり、自然に痩せる体をつくってくれます。

痩せるには消費カロリーを増やさなければならず、そのためにも基礎代謝を上げていきたいですよね。
リベルサスを有効に活用して「消費カロリー>摂取カロリー」の生活を維持しましょう。

痩せるための6つのポイント

痩せるための6つのポイント
ここでは、痩せるためにぜひとも心得ておきたい6つのポイントについてご説明します。
リベルサスの効果を最大限に引き出すためにも、ぜひこれらの点を意識してください。

薬はあくまでダイエットのサポート役

大切なのは、リベルサスだけで痩せようと思うのでなく、あくまでダイエットのサポート役として使用するということです。

上記の通りリベルサスには肥満予防薬としてのさまざまな効果が見込めるものの、劇的に脂肪を落とす作用はありませんし、またそのような作用を期待してもいけません。

脂肪は薬の力で急激に落とすのではなく、食事や運動、生活習慣の見直しで自然に落としていくのが理想です。

そのような地道なダイエットを手助けするために使用するのがリベルサスだとお考えください。

食べすぎには日ごろから注意する

日頃から食べすぎていては、せっかく効果のある薬を服用しても意味がなくなります。

食べすぎに注意するためにも、摂取カロリーや栄養バランスに気を配りながら毎日の献立を考え、間食をとる場合でもヘルシーで低カロリーのものを選ぶようにしましょう。

暴飲暴食の原因になりやすいストレスにも要注意。
適度にリフレッシュし、睡眠も充分にとるようにして、ストレスが溜まらないような生活を送りましょう。

食事の栄養バランスを見直す

食事の栄養バランスを見直すことも忘れてはなりません。

ダイエット中の食生活というと、野菜・果物に偏った食事になりがちですが、これだとたんぱく質も脂質も炭水化物も不足してしまい、栄養不足におちいります。

食べ物は特定の種類に偏るのではなく、すべての栄養素をバランスよくとり入れることが大切です。

健康的なダイエットのためには、PFCバランスを意識した食事が重要といいます。
PFCバランスとは三大栄養素の比率を示したもので、ダイエットの理想とされる比率は「たんぱく質13~20%」「脂質20~30%」「炭水化物50~60%」です。

このPFCバランスを意識し、健康的で質の高いダイエットを目指しましょう。

ウォーキングなど適度な運動をする

痩せ体質を目指すなら運動も欠かせません。
おすすめは、ウォーキングなどの適度な運動(有酸素運動)です。

有酸素運動はウォーキングや水泳、サイクリングなど筋肉への負荷が比較的軽い運動を指し、血液中の中性脂肪やコレステロール、体脂肪を減らす効果が見込めます。

軽いジョギングを毎日続けるだけでも効果的なので、ぜひダイエットにとり入れていきましょう。

アルコールは控える

痩せたいのであれば、ダイエット中のアルコールはほどほどにしましょう。

お酒に含まれる糖質は多く、がんばって食事制限しても飲酒の量が多いと太ってしまいます。

どうしても飲みたい場合は、低カロリーや糖質ゼロのものを選んだり、飲む分を差し引いて食事の摂取カロリーを調整したりするなど、ダイエットに影響しない範囲を心がけましょう。

正しい服用方法を守る

リベルサスで痩せるには、正しい服用方法を守ることが大切です。

リベルサスは1日1回、空腹時にお水(120ml以下)と一緒に飲みます。
推奨されるのは、胃に内容物が残っていない起床後の朝食前です。

服用後30分~2時間程度は食べ物や飲み物の摂取を控えること。
他の薬を常用している方は、リベルサスとの同時服用は避けてください。

早ければ3ヶ月で効果が現れる

早ければ3ヶ月で効果が現れる
さまざまな医療機関では「リベルサスの効果が現れるのは早くて3ヶ月」といいます。
とはいえ、薬の効き具合には個人差があるので、あくまで目安とお考えください。

服用は半年を目安に続けるべき

服用は半年を目安に続けるべき
リベルサス服用から3ヶ月経っても効果が現れなかったら、「自分には向いていないのでは?」と不信になってしまいますよね。

しかし、それだけで効果がないと決めることはありません。
人によっては長くかかる場合もあるので、3ヶ月~半年のスパンで見ておく必要があります。

服用はとりあえず半年を目安に続けてみてください。
それ以上経過してもなお効果が確認できなかった場合には、医師に相談して新たな方法を検討するのが望ましいでしょう。

リベルサスで痩せないときによくある質問

リベルサスはいつまで飲む?

あなたの目標体重や現在の体重によっても差がありますが、6ヶ月~12ヶ月を目安に継続することをおすすめしております。診察時に医師と相談しながら、継続していきます。

リベルサスの効果はいつから?

早い方で1ヶ月ほどで体重減少の効果が現れる方もいますが、ほとんどの方は3ヶ月ほどから体重が減少していきます。

リベルサスとサクセンダはどっちが痩せますか?

経口タイプは消化吸収の過程で100%体内にGLP-1を取り込むことは難しいです。一方、注射タイプのサクセンダは血管に直接取り込むので100%成分が吸収されます。この違いから、サクセンダの方がダイエット効果は高いとされています。

リベルサスは保険適用されますか?

リベルサスが保険適応されるのは2型糖尿病の方のみです。ダイエット目的で使用する場合は自由診療となり保険適応外です。

3mg,7mg,14mgによる効果の違いはありますか?

症状に合わせて医師が判断します。通常は3mgからスタートして、徐々に増やしていきます。

まとめ

まとめ
リベルサスで痩せない人の原因について解説しました。
最後にもう一度リベルサスで痩せない原因についておさらいしましょう。

  • 飲むだけで痩せると勘違いしている
  • 好きなだけ好きなものを食べている
  • まったく運動をしていない
  • 服用してからの期間が短い
  • BMIが18.5に近い

リベルサスはあくまでもダイエットをサポートしてくれる薬であって、飲むだけで痩せる万能薬ではありません。

今服用をしていてなかなか痩せないと感じている方は自分の食事と生活習慣をもう一度見直してみてください。
理想の体重を目指してぜひリベルサスでのダイエットをご検討ください。