公開日:2023/10/11更新日:2023/10/25

お腹がすいた時の対処法!ダイエット中に効果的なツボ15選

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「お腹がすいたけど良い対処法を知りたい」
「ダイエット中だし食欲をおさえるツボなんてないかな」

このようなことで悩んでいませんか?

ダイエット中にお腹がすいてしまい食べ過ぎてしまうことはよくあります。
ダイエット中は常に食事制限をしているため、ストレスなどをきっかけに反動で食べてしまうこともあるでしょう。

そこで本記事ではお腹がすいた時の対処法として、ツボ押しを活用して食欲をおさえる方法をご紹介します。
耳や手などにある特定のツボを刺激することで、空腹感を和らげることができます。

さらに、お腹のツボを押すことで代謝を上げ、脂肪燃焼効果も期待できます。
また本記事では、ダイエットに効果的なツボを15か所解説しています。ツボを押して食欲をコントロールし、ダイエットを成功させましょう。

お腹がすいた時の対処法としてツボがおすすめ

お腹がすいた時の対処法としてツボがおすすめ
お腹がすいた時の対処法として、ツボ押しがおすすめです。
ツボには食欲のコントロールに関わるものがあるからです。

ツボ押しは東洋医学のひとつで、体のいたる所にあるツボを押すことによって、体調をととのえたり、不調を改善したりします。
ツボを押すことで体の機能をコントロールする「自律神経」に作用するからです。ツボ押しによって、自律神経の働きを調整し、健全な状態へ導くことで体調が整います。

よく目が疲れたらこめかみや目頭を押したり、肩がこったら首の筋をマッサージしたりするのも、実は無意識にツボを押しているのです。
今回はたくさんあるツボの中でも空腹をまぎらわせてくれるツボのほか、ダイエットに効果的なツボをご紹介します。

ツボの刺激方法

ツボの刺激方法
ツボの基本的な刺激方法は指でツボを押していきます。

ツボの押し方
  • ツボに指を当てて、3段階で徐々に力を加えて押す
  • イタ気持ちいい程度の強さで5秒ほど押す
  • 3段階で徐々に指の力を抜く
  • ①~③を3〜5回ほど繰り返し、左右とも行う

ツボは指のほか、場所によっては綿棒やゴルフボールなどを使用することがあります。
注意点としては、力ずくでツボを押さえることや発熱時のツボ押しなどは控えてください。

ツボを押す時のコツ

ツボを押すときのコツは「位置と効果を確認」し、基本的には「イタ気持ちいいくらいの強さ」で押すようにしましょう。

位置と効果を確認する

ツボを押す際は位置と効果を確認するようにしましょう。
ツボは全身に張り巡らされた神経が重なり合う場所であり、それぞれのツボには神経を通して全身のさまざまな臓器や器官の調子が反映されています。そのため正しい位置でなければ、効果が実感できない場合があります。

ツボは骨の近くを通っていることが多いので、骨をたどっていくと正しいツボの位置をみつけることができるでしょう。
そしてツボを押す時は、押す角度も重要であるため、皮膚に対して垂直に押すようにしてください。

イタ気持ちいいくらいの強さで押す

イタ気持ちいいと感じる場所が正しいツボの場所であり押し方でもあります。
1つのツボにつき、3〜5回までが目安です。何度も押しすぎると効果が思うように得られないこともあるので注意してください。
また耳にかぶれや傷があると炎症を起こす事や、傷が広がるなどの可能性があるため、ツボ押しは控えるようにしましょう。

お腹がすいた時に効果的なツボ9選

お腹がすいた時に効果的なツボ9選
ここでは、お腹がすいた時に効果的なツボを9か所解説していきます。

耳には100以上のツボが存在しており、中でも「胃点」、「肺」、「神門」、「飢点」が空腹時に効果的です。

ほかにも口まわりや後頭部、手のひらにも食欲をコントロールするツボが存在しています。

また耳を刺激する際には、綿棒を使用するとツボをピンポイントで押しやすくなります。

綿棒をツボに垂直に当てて、軽く痛みを感じる場所を5秒ほど押しましょう。

片耳ではなく、両耳を押すことが基本です。

胃点(いてん)

胃点(いてん)
胃点は耳の穴の上の軟骨を後ろ側にたどっていき、軟骨の先端の下側にあります。
胃点は胃の働きに関わり、空腹の不快感を感じにくくする働きがあるツボです。
ほかにもストレス性の胃炎や胃痛を予防したり、胃の働きを正常にして、消化力を上げたりする効果があります。

肺(はい)

肺(はい)
肺は耳の穴の後ろ側のすぐ横にあるツボです。
肺は食欲をコントロールしてくれるツボで、食欲中枢がある脳の視床下部につながるとされ、押すことで余分な食欲がおさえられる効果があります。
ほかにも肩こりによる目の疲れ、頭痛、吐き気にも効果があるといわれています。

神門(しんもん)

神門(しんもん)
神門は耳の上部にあるY字形の軟骨のくぼみの間にあります。
神門はストレスを和らげ、リラックスさせる効果があります。
過食の原因にもなるイライラを抑えるとともに空腹感も軽減してくれるためダイエットに効果的なツボです。

飢点(きてん)

飢点(きてん)
飢点は耳の穴の前にある小さな突起の付け根部分のくぼみにあります。
飢点を押すと満腹中枢が刺激され、食欲抑制の効果があります。
飢点は食事の10〜15分前に押すのがおすすめです。

労宮(ろうきゅう)

労宮(ろうきゅう)
手にも食欲のコントロールに効果的なツボがあります。「労宮(ろうきゅう)」と「胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)」です。
労宮の位置は手をグーにした時に、中指の先が当たるところにあります。

労宮を押す際は、深呼吸の吐く息と同時に、ゆっくりと心を落ち着けながら左右のツボを押しましょう。
労宮は食欲をおさえるだけでなく、イライラをしずめてくれたり、慢性疲労にも効き自律神経を整えたりするといわれています。

胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)

胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)
胃・脾・大腸区は手のひら側の親指の付け根から手首にかけて広がっているところにあります。
胃・脾・大腸区をまんべんなく刺激することで、食欲の抑制が期待できるといわれています。
ツボを押す際は、爪を立てないように気をつけながら、痛みを感じる程度に強めに押しましょう。

強間(きょうかん)

強間(きょうかん)
強間は頭頂部から指4本分(5〜6cmほど)後ろ側にあります。
強間を押すことで、満腹中枢が刺激され、食欲を抑制する働きがあるといわれています。
強間は指先で1回10秒ほどじわっと軽く押したあとに、5秒ほどあけてもう2〜3回押しましょう。押す際はあまり強く押さないように注意してください。

地倉(ちそう)

地倉(ちそう)
地倉は口の両端(外側)にあるくぼみのところにあります。
くちびるを閉じて人差し指をくぼみにひっかけるようにして、左右同時に3〜5回押すようにしましょう。
地倉は食欲を健全な状態にし、食前に押すと食べ過ぎ防止に効果的といわれています。ほかにも顔のむくみやくすみの解消や、口周辺のたるみ、ほうれい線にもよいといわれています

人中(じんちゅう)

人中(じんちゅう)
人中は、鼻と上くちびるの間で、いわゆる鼻の下にあります。
人中を人差し指でゆっくりじんわりと指圧していくことで、空腹をやわらげることができます。

押す際の注意点は、強く押しすぎないことです。強く押しすぎると、内出血をおこして血行が悪くなってしまう可能性があります。
人中を押す時は、ゆっくりと痛くない程度に刺激するようにしましょう。

ダイエットに効果的なツボ6選

ダイエットに効果的なツボ6選
食欲をコントロールするほかにも、消化を助けたり、ストレスを和らげたりするツボがあります。
ここではダイエットに効果的なツボを6か所ご紹介します。
こちらも合わせて確認してダイエットの効果を高めていきましょう。

脂肪燃焼を助けるツボ【中脘(ちゅうかん)・食堂(しょくどう】

中脘と食堂は脂肪燃焼を助けるツボといわれています。

中脘(ちゅうかん)

中脘(ちゅうかん)
中脘はお腹のみぞおちとへそを結んだ、ちょうど中間のあたりに位置するツボです。
中脘は体内に溜まった余分な脂肪や、むくみに働きかけて体内のめぐりがスムーズになる効果があるといわれています。
起床時に中脘を押せば代謝を上げるため、痩せやすい体を作ることができおすすめです。

食堂(しょくどう)

食堂(しょくどう)
食堂は耳の穴の真上の軟骨の根元にあるツボです。
消化器全体の働きを活発にすることで代謝がアップする効果があるといわれています。代謝が高まると脂肪燃焼力が高まり、内臓脂肪から落ちていきます。
綿棒をツボに垂直にあて、グッと押しましょう。

ストレスを和らげるツボ【合谷(ごうこく)・百会(ひゃくえ)】

ストレスを和らげるツボに合谷と百会があります。
ダイエット中は何かとストレスがたまりがちなのでおすすめです。

合谷(ごうごく)

合谷(ごうごく)
合谷は手の甲側の、人差し指と親指の骨が交差するくぼんでいるところにあるツボです。
合谷を押すことにより、ストレスで乱れた自律神経の動きを正常に戻し、気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。痛みを和らげる万能ツボなので、頭痛や歯の痛みにも効果的です。

反対の指でゆっくり5秒ほど押し、ゆっくり指を離す。これを5回ほど繰り返します。
朝起きた時や、通勤時間や勤務中に押すと良いでしょう。

百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)
百会は両耳を結んだ線とみけんを通る体の中心線が交わる、頭のてっぺんよりも少し前にあるツボです。
百会を押すと自律神経が整い、精神的なストレスが緩和されることで、リラックス効果があるといわれています。また頭の血流がよくなり、頭痛、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、二日酔いの症状などにも効果的です。
百会は指で5秒かけてゆっくり押し、3秒止めてからゆっくり離す。これを3〜5回ほど繰り返しましょう。

消化を助けるツボ【足三里(あしさんり)】

足三里(あしさんり)
足三里は膝のお皿を同じ側の人差し指と親指で囲み、中指をまっすぐ伸ばしたところにあるツボです。
足三里は胃酸を出し、消化を助けてくれる効果があります。また、食欲が出ない時にも使えるツボです。
足三里は中指で外側から内側に押すようにしましょう。

デトックスに良いツボ【湧泉(ゆうせん)】

湧泉(ゆうせん)
湧泉は土踏まずのやや上の中央にある、足指を曲げるとへこむところにあり、足裏をタテに3等分したときに、指側から1/3あたりにあるツボです。
湧泉は老廃物の排出、むくみの緩和、ホルモンバランスの安定、体力・気力の回復など幅広い効果があります。
両手の親指で湧泉を押すと上手く力が入ります。手で押すのが難しい場合は、ゴルフボールで押す、青竹の上に乗り足踏みをすることで、心地良く刺激することができます。

まとめ

まとめ
お腹がすいた時の対処法として、ツボ押しを活用して食欲をおさえる方法をご紹介しました。最後にもう一度ツボの位置と効果をおさらいしてみましょう。

お腹がすいた時に効果的なツボ9つ
  • 胃点:耳の穴の上の軟骨を後ろへたどった先端
  • 肺:耳の穴の後ろ側のすぐ横
  • 神門:耳の上部にあるY字形の軟骨のくぼみ
  • 飢点:耳の穴の前にある小さな突起の付け根部分のくぼみ
  • 労宮:手をグーにした時に、中指の先が当たるところ
  • 胃・脾・大腸区:手のひら側の親指の付け根から手首にかけて
  • 強間:頭頂部から指4本分後ろ
  • 地倉:口の両端
  • 人中:鼻の下
ダイエットに効果的なツボ6つ

  • 中脘:お腹のみぞおちとへその中間
  • 食堂:耳の穴の真上の軟骨の根元
  • 合谷:人差し指と親指の骨とのくぼみ
  • 百会:頭のてっぺんよりも少し前
  • 足三里:膝の下
  • 湧泉:土踏まずのやや上の中央

ダイエット中は食事制限もあり、お腹がすきやすくなります。しかし空腹に対処せずにただ我慢するのは、なかなか耐えられるものではありません。

今回紹介したツボ押しを活用して空腹を乗り越えて、ダイエットを成功させましょう。

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