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公開日:2022/11/26更新日:2022/12/15

過食を止めたい!原因と対策を知って悪循環を断ち切ろう!

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食べたい衝動が抑えきれず、大量に食べてしまう、口さびしくて何か食べずにいられないということはありませんか。
何度もドカ食いを繰り返すなど、食べ続けないと気が済まない人は、もしかすると過食症予備軍かもしれません。
過食は若い女性に多いといわれていましたが、現在では誰が過食症になってもおかしくない時代です。
過食の原因と対策を知り、悪循環を断ち切りましょう。

過食とは

過食とは

過食とは、食べたいという衝動をコントロールできずに、ムチャ食いやドカ食いを繰り返してしまう症状をいいます。

過食の人の「食べたい」という気持ちは、おなかが空いたから食べたいというものではなく、本人の理性を超えて強烈に起こるもので、気付くと大量に食べています。

過食を繰り返していると、「食物依存症」や「神経性過食症」へと移行することもあります。
テレビドラマで、若い女性が真夜中に冷蔵庫を開けて、ひたすら食べ続けるシーンを見たことがあるという人もいると思います。

過食になる前に対策を取る必要があります。
それにはまず、原因を突き止め、自分を客観的に見直すことが大切です。

過食の原因

過食の原因は以下の通りです。
 ストレス
 ダイエットのリバウンド
 月経前(PMS)の影響

現代社会は、グルメ番組などが人気を博し、太る誘惑がいっぱいです。
過食は肥満体形の人に多いですが、最近では、体形がスリムなのに過食の人も少なくないです。

自分がなぜ過食になったのか、客観的に見直してみましょう。

まれに、非定型うつ病や、バセドウ病などの甲状腺の病気を発症している場合もあるので、自分は過食だと、安易に決めつけないでください。

ストレス
イライラしたときに、何かを口にすると気分転換になった、幸せな気分になってストレスが解消したという人も多いと思います。

過食の人は食べるのが楽しいわけではありません。
自分のストレスを表せないため、食べるという行為に走ります。

ストレスによって、食欲が増し、一度に大食いしたり、1日中食べ続けたりする行為は「ストレス食い」、「気晴らし食い」と呼ばれています。

何らかのストレスを受けることで、突然食べたくなるスイッチが入り、大量に食べます。
大量に食べることでストレス解消の手段になっていますが、食べ終わると自己嫌悪に陥ります。

ダイエットのリバウンド
過食も拒食と根底は同じで、「痩せたい」、「美しくなりたい」という願望からです。
痩せたい願望を強く持っているのは10~20代の女性です。
例えば、拒食がダイエットの成功だとすると、過食はダイエットに失敗したことです。

過酷なダイエットを行い、拒食傾向になってもリバウンドを起こし、食べ過ぎるようになった、という人も珍しくありません。

しかし、痩せたい気持ちがあるため、食後に吐く行為をします。

過食の人は、やせ細っているわけではないので、周りの人は気付きにくいです。
隠れて食べることも多く、気付かれないまま症状が進むのが一般的です。

月経前(PMS)の影響
生理前は、つい食べ過ぎてしまうという人も多いのではないでしょうか。
実は生理前には、ホルモンバランスが崩れ、食欲を増進させるホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増えます。
一方で、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減り、セロトニンも連動して減少するという現象が体の中で起きています。

セロトニンの別名は、幸せホルモン。
食欲を抑え、満腹感を生み出すホルモンです。
生理前は、セロトニンが不足していることから、過食になりやすいといわれています。

ついつい食べ過ぎる、甘いお菓子に目がないという人は、もしかするとセロトニンの不足が原因かもしれません。
セロトニンを増やす方法をあとで紹介します。

過食への対策

過食への対策は以下の通りです。
 食べることに罪悪感を持たない
 日記や記録を付ける
 本当に食べたいものを食べる
 五感を使って食べ、満足度を上げる
 散歩に行く

過食の人は、大量に食べることを楽しんでいるわけではありません。
太ることに恐怖心を持っているため、食べたものを吐き出すため、食べることに罪悪感を持たないようにしましょう。
毎日の体重を記録し、自分を安心させるためにも、日記や記録をつけましょう。
本当に食べたいものを食べ、五感を使って、食べる行為を楽しむことで、過食を防ぐことができます。

食べることに罪悪感を持たない
過食の人は極端なダイエットの挫折からリバウンドし、ドカ食いに走ることが多いです。
無意識のうちに大量に食べたあとに自分を責めます。

食べることは人間の生命を維持する大切な行為です。

ストレス解消の1つとして過食があり、ストレス解消をしていると軽く考えるようにすると、気が楽になるため、思いつめないことも大切です。

日記や記録をつける
過食の人は自分が太っていると思い込み、太ることに恐怖を感じています。
また、太っている自分に対して、自信が持てずにいます。

自分の容姿や体形に自信がないため、自分を認めてもらいたいと思っている人も少なくありません。
そうした人にとって、体重計に乗り、毎日の記録を付けることは、ダイエットの効果が確認できるとともに、客観的に自分を見つめることにもつながります。

毎日の体重の変化だけでも記録してみましょう。
最近の体重計は、BMI値、体脂肪の量なども測定できるものもあります。

また、日記を付けるのもおすすめです。
体重や何を食べたか、どのような気持ちだったかなどを記すことは、頑張ってきた自分を褒めることにつながるため、日記や記録をつけましょう。

本当に食べたいものを食べる
過食は心理的なストレスなどによって引き起こされる、心の栄養が不足した状態です。
食べても満たされない状態が続くため、さらに食べようとします。
過食の人の多くは、過食を心の問題として捉えています。

口さびしいから食べるのではなく、本当に食べたいものを食べるようにしましょう。

食べたいものがない場合は、デパ地下などへ行って、美味しいものを探すのもいいでしょう。
おいしい匂いに誘われて立ち寄ったお店に、食べたくなるものがあるかもしれません。

五感を使って食べ、満足度を上げる
食事は五感を使っておいしく食べるものです。
家族全員もしくは友人、恋人同士で、会話を楽しみながら食べましょう。

食べ物の味や香り、歯ごたえを楽しみながら、ゆっくり食べてみましょう。
お気に入りの器を使って食べると、ひと味違います。
見た目にも気を配ると、食べることが楽しくなります。

過食に悩む人は、パスタやサラダ、パンなど、偏った食事をする傾向があるため、食事の質を上げるようにします。
パンよりも玄米、サラダよりも温野菜、具の多いみそ汁を食べるように心掛けましょう。

農林水産省によると、よくかんで食べることで少量でも満腹感が脳に伝わり、食欲が抑えられます。
かむことを意識して食べるようにしましょう。

散歩に行く
散歩は気分転換になるだけではなく、ストレス解消にもなります。
時間帯はいつでもいいのですが、特におすすめなのは「朝散歩」です。

早朝の新鮮な空気を体内に取り入れると、体内時計がリセットされます。
過食の人は食のバランスも生活リズムが乱れがちな人が多く、朝散歩することで気持ち良く1日を始められ、規則正しい生活できます。

太陽を浴びると幸せホルモンと呼ばれる、セロトニンの分泌が活発になります。
生理前に過食になるのは、セロトニンの不足も関係しているといわれています。
太陽を浴びて、幸せホルモンを増やすことで、過食を防止できるかもしれません。

過食を続けた場合に起こるリスク

過食を続けた場合に起こるリスク

過食を続けると、以下のようなリスクが生じます。
 体重増加
 虫歯
 唾液腺の肥大
 誤嚥性肺炎
 逆流性食道炎
 心臓障害

過食を続けると、体重が確実に増加します。
嘔吐することで、胃の内容物を吐き出すため、体重が増えない人もいます。

嘔吐を繰り返すことで、歯のエナメル質が溶け、虫歯になりやすいです。
ひどい場合は歯が抜けたり、歯肉炎になったりします。

過食を続けると、唾液腺への刺激が慢性化し、唾液腺が肥大します。
肥大すると、唾液腺の周りに痛みが生じて、発熱することもあります。

嘔吐によって発症しやすくなるのが、誤嚥性肺炎です。
食べ物が誤って気管に入り、炎症を起こす病気で、発熱、激しいせき、たんなどの症状が現れます。

逆流性食道炎も嘔吐によって引き起こされます。
胃酸や胃の内容物が食道に逆流し、食道に炎症が起きる病気です。
食後の胸焼けや痛みなどの症状が現れます。

嘔吐を繰り返していると、カリウムやナトリウムといった、体の機能を正常に保つ成分も一緒に排出され、動悸がしたり、不整脈になったりします。
心臓にも負担がかかるため、命にかかわることにもなりかねません。

このような場合は医療機関に相談を

このような場合は医療機関に相談を

過食を繰り返す、やめたいのにやめられない、過食後に自己嫌悪に陥り、口に手を突っ込んで吐いてしまうといった行為が1カ月以上続く場合は、精神科もしくは心療内科を受診しましょう。
摂食障害情報ポータルサイトによると、米国精神医学会の新しい診断基準では、過食が週1回でも認められた場合、治療する必要があります。

体調不良が起きているなら、すぐに治療が必要です。
手遅れにならないように対応しましょう。

医療機関での治療は外来通院が基本です。
過食による嘔吐をなくし、食欲のコントロールを行うため、カウンセリングなどを行って、薬物療法や心理療法に取り組みます。
うつ症状がある場合は、入院治療を行うこともあります。

まとめ

まとめ

過食は、ダイエットのリバウンドやストレスなどで、本人の意思に関係がなく、食べたくなるスイッチが押され、大量に食べ続けることを繰り返す症状です。
時間はかかるかもしれませんが、医療機関で適切な治療を受けて、心身ともに健康になりましょう。